美濃牛 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.43
  • (35)
  • (77)
  • (175)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 616
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (770ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062737203

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 古今東西の物語の意匠と作家へのオマージュがちりばめられた、精密で豊潤な傑作推理小説。
    うーん、面白かった。各節の冒頭に様々な引用が用いられ、それが本当にしっくり馴染む。
    読みやすい文章、人物像も嫌いじゃないし展開も好み。超長編をものともせず読みました。
    殊能氏はこんなにも博識だったのですね、感心しきりです。続編もゆっくり楽しみたい。

  • 作者の本を読むのはこれで二作目。
    以前読んだハサミ男も最高でしたが、これもすごく面白かった!
    最初、うわ分厚いなぁ…と思ったもののすごく読みやすくて話も先が気になるのでサクサク読めた。

    山奥の村の奇跡の泉とかわらべ唄とかワクワクする要素や、他の作品へのオマージュも多くて読んでて楽しかった。

    こんがらがった事情も多かったのに謎解きは複雑ではなくスッと理解できるものでなんかもう本当凄い。

    最後に出てきたアントニオの出番は少なかったもののインパクトはでかい…。

    以降の作品を読むのも楽しみ〜!

  • 長い助走、狂言回しがみごとです

  • まさかやおい穴を利用したトリックがあるなんて!
    キャラが立っててどいつもこいつも良さがある。

  • 殊能さんの著書は思い出深いハサミ男に続き2作目。読みごたえのある長編だが、登場人物が個性豊かで楽しく読めた。序盤の親子の対比がよかった。何よりも引用の数が半端じゃない。すごくいろいろなものを読み漁っていたんだなと感心した。ご冥福をお祈りします。

  • 700頁を超える大長編。クライマックスで登場する美濃牛の正体は何だったのか。天瀬の幻聴?亀恩洞の迷宮と窓音の中の迷宮の対比が印象的であった。

    前半は様々な人物の視点からなる群像劇で、キャラ同士の掛け合いも楽しめる。気に入ったのは藍下と出羽のコンビ。
    クライマックスで美濃牛が現れたのが面白かった。それも天瀬の前だけに。美濃牛ではなく窓音を選んだ天瀬。果たしてそれは天瀬の意思だったのだろうか。
    窓音の底知れぬ存在感は美濃牛をも凌ぐかもしれない。

  • 個人的に最悪な状況で読み進めた本。扁桃炎やら、身内のクソッタレな問題やら。人はいつでもどこでも大抵俺を困らせる理解不能な存在だ。俺の思いと小説はいつでもその時々の状況にリンクする。そうだよな、アル中になったお前。

  • 読みやすく、読みごたえもあり、探偵が魅力的という素敵なミステリ小説でした。

    読んでいるときは冗長な気もしましたが、不必要なエピソードがまた登場人物の魅力を描いていたり、たんに面白かったり、ヒントが隠されていたりもするのでこれは外せないなと。句会の場面に和みました。

  • お金で人が変わる

  • 名探偵登場。

著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2016年 『子どもの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

美濃牛 (講談社文庫)のその他の作品

殊能将之の作品

ツイートする