ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062737685

感想・レビュー・書評

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  • 《あかずの扉》研究会でシリーズ化されているメフィスト受賞の第一作。
    大学のサークル《あかずの扉》個性的なメンバー6人。帰省から帰らない女子高生を探しに行く彼女の祖父の館。そこで次々と起こる殺人事件。
    たぶん面白いんだろうなあ。
    本格ミステリーなんだろうなあ。
    ポップでライトな文体と登場人物に振り回されて、どうも読み込めない。
    ライトな感じかと思えば複雑で詰め込まれたマニア的トリック。
    今回は、タイトル“ドッペルゲンガー”をどう扱うんだろうと期待を持ちすぎて、わかんなくなった。
    どうも会話が軽い感じが苦手みたい。

    • おびのりさん
      しかも勘が鈍い。
      しかも勘が鈍い。
      2024/02/01
    • 土瓶さん
      ヽ( ´ー)ノ フッ
      行き当ってバッタリは旅の醍醐味よ!
      ヽ( ´ー)ノ フッ
      行き当ってバッタリは旅の醍醐味よ!
      2024/02/01
    • 1Q84O1さん
      みなさん読書に対して悟りを開いている…
      みなさん読書に対して悟りを開いている…
      2024/02/01
  • 600ページ越えの読み応えがある作品ではあるのだが、マンガのような登場人物や、軽めの文章のおかげで非常に読みやすい。

    熊が首を捻ったり、地下室の壁に名前が書いてあったり、窓の外にユイがいなかったり...
    伏線の仕込み方がとても巧い。

    館の仕掛けも面白かったが、全体的に解決編が長い割に分かりにくいという感じだったので、もう少し分かりやすくまとめてくれると良かったかな。

    続編も楽しみ。

  • メフィスト賞受賞作。ライトな語り口だが、内容はしっかりと本格ミステリ。大掛かりなトリックも良く、伏線の張り方にも唸らされる。面白かった。

  • 再読でした。すでに熊の取っ手あたりで一度読んでるなと思い出したんですがもう止められず最後まで。クローズドサークルの内と外、阿吽の呼吸の探偵二人が素敵です。ずるい?いえ伏線も見事です。みなさんのレビューを拝見し、意外と評価が低い人が多いことに驚きましたが、そういえば初読の時は私もユイやカケルがうざかったなぁ、と(笑)。ラノベのノリは味として新本格の王道を豪快にぎゅぎゅっと詰め込んだという感じのこの本、当然好みは分かれるでしょうが、私は再読でも十分堪能しました。

  • 圧巻の600ページ超えですが、すごく読みやすいので肩が凝りません
    新本格館ものであり、お約束ぎっしりの雰囲気しっかりでわくわくします
    さまざまな伏線もどんどん回収され、収束するラストとキャラ立ちするメンバーが気に入って、続編シリーズ手に取りそうです

  • キャラが凄く好き。

    学生の頃に初めて読んだけど、内容は全く覚えてなくて、大人になってから読んだら…あれ?このトリックってダンガンロンパで…ってなりました。

    大掛かりすぎるけど、それが小説の醍醐味。
    二転三転するところも醍醐味。

    犯人の思考回路は理解不能でした。
    復讐って…弔い合戦って、なんだろ。

    あんなんで彼女が救われるはずはないのに…。

  • 本作が著者のデビュー作らしい。
    デビュー作長ぇ。600ページくらいある。
    細かいところ結構説明が抜けてて分かりづらいなぁってのは、デビュー作っぽい。

    トリックは相当詰め込んだ感じ。トリックそのものというよりは、解くプロセスかな。
    人間関係なんかは仮説も入ってきて結構ごちゃごちゃしてきた印象。
    あれ、これは違うんだっけ、みたいな。

    キャラクタは強烈。
    レギュラーっぽいメンバが6人もいるが、その殆どが濃い。

    取り敢えず続きも読むかな。

  • 詰め過ぎ感があり、長い。途中読み疲れた。
    推理を楽しませる隙があまり与えられず、最後にトリックを見せびらかされた感じ。
    研究会のメンバーたちは個性的で楽しい。

  • 新本格の見本のような作品。
    クローズドサークルでの連続殺人、作中の至るところにある論理、安いラブコメ(笑)
    犯行現場に無理があるのと、心理トリックに若干ムリを感じる。

    ただ、雰囲気づくりと練られたストーリーが本書を面白くしている。

  • “あかずの扉”研究会のメンバーが、奇怪な洋館“流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く…。
    館ものためどんな仕掛けがあるのか考えながら読んだがここまで大掛かりとは思わなかった。
    研究会のメンバーのキャラが立っているので好き嫌いが分かれてしまうかなと思うが、そこは問題なかったが、やりたい事を詰め込みすぎた印象があるかな。
    意外な展開となりタイトルの意味もしっかりと回収されているし楽しめた。次作も期待。

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