- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062737937
感想・レビュー・書評
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ハリーボッシュ第7弾は、シリーズ外の「我が心臓の痛み」主役のテリーマッケイレブとダブルキャスト。
おーなんて贅沢な。と思ったのもつかの間、おいテリー、おめー船宿のおやじなのに、なんでハリーボッシュを窮地に追いつめる?
上巻での裁判のくだりが何だかダレるなー、ボッシュ今回捜査しないのけ?と思ってたけど、下巻でなるほどねーと唸ります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダブルキャストに加え、マカヴォイ、キズミンやエドガーの名前も出てくる賑やかさ。
実際は中世期ボッシュの絵画に表出されているような闇の空気感。マッケイレブ主流の動きで展開する核にボッシュがぐぃっと辛み込む。いうなれば「使命感に基づいて突き進む復習の天使」と言ったところ・・
装丁にビシッとあるようにその絵画のオーラが前面に溢れた事件の展開という事もあってフクロウの像にまつわる捜査やボッシュに在り様を表し「闇の中に入って行くと闇が自分の中に入ってかけら迄奪っていく」というような‥訳の分からないハイソなレベル感で下巻へ。 -
私がコナリー作品を読んでいる順番だと、ちょうど前回読んだ人物が次の回にも出てくるという事が続いている様です。
その意味では、今回も、テリー・マッケイレブ、ジェイ・ウィンストンが登場します。
ですが、物語は、意外な方向に進みます。やっぱり、ヒエロニムス・ボッシュの話は避けられないんですね。って言うか、このシリーズが始まった頃から、伏線として明示的に潜んでいて、やっと回収が始まったと言う感じです。
下巻で、話はどう進むのか期待です。 -
下巻にて感想
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ハリー・ボッシュ・シリーズ第7作。
シリーズ作品とはなっているが、シリーズ外の主人公――『ザ・ポエット』のジャック・マカヴォイ、『わが心臓の痛み』のテリー・マッケイレブとの豪華共演。特にマッケイレブはボッシュと同じ比重で主要人物として登場する。
気になったのはマッケイレブの言葉づかい。前作とは訳者が異なるせいか、別人物のように思えてしまうのが残念。ボッシュとの違いを鮮明に表すためにも、前作を意識した言葉づかいにしてほしかった。 -
2つのシリーズの主役のコラボ。
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ボッシュが犯人なわけはないと思ったし、犯人は途中でだいたい想像ついた。それよりも、事件にずぶずぶと入っていってしまうテリーの、妻に対する開き直り感にちょっと抵抗が。というか、もともと自分が事件解決をごりおししたことからテリーの第二の人生が始まっているのに、反対するグラシエラに抵抗かな。
ボッシュの暗い闇を描こうとしたのだと思うけれど、私はボッシュシリーズを読んでいないけれど、引きこまれた。最後は、ボッシュサイドに引きこまれた。あともう1作、マッケレイブものを読んだら、ボッシュシリーズ1作目からいこうかな。
そうそう、「ポエット」のマカヴォイ兄ちゃん、でてきた。どうもこの人苦手なんだよな…。