密室殺人大百科 下 (講談社文庫)

  • 講談社 (2003年9月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (792ページ) / ISBN・EAN: 9784062738026

感想・レビュー・書評

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  • やはり文庫も手元に〜


    ぜひ〜

  • 編者まえがきにある読者を甘く見た、猿にもわかるトリック(「母屋との間にまっさらな雪があっても間に長い板を渡せば……」)というのは、山村美紗『花の棺』のことと思われる。『花の棺』は、必読リストからも除かれている。編者は、山村のような通俗作家が密室ものを書くことに何か含むところがありそうだ。密室もの作家がクローズドサークルを形成している?

  • 『死への密室』
    桐野義太の友人・八木沼が婚約者・新田靖香を巡って対立する中澤との賭けで自宅の壁を抜けると言う。新たな宗教に目覚めたとして全員にシェーのポーズを取らせる八木沼。消えた八木沼。もう一度壁抜けをすれば死ぬと根津愛に言われる八木沼。市街化調整区域に隠された謎。トレーラーハウスと「シェー」の秘密。

    『夏の雪、冬のサンバ』
    外国人が多く住むアパート。ドラゴンとアダ名される中国人を強盗犯として強請る隣人。ホームシックにかかったブラジル人のペレの部屋で飲み明かしたダビデ。発見されたドラゴンの遺体。アパートの周りの雪に着いた足跡。ペレの部屋の時計に隠された秘密。傾いたアパートの中で唯一傾いていないドラゴンの部屋。

    『縛り首の塔の館』
    心霊研究家マノリスクと富豪グットフェローズの対立。30マイル離れたグッドフェローズと肉体を離脱した霊魂で対決するというマノリスク。5人の立会人が見守る中鎧に身を包み縛られた状態で石室に閉じこもるマノリスク。グドフェローズの甥シドニー・パレットの立ち会いのもと金庫にしまわれた呪われたナイフ。同時刻ナイフに刺されて死んだグッドフェローズ。鎧の中のマノリスクも銃弾に撃たれ死んでいた。伝説のように塔で首をつった使用人マートン。

    『ラクダ殺人事件』
    エジプトでの撮影で起きた殺人事件。水沢武史が一晩でミイラ化し密室の小屋でラクダのミイラと発見される。日本で相談をうけた福門。正倉院と呼ばれる建物で発見される水沢武史の遺体。はずされた関節、巻かれた包帯。行方不明になっている水沢の弟。高床式の建物。

    『答えのない密室』
    作詞家の鹿崎永遠の死体発見。場所は鹿崎の自宅の地下シェルター。密室の現場。鹿崎の愛人・睦月の行方。事件前日に鹿崎が睦月についた嘘。連続殺人事件の容疑者として鹿崎に会いに来た探偵・凡堂の捜査。

    『時を結ぶ密室』
    何者かに射殺された沢本。扉を閉める直前に撃たれ弾き飛ばされた身体。過去に起きた殺人事件を調べていた沢本。同じ状況での死。

    『チープ・トリック』

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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