フォー・ユア・プレジャー (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738170

感想・レビュー・書評

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  • 園の存続のため新宿を走り回るハナちゃん園長。
    今回の裏のお仕事はクスリの売人探し。

    一方で、恋人の理沙が行方不明となり、相変わらず大忙し。
    今夜も眠れない園長先生だ。


    一夜をともにした男を探してほしいという依頼。

    だが、調べてみると、どうやらその男はクスリの売人らしい。
    今回の仕事もだんだん、きな臭くなってくる。

    そんな中、愛しき理沙の行方が分からなくなったという、
    理沙の妹からの電話。

    何者かに拉致された様子。

    ハナちゃん、パニック。

    マンションの一室に監禁されていることを突き止め
    救出に向かったところ、男女の射殺死体を同時に
    発見してしまう。

    事情があれやこれやこんがらがって、
    いつのまにか、警察学校で同期だった男の命を救うため、
    射殺犯を突き止めさせられる羽目に。

    このシリーズの魅力は一つや二つではない。

    園長先生という顔と、ヤバい仕事も請け負う探偵の
    二つの顔を持つ設定。

    そして、全員といっていいほど、愛おしくて好きになってしまう
    登場人物たち。

    凶悪、狂暴な経済ヤクザ、山内でさえ愛すべき人物に
    見えてくる。

    山内の危ない魅力は、別の作品、「聖なる黒夜」で、
    たっぷり描かれているので、そちらもおススメだ。


    警察学校で同期、今は山内の部下となっている
    斎藤の命を救うため、満身創痍で走り回る
    展開には泣けてくる。

    ともかく、ストーリー展開のスピード感は相変わらず。

    一ページ、一行に目が吸いつけられ、結末まで止まらない。

  • 園長探偵・花咲慎一郎 今回も危機一髪!
    無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。その上、最愛の女性・理紗が行方不明に……。 次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!?
    Amazon より

    かなりドキドキした.続きが出ているのに主人公が死ぬわけないと思いつつ、死ぬんじゃないかと思った.
    ところどころに、人生哲学が散りばめられているこのシリーズ.人間の弱さと強さの両方を思い知る.

  • 花咲シリーズ第二弾。
    今回も面白かったけど、ハナちゃんが忙しすぎて…、読んでいるこちらもちょっと疲れました。
    熱い、クサい、モテすぎな気がする。もっと苦悩に満ちた姿が見たいってのは意地悪かしら。

  • 花咲慎一郎シリーズ第2弾。

    今回もまた、人探しから麻薬の売人が浮上してきたり
    恋人の理紗さんが行方不明になってしまったり、
    赤ちゃんが緊急入院することになったり、
    さらには、元同期の命を懸けて、春日組の大幹部・山内から殺人事件の犯人探しを引き受けることになってしまったり…。
    自分の命だけでなく、友人や園にまで被害が出てしまうかもしれないリスクを背負いながら、東京中を必死に駆け回るハナちゃん。

    ほんの、2.3日の間の出来事だけど本当にいろんな事が起きていて、にこにこ園の子供たちが安心して眠っている間にも、不倫、麻薬の取引や銃撃戦、人が死ぬこともある。色んな人の人生や関係性が垣間見れたり、読み進めているうちに思わぬところであの人とあの人が繋がっていたり。世間は狭いなぁなんてちょっと面白く感じてしまう反面、そんな出来事は実は気付かないだけですぐ近くで行われているのかもしれないと思う怖さもある。

    最後の方で、
    奥さんが出て行ってしまい、生後間もない1人娘連れてにこにこ園を訪ねた父親にハナちゃんが言った言葉、「出来るんだ。」色んな修羅場を潜り抜けてきた直後だからこそ、この一言には重みと説得力がある。もう格好良すぎ…!



    山内練の出番が前回よりも結構多くて嬉しかったです。
    アメリカのパーティジョークを話して大笑いしてたりジーンズと裸足にスニーカーなんてカジュアルさも見られたりしてちょっと驚き。女も男も惹きつけるカリスマ性は相変わらず健在で、片腕にするほど信頼していた部下を笑いながら半殺しに出来る所など誰よりも残忍な所はあるけれど、何だかんだハナちゃんの事を気に入っていて懐が広いところがやっぱり好き。

  • 評価は4。

    内容(BOOKデーターベース)
    園長探偵・花咲慎一郎 今回も危機一髪!
    無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。その上、最愛の女性・理紗が行方不明に……。 次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!? 読み始めたら止まらない傑作シリーズ第2弾、待望の文庫化!

    最後は全て解決!と分かっていてもあっこっちの事件が絡みすぎて途中とっ散らかった感が。
    今回の花咲の命をかけた調査が組長の女たちの我が儘からだったとは何とも因果な世界だ。
    最大に印象的だったのは若頭山内。意外とお茶目で少々の情あり。それでも、本物のヤクザにはこんな人間的な部分は皆無だろうなぁ~
    相変わらずピンチに漏らす花ちゃんの投げやりな言葉は良いセンスしている。

  • 63/10000
    フォー・ユア・プレプレジャー
    柴田よしき

    花咲慎一郎シリーズ第2弾。
    これだけ勢いがあって、大変なストーリーなのにハッピーエンドは良いです。
    途中。死ぬ人がいなければもっと良いですね。

  • 相変わらずのダサい題名。ハナちゃんシリーズ第2弾。伏線の回収があからさまだけど、えええ、そんなにつながる???みたいな綺麗さ。最近なくて逆に新しい。

  • 【ハナちゃんシリーズ2】ハナちゃんが死ぬわけないよね(3あるし)松崎を殺した犯人は彼奴に違いないなどとうがった読み方をしていたのだけど(すみません)、やはり緊張感ハンパない展開。しかし台詞長い…。練が登場する度に浮き足立つのは免れない。斎藤の熱烈な告白も聞けたし(笑)充実した一巻でした。

  • 花咲慎一郎シリーズ第二話。
    次々に起きる(引き寄せる)トラブルは相変わらずだが、なんとなく温かくて読みやすい。

  • 無認可保育園の園長兼私立探偵の花咲慎一郎シリーズ。
    花咲に持ち込まれた人探しはクスリがらみのヤバイ仕事になり、さらに恋人の理紗が行方不明に…。無理難題連続の中戦う花咲の活躍が読み始めたら止まらない展開でよかった。
    また、前作同様一見関係なさそうに見える登場人物たちが、複雑に絡み合っていて後半にどんどん種明かしがされていくのも面白かった。
    何よりも花咲の保育園の子供たちへの思い・やさしさがとてもいい感じで描かれていていいなと思った。

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。2013年『激流』(徳間文庫)がベストセラーとなり、NHK「ドラマ10」にてドラマ化された。

「2018年 『象牙色の眠り 京都洛東連続死の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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