王莽 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738224

感想・レビュー・書評

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  • 全1巻

  • 歴史もの

    簒奪者として有名な王莽の生涯を書いた一冊。苦学の青年時代を経て豪商の後ろ盾のもと漢皇帝から皇位を奪い取り新を築くが後の政策がまずく彼一代限りで滅びるというストーリー。

    絵に描いたような栄枯盛衰です。

    歴史ものらしい一冊でしたが、やはり舞台が海外のものは登場人物が覚えられないwww.最初(もくじのあと)に登場人物一覧が書かれているのでとても親切な一冊です(笑)編集者に感謝!!

  • 4062738228  487p 2003・8・15 1刷

  • 前漢と後漢の挟間に位置する「新」帝国の創始者たる王莽が主人公。全体を陰陽の動きと因果づけてまとめ上げた流れはなかなか見事。
    だが、個人的にはもう少し人物ごとの掘り下げがあるほうが良かった。王莽の人格は、青年期、壮年期、晩年期で明らかに遷移していくものの、それがただ単に年齢と立場の変化ゆえに自然にそうなったとしか感じられなかった。陰陽という外面的な要素だけでなく、もっと内面も深く掘ってほしかった。

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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