新撰組の謎〈徹底検証〉 (講談社文庫 か 66-5)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738583

感想・レビュー・書評

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  • 残念ながらまったく内容の記憶がない。(2021.9.24)
    ※2008購入
     2008.3.29読書開始
     2008.10.12売却済み

  • 昔から書評を読むのが好きだった。お陰で読んだ本より知ってる本が圧倒的に多い。アマゾンのレビューを信じている訳ではないが、5段階評価で★という本を初めて読んだ。恐らく前書きにある『新撰組研究家と称する人の多くは、歴史学を学んだことのない素人である。』の挑発的な一文が一部の読み手の癇に障ったのではなかろうか?私はと言うと、歴史小説はよく読むが新撰組フリークではないし、ましてや歴史家でもないので、どの辺に問題があるのか、サッパリ分らない。むしろ新撰組に関する雑学的知識が得られ、それなりに為になった。★★★だね。

  • 壬生義士伝を読んで、新選組に興味を持ったので、読んでみた。

  • 加来氏の「謎」シリーズの1冊。Q&A形式でけっこういろんなテーマが載っています。

  • 私個人としては、半分を過ぎたあたりからは
    目新しいこともなく、徹底検証という割には筆者の意見も多く
    微妙な感じだと思った。
    前半部分はなかなか面白く読んだ部分もあったのだけれど。

    小説は飽く迄小説なので、ノンフィクションとは違う。
    歴史上の人物を取り扱っていたとしても。
    だから、小説を取り上げて、史実と違うとか、
    何故この史実を書かなかったのかと言うのはナンセンスだと思う。

    検証の見解が、私の抱いているものと大きく違う部分も多く、
    『根拠が無い』という言葉はよく見受けたものの
    ならば筆者が拠っているものが何なのか、
    いまいちよく分からない部分もあった。

    ただ夏目漱石が大好きな私にとって、斎藤一もとい藤田五郎と
    学校で言葉を交わしていたかも? などというのは
    なかなか興味深いというか、妄想を掻き立てられた。

    筆者はどちらかと言えば永倉さんなどの語り残したことを
    信じているように思う。
    子母澤さんや司馬さんの書いたものについては細かく否定している割に。
    隊士本人だという理由からなのか。
    近藤・土方の非をあげて、
    「新撰組研究家や作家が新選組が好きな故それを避けている」
    というような記述がいくつかあったけれど、
    結局史料がいくつも残っていても、どれを信ずるかによって
    『史実』は変わって来る。
    多くの史料や証言で同じことが書かれていれば史実と断定もできるけれど、
    それが割れた場合、判断はより難しくなる。
    隊士本人だからと言って、時間がたてば記憶が薄れる部分もあるだろうし、
    立場や事情を重んじて敢えて事実と違うことを書き残したり証言することもあるだろう。

    何を根拠とするかというのは、結局は解釈の違いになって、
    だからこそそれぞれが事実を知ろうと解釈することに
    歴史の面白さがあるのだろうと思う。

  • 謎と言うより疑問のアンチ視線

  • 久しぶりに新撰組関係の資料本を読みたいと思って目についたので読んでみた本ですが・・・。
    この作者って、新撰組が嫌いなんじゃないかな。悪意のある書き方って感じがして、なんだかなーな感じでした。何ていうか、新撰組ファンに、粗ばかりを見せて好きになる価値なんて無いんだぞっ!って言わんが為の本って感じがした。ファンが読んだら胸糞悪くなること必然な一冊。

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著者プロフィール

加来耕三(かく・こうぞう)
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒。同大学文学部研究員を経て、著述活動に入る。『歴史研究』編集委員、中小企業大学校の講師などを務め、テレビ・ラジオ番組の監修・出演など多方面に活躍している。
主な著書に、『天才光秀と覇王信長』(さくら舎)『日本史に学ぶ一流の気くばり』(クロスメディア・パブリッシング)『歴史の失敗学』(日経BP)『紙幣の日本史』(KADOKAWA)『明治維新の理念をカタチにした 前島密の構想力』(つちや書店)『利休と戦国武将 十五人の「利休七哲」』(淡交社)『1868 明治が始まった年への旅』(時事通信社)『西郷隆盛100の言葉』(潮出版社)『坂本龍馬の正体』(講談社+α文庫)『日本史は「嫉妬」でほぼ説明がつく』(方丈社)『刀の日本史』(講談社現代新書)ほか多数。監修に、『橋本左内 時代を先取りした男』(扶桑社)『日本武術・武道大事典』(勉誠出版)などがある。

「2020年 『歴史に学ぶ自己再生の理論[新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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