魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)

  • 講談社 (2003年11月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784062738941

作品紹介・あらすじ

完全な空中密室 衆人環視の不可能犯罪

アクロバット飛行中の2人乗り航空機。高空に浮かぶその完全密室で起こった殺人。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣をめぐって、会場を訪れた保呂草(ほろくさ)と無料招待券につられた阿漕(あこぎ)荘の面々は不可思議な事件に巻き込まれてしまう。悲劇の宝剣と最高難度の密室トリックの謎を瀬在丸紅子が鮮やかに解き明かす!

みんなの感想まとめ

空中密室で繰り広げられる緊迫のミステリーが魅力の作品で、アクロバット飛行中の航空機内で起こる殺人事件が描かれています。登場人物たちの複雑な人間関係や、魔剣エンジェル・マヌーヴァにまつわる謎が絡み合い、...

感想・レビュー・書評

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  • 瀬在丸紅子シリーズの第5弾!

    今回の密室は空!
    曲芸飛行のエアロバティックショーの最中に飛行チームのリーダーが殺された?
    誰が何のために何故飛行中に殺さなければならなかったのか?

    そして、飛行チームと少なからず関係のある魔剣エンジェル・マヌーヴァ?

    ヨーロッパの貴族に関係する魔剣で毎度お馴染みの関係する人達が不審死する?


    今回も怪しい人達はたくさん登場しますが、阿漕荘の面々と瀬在丸さんがこんがらがった話を彼等の会話が整理してくれます。


    因みに、何故か私の心にマヌーヴァという言葉が刺さってます・・・

  • Vシリーズ第5弾
    魔剣天翔
    (cockpit on knife edge)

    またまた保呂草の怪しいところ、切れポイントが多くあり、非常にテンポの良いストーリーで一気に楽しめました

    保呂草、紅子、林、七夏、練無と優秀な集まりが繰り広げられる事件。
    どこまでが、事件に絡んでいるかの線引きが難しかった

    特定のキーマンになるべく人が
    既に昔には。。。テンション下がらざる得ない流れでしたが、お宝も見つかったし良しとしましょうか。西崎パイロットや関根杏奈が、情報と登場がもう少しフォーカスしてあげてもいいのでは。。。と思った次第でした
    七夏と練無の活躍ぶりは○、もっと前に出てきて欲しい

    ★4.3
    ※保呂草さんの怪しさが増えると楽しさ上がる気がしている

    続いて、vシリーズ第6弾
    恋恋蓮歩の演習
    (れんれんれんぽのえんしゅう あってるかしら)

  • ミステリの部分は分かってしまえば割と単純なトリックと言える感じである。

    勿論結論を読むまで自分では分からないのではあるが。

    保呂草さんはそのうち本当に捕まってしまうのではないか知らん

  • Vシリーズ。
    こちらも面白い。

    ただ主人公の紅子の推理はもう少しドラマチックにならないのかな?
    S&Mシリーズの犀川助教授の推理劇は、犀川助教授がゾーンに入った時の感じが凄く痺れたんだけどな~。

    でも紅子さんが可愛いから許す。

  • Vシリーズ第5弾
    めちゃ良かったー
    Vシリーズここまでで1番好き˙ᴥ˙
    (殺人事件も宝剣の謎も分からなかったけど)

    紅子さんの可愛さが分かってきた( * ॑꒳ ॑*)

    登場人物たちの関係性や人物像が深掘りされててワクワクしました。シリーズもののってこういうところがいいですね。

  • 今回はなんとも切ない終わり…
    最後の文章にあるとおり、あの人はそうなってしまったのかな。
    それは悲しいな…

    保呂草さんの探偵じゃない方の仕事も絡んできて、いよいよ警察に目をつけられそう。
    紅子さんとの離婚理由もまだよく分からないし、祖父江さんとの関係もあるし、まだまだ謎が多いシリーズ5巻目。
    これから人間関係がどんな風に展開していくのか楽しみ。

  • うーん何というビターエンド……。
    練ちゃんが大人になるための話、だったのかなぁ。

    いや最初あらすじ読んだ時は「これは相当アクロバティックなトリックでも出てくるのだろうか、流石の紅子さんもこの謎は解けるのだろうか」なんて心配しながら読み始めたのですが……いらない心配でしたね。
    今回もまた情報を繋ぎあわせてしっかり解決してくれました。
    紅子さんのクルクル変わる性格にもやっと慣れてきた感があるなぁ、個人的にVシリーズで一番好きなのは練ちゃんなんだけど(だからこそ今回の話悲しすぎて辛い)。

    Vシリーズは読み終わる度に「人間って難しい生き物だなぁ」と思わせてくれるシリーズであると思っているのだけど、今回もまた難しかったね……。
    どこかで、何かひとつでも変わっていれば未来は変えられたかもしれなかったのになぁと思うと、どうにも悔しい気持ちになってしまう。
    練ちゃん、強くなりなね。

    そして今回の保呂草さんの諸々を見て「ざまぁ」と思ってしまった私、シンプルに性格が悪いなと実感。

  • これまで裏で暗躍している印象が強かった保呂草がガッツリと事件に絡んでいくのが印象的な本作。練無や紫子の過去、紅子の離婚の経緯などが少し見え隠れするのも、シリーズを追っているからこそ気になる要素が万歳で面白かったです。シリーズもいよいよ折り返しですが、まだまだキャラの掘り下げはされると思いますし、まさかの新キャラも登場!ますます目が離せませんね。

    ※以下、少しネタバレ
    まさか別の飛行機に乗って犯行が行われていたとは…。でも今回のトリックや魔剣の在処などはしっかり考えれば気づけたかもって思えるものだったのでちょっとくやしい!いつもは高度なやり取りばかりでサッパリわからないことが多いので、今回気付けたら気持ちよかっただろうなー。まあ脅迫文のメッセージはまったくわからずGoogle先生に教えてもらいましたが(笑)

  • この作品は何だか森作品のなかでも少し毛色が違う印象を受ける。
    シリーズのなかではあまり好みではない。もう少しエンジェルマヌーバと関根朔太を掘り下げてほしかったというのが率直な感想。

  • だんだんこのメンバーにも慣れてきた。保呂草さんは相変わらずちょっと謎な感じだが。
    この物語は前半はそうでもないのだが、後半グっと引き寄せられた。
    トリックが面白かったなぁ。全然気づけなかった(^^;

    森先生の本は、登場人物それぞれにとても魅力を感じるなぁ。
    一人一人の個性がとても輝いていて読んでいて楽しい(*^-^*)

  • 「好きな人が教えてくれることって、もの凄くしっかり頭に入ってしまうものなの。」
    紅子さんの台詞が物凄く共感できた。

  • 練無が全面的に推し出された話で、面白かった。保呂草がいっそうミステリアスになる。紫子はいつもどおりのおちゃらけで安心でした。

  • 最初の方だけちょっと文体に慣れるのに時間かかるけれど、前の話より読みやすい気がする。
    書き手(保呂草)の事件の中の立ち位置が怪しすぎてミステリとして珍しい。人が死んだのに主人公サイドの心の動かされなさがすごい。解決編もすごくあっさりしてる。読んでる側が自分で解決する感じ。
    紫子さんの部屋密室にするくだり、何の伏線でもなくて面白い。
    曲芸機面白そう。解説聞きながら見たい。

  • 殺害のトリック自体は分かってしまえばふーんという感じ。
    保呂草さんの怪盗ムーブがこの辺から盛り上がってきてよい。このシリーズは探偵紅子以上に怪盗保呂草が盛り上がる感。芸術家の関根氏がどこにいるか、何者なのか特定する辺りとか。
    そしてその関根氏がキマっててカッコよかった。それらは私が影響を与えたもの。私が影響を受けるものではない。

  • Vシリーズ第5弾。シリーズ全体の意図はあいかわらずぼくにはさっぱり判らない。人間関係は進展もせず後退もせず。
    航空ショー演技中のコクピットないでの殺人という本作の引用に、テグジュペリの『人間の大地』が引いてあってなるほどとも思うし、ひねているなあとも思う……。いずれにせよストレートとはいえないであろう。プロローグで保呂草が行う形の美しさについての定義にも心魅かれる。美しさが何かの理由になるのだとはついぞ考えたことがなかった。読了後にも、なお、美しさとはある種の結論にすぎないという思いはそのままである。このシリーズなかなかに感情移入できないままにいたのだが、やっとなれてきたのだと思う。読者であるぼくが?それとも作者が?シンプルにそしてストレートに練無の感情が表現されているところもよいと思った。

  • 今回は保呂草の活躍が(笑)飛行機の部分がマニアックな感じがしてさすが森博嗣って感じですね(笑)ミステリとしてはせっかく不可能犯罪ですがちょっと微妙な感じになってしまうのかな~。まあVシリーズはミステリの部分よりも紅子、祖父江、林、保呂草などの人間関係を楽しむ感じだから良いのかな(笑)ちょっと結末が切なかったですね。

  • 【2025年160冊目】
    小鳥遊練無の先輩である関根杏奈から招待券をもらい、飛行機のフライトショーを見に来たいつものメンバー。ところがある目的を抱えた保呂草は現れず、挙句の果てには飛行機事故が起こり、死人が出てしまい――?空中においての死因は銃?Vシリーズ第5弾。

    犯人ではないとは思いつつも、「いやもしかしたら」と思わされながら読みました。紅子さんの鋭さに痺れますね、酔ってる時にできる機転じゃないと思うな…!それはそうと、脅迫状に名前が入っていたのはなぜだったんですかね、気になる、読み取れず。そして切ない結末だったりして。

    保呂草さんは微妙なバランスのキャラだなと思ってるんですが、悪人ではないとわかってるので(きっと紅子さんもわかっている)信頼できるのは助かります。どんどん面白くなってくるシリーズですね!

  • Vシリーズを読み始めて、
    S&Mシリーズを読んでいた頃のことを思い出しました。
    とにかく続きが気になるし、結末を見届けたくて、
    毎日狂ったように読んでました。笑
    出勤、帰路の間、昼休み、とにかく読んでました。苦笑
    久しぶりにその状態です。

    今作は、四季シリーズにも登場している、
    エンジェルマヌーヴァという宝剣と
    アクロバット飛行中の航空機の中で起こる殺人。
    各務も登場し、保呂草ももれなく巻き込まれます。苦笑

    練無が男の子に見えて、なんだか切ない。

    この本を読み終わった後に一番最初に思ったのは、
    なぜうつ伏せだった死体を仰向けにして確認したのか。
    途中で弾丸は、体を貫通していたって書いてあった気がする…。
    それなら背中からでもわかる気がしたんですが、
    誰か教えてください。泣

  • 保呂草さん、逃げる!逃走と殺人が同時並行で起こっているのがおもしろかった。、

  • 今回は、保呂草さんは最初は怪しかったけど、後半からは怪しまれた人になってました。
    で、依頼されたお仕事はいつの間にか終わっていたのか?それで終わっていいのかな?みたいな……。

    推理とかよかったと思いますが、で、その後依頼主はどうなったの?それがよく分からなかったです。

    紫子ちゃん、新たなる恋の予感か?

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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