四千万歩の男 忠敬の生き方 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739054

感想・レビュー・書評

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  • 忠敬の今に知られる功績は、婿入りして、婚家の資産を増やした後の第二の人生で成し遂げられたものだった。
    当時の星学のあり方も興味深い。

  • 5/19に誕生日を迎えた時の誕生日記念読書の1冊。56歳になった私は、あの地図で有名な伊能忠敬が、婿養子で財を成し、実は隠居になった56歳から日本地図を作るために全国を歩いたと聞いて、その生きざまをぜひとも読みたかったのです。まあ、とにかく商売では、そこまで財を成したのだからあくどい面もあったのかもしれないけど(笑)、自分の歩幅で正確な日本地図を作ると言うのは、まさに愚直そのものです。私なんか今から「日本を歩いてまわって地図を作ってね」って政府から言われてもお断りするから(笑)

    この本は井上ひさしさんの「四千万歩の男」の外堀の本です。本丸はやっぱりその本を読まないといけないけど、ちょっと長いから引いちゃっている時点で、もう負けていますね(伊能忠敬と勝負する気はないけど)。

    しかし、この時代、シーボルト(ふぉんしーふぉるとの娘は読んでいたので)関連や天地明察関連が出てきて面白いですね。本当に大河ドラマになるといいのにって思いました。

  • 「四千万歩の男」では一年間の物語だが、その執筆過程で伊能忠敬の足跡を追うとともに、その時代の大きな流れの中で伊能忠敬が果たした役割が読み取れる。たいへん面白く、再度、読む機会を持ちたい。

  • (要チラ見!)/文庫

  • 伊能忠敬を見つめる井上ひさしの視線がいい。

    「忠敬さんは、いい意味で愚直」
    そういいきってくれて
    おろかな毎日を過ごす、
    でもそれを決して嫌っていない
    私自身の生き方も認められたような気がする。

    生きているはずのない伊能忠敬の3番目の奥さんと
    対談をしたり、
    伊能忠敬本人とも話をしている
    そういうユニークさを持ちながらも
    非常にまともな対談もありで
    飽きない。

    肝心の小説『四千万歩の男』には
    まだ手をつけていないけれど、
    予備知識として、読んでおくのもいいかも知れない。

    さぁ、凶と出るか、吉と出るか
    いよいよ伊能忠敬ワールドに入ることになりそうだ。

  • 忠敬は50歳を過ぎてから日本を測量した。四千万歩を17年かけて。凄い。そのベースにあるのは熱意だ。大事業も一歩一歩、歩いていくことが重要であることがわかる。
    後に英国から測量技師が来ても忠敬の地図を見て測量の必要がない、と思うほどの正確さだった。江戸時代は日の目を見ずにいたが日清、日露戦争で役立つ。ひょっとして忠敬の地図がなかったら日本は敗戦していて明治の躍進はなかったかもしれない。
    大学の授業で忠敬が取り上げられたので読んだ。

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著者プロフィール

1934年山形県生。上智大学卒。浅草フランス座文芸部進行係等を経て文筆業に。「手鎖心中」で直木賞、『吉里吉里人』で読売文学賞、日本SF大賞等を受賞、他、小説、戯曲、テレビ脚本で受賞多数。2010年逝去。

「2017年 『国ゆたかにして義を忘れ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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