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- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062739269
感想・レビュー・書評
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小説のテーマは、死刑執行された被告人が生き返ったら? という話です。実際にあったそうです。まあ、詳しくは本で。でも、それ以上、太田蘭三の暖かさとか愛に満ちあふれている世界を堪能できます。
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太田蘭三との出會は「脱獄山脈」だつた。<BR>
あれは面白かつた。<BR>
その後、あれほど面白いと思つた作品に出會はなかつたが、この作品は面白い。<BR>
冤罪で死刑囚となつてしまつた主人公がどうなつてしまふのか、死刑は執行されるのか。<BR>
サスペンスフルな作品である。<BR>
ただ、いかに冤罪をテーマにしたとは云へ、あまりに警察の搜査がお粗末過ぎはしないか。<BR>
私は決して警察が好きな譯ではないが、この書かれやうはあんまりだといふ氣がした。<BR>
確かに世の中に冤罪はあるのだらうが、すべての犯罪者が無實の罪で囚はれてゐる譯ではない。<BR>
この作品、安つぽい人權擁護論にはなつていないのだが、少し氣にはなつてしまつた。<BR>
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2004年2月15日讀了
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