白の処刑 (講談社文庫)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739269

感想・レビュー・書評

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  • 小説のテーマは、死刑執行された被告人が生き返ったら? という話です。実際にあったそうです。まあ、詳しくは本で。でも、それ以上、太田蘭三の暖かさとか愛に満ちあふれている世界を堪能できます。

  • 太田蘭三との出會は「脱獄山脈」だつた。<BR>
    あれは面白かつた。<BR>
    その後、あれほど面白いと思つた作品に出會はなかつたが、この作品は面白い。<BR>
    冤罪で死刑囚となつてしまつた主人公がどうなつてしまふのか、死刑は執行されるのか。<BR>
    サスペンスフルな作品である。<BR>
    ただ、いかに冤罪をテーマにしたとは云へ、あまりに警察の搜査がお粗末過ぎはしないか。<BR>
    私は決して警察が好きな譯ではないが、この書かれやうはあんまりだといふ氣がした。<BR>
    確かに世の中に冤罪はあるのだらうが、すべての犯罪者が無實の罪で囚はれてゐる譯ではない。<BR>
    この作品、安つぽい人權擁護論にはなつていないのだが、少し氣にはなつてしまつた。<BR>
    <BR>
    2004年2月15日讀了

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著者プロフィール

1929年、三重県鈴鹿市生まれ。中央大学法学部卒。同人誌を経て56年、時代小説でデビュー。78年『殺意の三面峡谷』でミステリーの新境地を拓き、『顔のない刑事』が350万部を超える人気シリーズとなる。著書に『誘拐山脈』『白の処刑』『死に花』など多数。

「2016年 『歌舞伎町謀殺 顔のない刑事・刺青捜査』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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