新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 738
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739337

作品紹介・あらすじ

官兵衛は信長に新時代が出現しつつあるというまぶしさを感じていた。「だからこそ織田家をえらんだ」のだ。信長に拝謁した官兵衛は、「播州のことは秀吉に相談せよ」と言われ秀吉に会う。秀吉は官兵衛の才を認め、官兵衛も「この男のために何かせねばなるまい」と感じた。ふたりの濃密な関係が始まった。

感想・レビュー・書評

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  • 第2巻は、官兵衛が小寺家の家老として織田方へ与するべく、その策謀の才と胆力を発揮し、時代の表へと進出する。そして、その才能においてお互いに認め合う秀吉との、心の内を読み合う記述などは、著者ならではの小説の醍醐味となっている。
    著者はさらに、官兵衛になくて、秀吉にあるのが嫉妬心だと
    記す。その相違が、その後の官兵衛に辛苦をもたらす。
    司馬遼太郎の小説に登場する歴史上の人物は、読者にその傍らにいるかのような親近感を抱かせ、歴史上の役割以上の輝かしい存在を与えられる。
    もちろん、歴史に登場する人物は、それぞれひとかどの人物であることは間違いない。司馬は、それらの人物をさらに魅力的に描いて、それが小説の魅力でもあるが。
    『竜馬がゆく』の坂本竜馬など、その典型だろう。司馬の小説以前の竜馬は、幕末の志士の多数の中の一人でしかなかったはず。それが今では、幕末最大のヒーローとなっている。
    本作での、黒田官兵衛もそれに類するといえるかも。

  • 播州を毛利と織田で取り合う様。そこには戦わずして勝つ「調落」があり、いかに敵を味方に寝返らせるかに駆け引きがある。「調落」が失敗した場合に合戦になるのであって、むやみに戦っていたわけではない。「毛利か織田か」で迷う荒木村重。本編とはほとんど関係ないが、病気で死期の迫った竹中半兵衛に関する記述がある”「人の命は短い。ようやく一事がなせるのみ。一事のほかは私はやらない」日常すべを武辺という主題に置き、その他は余事だ、、、、武辺が成功する場合、恩賞がつくその恩賞を考える事も余事であり、恩賞をあてにして武辺をなすことは武辺のけがれである” 「死もまた余事か」と官兵衛。同じく武辺の人、官兵衛の今後の活躍に期待。

  • だんだん岡田くんの官兵衛に追いついてきた。 これまで国盗物語や真史太閤記読んできたが、そこには出てこなかった信長や秀吉のストーリーがあって、それぞれ興味深かった。 竹中半兵衛、カッコイイ!

  • 知っている地名などが多く登場して、ともて親近感を持ちながら読めた。

  • 2016年2月23日読了。

  • 15/6/22読了

  • 996

  • NHK大河ドラマになっているので読んでみた。全4巻。黒田官兵衛が若いころの物語。織田、毛利の大国の狭間で必死に生きる苦悩と葛藤を描いている。官兵衛の活躍は次巻以降かな。

  • 信長との謁見から村重謀反までが書かれた第2巻。
    織田か毛利かで揺れる播州。官兵衛の気苦労を想像するともどかしくて可哀相になってくる。がんばれ官兵衛。官兵衛の知略が発揮されている描写がもっと欲しいと思いつつ、まるで実際にその場で見てきたかのように書いてしまう司馬さんの筆力に読んでる間ずっと圧倒されてました。

  • 荒木村重・有岡少し前まで

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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