黒い仏 (講談社文庫 し 68-3)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 863
感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739368

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだミステリのなかでもトップレベルの驚きの展開・・・。
    【居酒屋かさい】のメニュー,”胡麻だれ玉子”と”しめじ飯”は大好物に認定。

  • 推理ものと思って読み進めていたら突如世界観が変化して面食らった。
    あれ、これって夢落ちですか?と思っていたら、そのままの進行はびびった。面白いとは感じたが、推理ものにある伏線が回収されて得られる爽快感がなかったので★3つで。

  • 賛否両論の作品。間違いなく名探偵の推理は正しく、事件は解決しているのだが、ラスト一行の破壊力はお見事。面白いと感じるかどうかは読み手次第だろうが、こういうエンディングのような雰囲気の作品が流行ったこともあるなあと思い出した。トラベルミステリー的アリバイトリック物と陰陽師的憑き物落とし物のア
    ンチナーゼと理解できれば一定の評価はできるだろう。個人的にこの作家の作品はどれも意外な結末が用意されているのが好きなので、贔屓目は否定できないが。

  • とんでもない(笑) でもアントニオがかっこいいのでかまわない。

  • 面白かったけれど、これはずるい(笑)好みか否かと聞かれるとあまり好みではなかったのでこの評価です。

  • 石動シリーズ。
    前作『美濃牛』を読んだのでこちらも読みました。

    想像を上回る展開で拍子抜けしました。
    が、これもありかなと思います。ファンタジー?

    石動氏よりもアントニオががんばってるあたりがほほえましい。

  • 荒唐無稽なくだらなさ。オチに怒りを覚える人もいるようなのですが、このくだらなさ好きだなぁ。ほんとくだらない。登場人物にも、作品を皮肉るセリフを言わせてますしね!

  • 名探偵石動戯作は、その手腕を買われ円載の宝探しを依頼される。宝が隠されているという福岡にある寺へ、助手のアントニオと共に向かう。一方、福岡市内では奇妙な殺人事件が起こっていた。
    * * *
    ネタバレを見ていたので心の準備はできていました。なので半笑いで読むことができましたが、そうでなかったら冷静ではいられなかったかも……
    これはアンチミステリーだ、と思うと寛大な気持ちで読めるかも。
    ミステリとしては色々と批判もあるでしょうが、話としては、まあ、たのしかったです。『美濃牛』みたいな詰め込み消化不良みたいな印象もなくて、私はこっちの方が好きかなあ。
    これはある意味、日本ミステリ史に残る作品なのではないでしょうか。探偵の業みたいなものを感じました。

  • わけがわからん。

  • 「はさみ男」がすごく良かったので、
    別の作品を読んでみようと思っていたけど、
    面白そうなものがなかったので、しばらく読んでいませんでした。

    そして、とりあえず短そうだったので読んでみたのがこの作品。

    正直、よくわかりませんでした。
    こういう手法は別に嫌いではないけれど、
    内容がよくわかりませんでした。

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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