- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062739368
感想・レビュー・書評
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壁本呼ばわりされているのは納得がいかない。もっと壁本と呼ぶのに相応しい作品はいくらでもある。
アンチ名探偵に足を踏み入れた本作はミステリとは何か。名探偵とは何か。を問いただす作品として相応しいと思うし、読んでいてとても満足できた。
ただこの本を読むならこのシリーズを全て最後まで読むことをオススメします。 -
反則か?という感じの終わり方だった。でもまあ楽しめたからいいか、という感じ。
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変則ミステリかつバディもの?
まっとうなミステリを期待して読むとひっくり返りそうだけど、個人的には満足でした。
シリーズが結構あるようなので、追いかけてみよう。 -
想像の斜め上を通り越して
亜空間に飛んでいった感じで
アンチミステリーだった。
『美濃牛』を読み終わってすぐこの本を読み始めたから
普通に読み進めていったらまさかの展開。。
すごいねこれは。。 -
たしかに壁本と呼ばれるかもしれないが、これが「殊能将之」なのだと思うと途端に傑作となる。
著者の物語そのものやその起承転結の編み方に慣れていない人が読むと「なんだこりゃ」となるだろうが…。 -
色んな意味で今までと違う作品。
でも他の作家さんでもそういったものも書いてる方もいるし、
これはこれで楽しめた、嫌いではないです。 -
壁本と噂の一冊。非常によくできた壁本(というかアンチミステリというか...)なので、殊能将之の蘊蓄が好きなら読んでも良いのでは。
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なんでこんなにもミステリなのでしょうか…
こんな離れ業(反則技)かましてるのになんで…
びっくりするくらいロジカルなんですよ…
殊能さんを読むのは『ハサミ男』以来2年ぶりくらいですが、こんなにも妖しい作家だと知っていたらもっと早く読んでたのに…
下手物喰らいの僕にはぴったりです
ただ、叱責、批判もっともで、評価するしないは完全に好みの問題。
ミステリ歴とか全く関係ないでしょう。
それと本書をより楽しむために、クトゥルフ神話を表層的にでも知っておくといいと思います。 -
素晴らしい!
途中まで普通の推理小説なのに、中盤あたりから、もうなんでもありな展開
ここまで予測不可能なストーリー読んだことがない
最後の一行につい苦笑してしまった。
石動戯作シリーズの第一作の「美濃牛」をまだ読んでいないため、登場人物たちの設定がよくつかめなかったので、こちらも今後、目を通したい。 -
再読。多くの本格ミステリファンが激怒したというのは十分想像できるのだけど、作中で名探偵石動戯作が「とんでもないカヴァー」の例としてあげていたサン・ラによるデューク・エリントンナンバーのように、わからなくても面白がることはできると思うんだ。太陽神サン・ラが邪悪なわけはないから、石動は(今回の事件の「真相」同様)まったくわかっちゃないのだけど。
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賛否両論の作品。間違いなく名探偵の推理は正しく、事件は解決しているのだが、ラスト一行の破壊力はお見事。面白いと感じるかどうかは読み手次第だろうが、こういうエンディングのような雰囲気の作品が流行ったこともあるなあと思い出した。トラベルミステリー的アリバイトリック物と陰陽師的憑き物落とし物のア
ンチナーゼと理解できれば一定の評価はできるだろう。個人的にこの作家の作品はどれも意外な結末が用意されているのが好きなので、贔屓目は否定できないが。 -
あとにも先にも、これ以上のオチが出てくるとは思えません。
とにかく、えっ!て言います。 -
特大のアーチを描くファールボール。
そんな印象。
まったく期待してなかった方向だけど、ラスト一行が最高過ぎた。
こういう阿呆なの大好き。 -
そんなんありーっ?!と読書中に一人叫ぶ。
でも私は好きですよ。 -
なんじゃこりゃー!!
そんな感想です。コレ読んでの反応は、「面白い!」か「こんなんナシやわー」のどっちかだと思います。
ちなみに私は「面白い!」でした。個人的に助手が強すぎてとても好きです。 -
ニヤニヤから爆笑まで読者を見つめる無貌の提供でお送り致しました
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石動戯作シリーズ。
本格ミステリファンが読んだら、間違いなく壁に叩きつけるであろう作品。
先入観無しに読めば楽しめると思うのだけれど。
探偵が一番真相から離れているってのも珍しいかと。
ネタバレ気味だが、「ニャルラトテップ」と聞いてニヤッと出来る人には特におすすめ。 -
石動戯作の名刺がほしいと思ってしまった自分。。いや、別にどうするということもないのですが。