邪魔(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3559
レビュー : 337
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739672

作品紹介・あらすじ

この小さな幸せは、誰にも壊させない。

2002年版「このミステリーがすごい!」第2位
第4回大藪春彦賞受賞

及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

感想・レビュー・書評

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  • *及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作*

    夫を放火魔と疑う平凡な主婦、妻を喪い精神安定剤を服用する刑事、虚勢を張った不良高校生、の三本柱でストーリーが展開するため、全く飽きることなくぐいぐい引き込まれる。それぞれの不安定さや心の隙間にするりと入り込んでしまう闇の深さがどこまで行くのか…下巻が早く読みたくて気が焦るほど。頁をめくる手が止まりません。

  • 平凡な主婦、精神安定剤を服用している刑事、不良高校生の3人が主だった人物となり、交互に話が進んでいく。
    放火犯は主婦の旦那なのか?刑事は精神安定剤の服用のしすぎで幻覚を見ているのか?不良高校生はやくざとどう繋がっていくのか?
    下巻に続く。

  • あらすじ
    この小さな幸せは、誰にも壊させない。

    2002年版「このミステリーがすごい!」第2位
    第4回大藪春彦賞受賞

    及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

  • 「最悪」に続いて読んだ。
    今回もメインの3人とその周りの大勢の人間が登場する。
    前作でもそうだったが、自分の頭の中で勝手にそれら大勢の人相がイメージでき、動き回る。
    時々出会う、「作家さんて凄い!」と感心する作品のひとつ。

  • 下巻へ期待を込めて

  •  自分はハッピーエンドが好きな人間なのだということがよく分かった。また、登場人物たちはそれぞれ幸福になるんだろうなと期待していた。

  • 平凡なパート勤めの主婦の生活が、夫の会社で起こった放火事件をきっかけに壊れ始める。
    一方、その事件を受け持つことになった刑事もまた、同僚からの逆恨み等により、変化していく。
    自分の生活を守るために、深い闇に堕ちて行くような…

    2018.10.16

  • 奥田英朗らしいというか、人の内面の気持ちの悪い部分と不幸な部分がサディスティックなまでに気持ちが悪く書かれている、もの凄くうまいんだと思う、かなり気持ちがやられるので通勤通学にはおすすめできない、内容は素晴らしい

  • 「最悪」「無理」「邪魔」の三部作の中で、これが一番好き。 主な主人公二人。 警官久野は男らしくも痛々しく、主婦恭子も普通の奥さんだったのがどんどん良くも悪くも変わっていくのが辛い。 二人とも可哀そうなのだが、ページをめくる手が止まらなかった。 (上下巻ともに読んだ感想)

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2019年 『ヴァラエティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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