「家をつくる」ということ (講談社文庫)

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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739818

作品紹介・あらすじ

家族をつなぎとめ、来客と談笑するはずのリビングは空虚にテレビが映るだけ。子どもたちは子ども部屋という個室に引きこもる。住まい選びは一生の一大事。だが後悔する人が圧倒的なのはなぜか。幸せな家族関係を築くために理想的な間取りとは?家と家族の問題をあぶり出したベストセラー、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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    「家を作る」という事に際して
    日本人の家族観、住宅の遍歴をミサワホームへの取材を絡めて書いた一冊。

    角地の建替え率が高い(目立つから)
    逆に北向きの家は低い。推定される理由はお手本がない、
    良い間取りを取れないから意欲が湧かない。
    記念樹が建替えの時には引っこ抜かれる、
    Mウッドを開発する時は個人の台所から、
    金属バット両親殺害事件が起こった日の犯人である息子の夕食は
    母親が作ったしめサバとビーフシチュー、母親は菓子パンだったとか、
    サカキバラの部屋は弟達の部屋を通った奥の3畳に母親の三面鏡がある
    個室と言えない部屋、とか
    ちょっと興味深い。

    無駄な買い物を減らして整理整頓し、
    収納にも緊張感を持つ。住まいそのものへの緊張感がないのは
    生活規範も限りなくゆるんでだらしなくなってるという意味。
    モノにその人の精神が依存している。と江戸時代の持ち物が
    行李ひとつに収まる生活を例に取って戒められて、ぐう。

    精神科医のKさんは春日武彦先生なのかな〜
    「贅沢と無駄な消費が資本主義を発達させたという
    ヴェルナー・ゾンバルトのような人もいるからね。
    無駄な消費を戒めるというのは資本主義的な社会発展に反するという見方もある」
    なんて、吉野朔実の絵で再現されたw

  • 家族が幸せになる家造りとは・・後悔しない家を造るためには・・ちょうど自分の家を持ちたいと思ったら、この本を読むのにちょうどいい。

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著者プロフィール

1992年『運転士』で芥川賞受賞。ノンフィクションでは『「家をつくる」ということ』『暴走老人!』『ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ』など。

「2021年 『スマホ断食 コロナ禍のネットの功罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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