今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.31
  • (64)
  • (168)
  • (557)
  • (30)
  • (7)
本棚登録 : 2122
感想 : 130
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739832

作品紹介・あらすじ

N大学医学部に在籍する小鳥遊練無は、構内で出会った風変りなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが…。不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか、魅惑の七編を収録した珠玉の第三短編集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短篇集。

    S&Mの主人公西之園嬢とVシリーズの主人公の一人小鳥遊練無君が初遭遇する興味深い一篇を収録。
    面白かった。

  • シリーズの方が出てきたのが、久しぶりで楽しかった。ただ、後半からはうーんという感じで、よくわからなかった。


    犀川、練無も集う 煌めきの傑作短編集! N大学医学部に在籍する小鳥遊練無は、構内で出会った風変わりなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが……。不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか、魅惑の7編を収録した珠玉の第3短編集。

  • 新品が手に入らず、ネットで古書を購入しました。
    文庫ではなく、新書サイズのものです。

    7つの短編集です。

    ・どちらかが魔女
    ・双頭の鷹の旗の下に
    ・ぶるぶる人形にはうってつけの夜
    ・私の崖はこの夏のアウトライン
    ・卒業文集
    ・恋之坂ナイトグライド
    ・素敵な模型屋さん

    S&Mシリーズ、Vシリーズの面々も登場し、
    楽しめました。
    後半はちょっと最後のオチ(?)が怖かったり、
    視覚というか感覚を入れ替えられたりする感覚でした。

  • 今回はどれも謎残しだった感じです。個人的に1番のお気に入りは「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ですね(意外な人物が…)と、その次の「ゲームの国」や「卒業文集」も不思議な感じで印象的でした。
    最後の羽海野チカさんの解説?にもありましたが、森先生の話は、よくわからないところも含めて面白い。私もそんか感じがしております。

  • お馴染みの登場人物が出てきて、あ、この2人を会わせたかった。と、思っていたことがかない、嬉しかったです。

    内容的には、あとから、あ、なるほど!と思うものもあれば、え?と思うこともあり。

    意味の無いイタズラでも、やりたいんだよね、イタズラ。って感じなのか?(でも、後半はそうは思えなかった)

  • S&Mシリーズの犀川や萌絵、Vシリーズの練無や紫子が登場したりする作品集。おなじみの面々はもちろん楽しいけれどシリーズ外の単発の短編も面白い。魅力的な謎に満ちていて遊び心の感じられるものや、なぜ気づけなかったのかというような真相までどの作品も楽しめる。不思議で微笑ましくもある結末がいい。

  • 『単刀直輸入』に言って萌絵の「しゃき!」が可愛すぎる。

    短編では, シリーズでは見られなかった登場人物の様子が見られたり, 短編オリジナルの作品から森博嗣の世界観の幅広さ改めて思い知ったりと贅沢な時間を楽しめる。
    本編の内容もさることながら, 相変わらずのセンスフルなタイトルに脱帽です。

  • タイトルのひねり方が面白い作品です。作品同士を結び付け、謎を残しながら解き明かす手法など作者の短編への想いが感じられました。

  • 短編集なわけで、小技の効いたちょっとしたミステリから、なんだかほのぼのする文章まで詰め込んであって割とお得感のある本作ですが「ぶるぶる人形にうってつけの夜」はどうかと思ったよ、本当に。

    まあ最初からフランソワ様が飛ばしてらっしゃってそれを追っかけるだけでも楽しいのですがね。

    個人的には「恋之坂ナイトグライド」と「素敵な模型屋さん」が好きです。

    あと、ハチクロだいすきなわたしとしては羽海野チカのイラストより解説が素敵だなって思いましたよ。

  • 西之園萌絵と小鳥遊練無が出てきて、ファンとしては興奮した!

全130件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×