現代思想冒険者たちSelect 鏡像段階 ラカン

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 87
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062743570

感想・レビュー・書評

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  • ラカンを勉強するには、『エクリ』をはじめとしてその著作へのとっつきにくさ(翻訳の問題だけではない)が大きな壁としてそびえているので、畢竟解説書に頼らざるを得ないのだが、本書はそのなかでも大変に優れたものだ。
    中心概念である「想像界・象徴界・現実界」に関する思索の展開が繰り返し変奏されることによって徐々に理解が進んで行くので、終幕であぶりだされる、ラカンの目指した精神分析、フロイト回帰の真の意味に触れると感動すら覚えることになる。
    現場の治療技法としての精神分析をもはや役立たずなものと切り捨ててしまうには、本書のような認識に立って、根源的な分析への要請を踏まえてみれば、それもまた腑に落ちることなのかもしれない。

  • [13.0702]"シェーマL"について理解するのに10分以上かかる。なるほど、これは理科の人の反感を買う。しかし、このアナロジーの明晰性は、面白い。文章で書くだけなら何のこともない内容なのに、この図は、スノビーにうつるのはよくわかる。しかし、言語とて、(ウィト的なものいいなら)、単なるアナロジーの関係にすぎぬ。”言語”という前提を取り払った状態の認識について語るにとき、言語は適さないのかもしれない。
    [13.0629]しかしまだるっこしい文章である
    [13.0626]1/4ほど読了。講談社新書のよりずっと明快だ。◎。しかし、もっと平易に、別の術語を使えるところを、フロイト用語の無理な拡張と、ズレたアナロジーでしか説明しないのは似た者同士か・・・
    まあ、言いたいこと・話わかるが、明らかに無用の術語の濫用に、何の意味があるというのか。

  • ラカン思想を紹介する読み物、といった感じ。ラカン思想のどの部分がどの本に由来しているか、などの情報がほとんどなく、ラカン解読の道案内書としては役に立たないかも。
    が、まあ、読んでいておもしろかった。読み物として。

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