二人のガスコン 下 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2004年7月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784062747691

みんなの感想まとめ

物語は、ダルタニャンとシラノ・ド・ベルジュラックがタッグを組み、鉄仮面事件の謎に挑む姿を描いています。読者は、歴史的背景や政治、宗教を理解することで、これまでとは異なる視点で物語を楽しむことができると...

感想・レビュー・書評

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  • 小さい頃から知っているつもりの三銃士物語のダルタニャン。時代背景や政治、宗教を理解して読むのは意外にも初めてのでした。
    映画の三銃士的な痛快さを期待していたから読み始めは堅い気がした。しかしその堅さがあるから後々の痛快さが楽しめた。
    西洋史は宗教絡みが多く無宗教な日本人の私には共感できないと思っていたが、なんのことはない同んなじ人間だったと思えた。

  • 男の子の世界である、熱い。私も生まれ変わって男になったらこんな風に…生きてみた…無理だ、男の世界厳しすぎる!見るだけでいい!と思う。
    シラノがダルタニアンにあこがれる気持ちが分かる。ダルタニアンが、シラノが、お互いを頼りにするシーンが一番好き。
    何のために生きているのか、何が幸せなのか、自分はどういうスタイルで生きていくのか、そういうことを考えさせられた。二人ともそのスタイルは違うけど、どちらも痛快です。

  • ダルタニャンとシラノはルイ14世の出生に何か秘密があるのではないかと気づく。
    ルイ14世はブルボン王家の血を引かない。アンリ大王の血統は途絶えていると。しかし、ダルタニャンは、その血を引くか引かないかより、あくまで政治の理想がどうかということが大切であり、アンリ大王の理想を引き継ぐ者こそが王位に付くべきだという考えに至った。

    そんな出生の秘密を握るカヴォワ姉弟と秘密の日記を狙う反体制派との格闘や、友、恋愛を描き、裏切られ、また、友情を確かめ合い、ぶつかりながらも男の友情を高めていく2人のガスコンであった。

    登場人物は、実在した人物だが、ダルタニャンとシラノに接点があったという確証はない。そこをうまく繋ぎ合わせ、当時のゴシップネタのようなものを織り交ぜながら、友情、愛情、裏切りなどでストーリーを展開していく著者の力量はすごい。

    最後に、ダルタニャンは、その尋常ならざる人生から学んだことがあった。逆境を凌ぐことは至難の業だ。が、逆境は逆転の好機でもある。剣術の理屈と同じで、相手が渾身の一撃を繰り出すとき、その体勢は必ず大きく乱れるからだ。乗じて反撃に転じるためには、はじめの一歩を踏み出す勇気とあとは猛進を続ける頑固な気概さえあればよいと。

  • 「三銃士」のダルタニャンと、シラノ・ド・ベルジュラックがタッグを組み
    鉄仮面事件の謎にせまるよ!
    シラノの高らかにうたう「ガスコーニュの兵士達」は、目からへんな汁が出てマトモに読めません。

    佐藤賢一作品は、いい男の回転寿司。
    だがいい女がいないことが玉に瑕。
    まあ細かいことは気にすんな!

  • ダルタニャンとシラノ・ドゥ・ベルジュラック。
    私のダイスキなふたりが丁々発止するんだから、たまりません。この心意気、エスプリ。オトコのやせ我慢に乾杯。

  • 2006.08.07
    ルイ14世の出生の秘密、鉄仮面の秘密。ダルタニャンとシラノの愚かな恋の行方。<BR>
    決してハッピーエンドではない終わり方ですが、ダルタニャンの物語ならそれもありかなと思えます。

  • ってことで、コレも大学で予約します。

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著者プロフィール

佐藤 賢一(さとう・けんいち):1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命」で毎日出版文化賞特別賞、2020年に『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した 。他の著書に『傭兵ピエール』『二人のガスコン』『オクシタニア』『女信長』『新徴組』『ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ』『遺訓』『最終飛行』など多数。

「2025年 『歴史小説のウソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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