美人画報 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1709
感想 : 230
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062747936

感想・レビュー・書評

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  • この本は主に、女性を対象に書かれていると思うのですが、女性の美を追究してやまない世界に関心を持つ男性の一人としても、この本はとても興味深いのです。

    アートを仕事にしていると、そこにはどうしても感度の高い女性の視線や意見を気にしないわけにはいきませんし、また、本人はさほど意識していなくとも、はっとさせられる発言が多いのも事実なのです。

    もとより安野作品をくまなく愛好する私が、その著書、とりわけ美をめぐるエッセイに興味を持つのも、当然かもしれませんが。

    文章は軽妙、コミカルで、赤裸々。イラストは、安野ワールド満載で、しげしげと眺め、読んでしまう。

    とりわけ、最近の若い男の子がおしゃれであることの違和感と焦りは、おっと、そういう感覚なんですか!という驚き。

    男性もある種の美を追究するのは、今の時代、必然かな。腕力や学力などの分かりやすい尺度だけでは、生きていけませんから、自分らしい美しさ、かっこよさ、かわいらしさを追求していくことは、生きている満足感と強く結びついていると思うんです。

    最後は、勝手な感想になってしまいましたが、美にしばられすぎす、でも、こだわっていく人にとって、安野さんのこの本は、とても楽しい読み物だと思います。

  • 自分なりの美を極める。

  • 著者が当時若かったのもあると思うけれど、自分の美への欲と言い訳が積もっていて共感できずに読むのをやめました。残念です。

  • オシャレ意欲が強い時に買った。

    なんだか想像してたイメージと違ったのですぐ売ってしまった。

    今読んだら違ったかも。。

  • オシャレ今どき漫画家のトップランナー、安野モヨコさんの『オシャレ・美』についてのイラストエッセイ。自分の体験談(性格やだらしなさなど)も織りまぜているので、とってもリアルに楽しく読めます。

    ってゆーか、この人は笑いのセンスというかリズムが抜群な人だなあ、と思う。マンガもそうだけど、とってもリズム感がある。キャラクターのポーズとかコマ割りとか、最小限なのに、とっても躍動感(=イキイキさ?)がある。このエッセイもそんなカンジで、リズム良く読めるな〜。すごいセンスだ。どんな作品でも、リズム感を作れる人って才能ある人なんだなあ、と最近感じる。どんなテクニックや経験があっても、なんとなくドン臭い(リズム感のない、歯切れの悪い)人もいたりするし。空気感?

    そして自分的にはこの本を読むと『痛い、痛い!!』ってかんじ。見ないフリをして過ごしている事をパカパカ指摘されるので、ある意味辛いです。んで結構考えさせられてしまう。やっぱ、漫画家の人って色んな事をすごい鋭く見てるんだな〜と思ったり。人に関しては特に。そういうものを分解して消化してアレンジして組み立てて、表現するのが、物書きさんなんだなあ、と改めて感じてみたり。痒いネタも鋭くツッコミが入ってて、ますます自分的にはイタイです。美しくなりたいなあ〜(遠い目)。でもお金ないと出来ないじゃん!ってネタが多くて、この先間違ってお金持ちになれそうもない私はちょっと悲しい…。やはり世の中、日常をスムーズにさせるのは、お金と見た目かしら…。

  • 大人女子の美の遊び方を学ぶ。 若いうちはきれいであることは当たり前 年齢を重ねるごとに手間暇かけてくからおもしろい 

  • 美人はやっぱり言葉づかいとか姿勢とか。
    誰もいない家の中でもねっころがったりせず、凛としてるからこそ外に出ても隙がない、っていうのは耳にいたい。
    わかってはいてもだらけちゃうんですよねー。

  • ファッションとか美容などに関するエッセイ本

  • なんとなく再読。

  • 漫画家、安野モヨコが体当たりで、美しくなるために行動したことをネタとしたエッセイ。
    著者の前向きさが心地よいし、男が知らない女性の世界を挿絵付きで語っているので、好奇心が刺激されて、読んで楽しかった。

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著者プロフィール

3月26日生まれ。おひつじ座のO型。東京都出身。
1989年、別冊少女フレンド増刊「Juliet」より『まったくイカしたやつらだぜ』でデビュー。
代表作は『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』『オチビサン』など多数。
『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞受賞。

「2020年 『シュガシュガルーン 新装版(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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