老博奕打ち 物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 66
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748247

作品紹介・あらすじ

博奕(ばくち)打ちの親分・仁吉が殺しの指図をした疑いで、大番屋にしょっぴかれた。ところが仁吉は強請(ゆす)りたかりも一切しない気性のさっぱりした男。腑に落ちない紋蔵は、仁吉を取り調べている北町臨時廻りの弥三郎に探りをいれるが……。見当違いをやりながら、ついには真相を明らかにする“窓際同心”捕物帖・「物書同心居眠り紋蔵シリーズ」第5弾。(講談社文庫)

感想・レビュー・書評

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  • 目次
    ・早とちり
    ・老博奕打ち
    ・金吾の口約束
    ・春間近し
    ・握られた弱み
    ・呪われた小袖
    ・列女お久万
    ・伝六と鰻切手

    ああ、これもまたシリーズの途中作品だ。
    しかも時代小説。
    時代小説は少年マンガ並みに関数を重ねるものがあるので要注意なのだけど、これは既刊が10冊くらいだからまあいいか。

    物書同心って知らなかったけど、要するに役所に必要な文書を書くことと、その整理・保管が仕事のようなのです。
    だから前例主義の江戸時代、取り調べをするのにも、刑を申し渡すにも、過去の例を調べたりするのも仕事のうち。
    意外にきっちり法整備されている江戸時代に目からうろこでした。

    巻を追うごとに時間も流れていく設定なので、こういうのはやっぱり最初から読まなくては。
    なぜ居眠りという二つ名がついているのか。
    奇病のゆえらしいが、それはどんな病なのか。
    上司、同僚、幼馴染に家族。いろいろ気になる。

    面白かったのは「伝六と鰻切手」
    江戸時代もやはり鰻は高級食材だったらしいけど、いや、だからなのか、加盟店ならどこの鰻屋でも使える鰻切手という商品券のようなものをもらった紋蔵に、なぜか付きまとう伝六という要領のいい男。
    口八丁手八丁の伝六に翻弄されているうちに、家族に鰻を食べさせるために隠し持っていた鰻切手がとんでもないことに…。

    難事件を解決するだけではなく、してやられる主人公というのもなかなかに面白いものだ。

  • この後の3巻をすぐ買いました。

  • 物書同心居眠り紋蔵 第五弾

  • 初版本

  • シリーズ5作目

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞。おもな作品に『物書同心居眠り紋蔵』『八州廻り桑山十兵衛』『縮尻鏡三郎』『町医 北村宗哲』などがある。

「2016年 『侍の本分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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