倒錯の帰結 (講談社文庫 お 63-15)

著者 :
  • 講談社
3.00
  • (8)
  • (18)
  • (70)
  • (14)
  • (10)
本棚登録 : 340
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748537

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「首吊り島」は読みにくかった。山本安雄があんなにもてるなんてありえない。
    「監禁者」は読みやすかった。日記形式でスラスラ読めたけど…。
    この二つの話がリンクしていて、ちょっと奇妙。これは本当の話なの、それとも夢、妄想、いったいなんなのよー。って感じでした。
    オチもよくわかりませんでした。結局「首吊り島」と「監禁者」を書いたのは誰なのか?

  • 首吊り島の方は一気読み。
    でも監禁者は何だか退屈な感じがして……
    勿論、懐かしの面々が出るので、「まだこんなことやっているのか」と思いつつ……
    しかし、何にしても折原先生、凝りすぎて意味不明なことになっているんだが……
    結局何がどうなったのかサッパリわからない。
    解説サイト見ても分からない人だらけだから、きっと折原先生にしか理解しきれないのかもしれない……

  • 仕掛けとか試みは面白いけど内容が伴っていない。分かりにくい

  • お勧め度:☆6個(満点10個)。はっきり言って、何かよくわからない。ストーリーではなく、繋がりというか、前二作「倒錯の死角」「倒錯のロンド」を読んでいないからかもしれないけど、あまりにも凝りすぎている気がする。さらに主タイトルのほかにタイトルが二つ「首吊り島」と「監禁者」が始めと終わりに1冊として結合されていて、いかにも奇抜さを表現してるし、ちょっとなあ・・・という感じ。内容は両方とも関連してはいるけど、結局、密室の謎も何も解決していないし、何だか馬鹿された気がして仕方ないと思う。ちょっと面白くなかった。

  • 倒錯の帰結 登場人物
    清水真弓 30 山本と同じマンション
    山本安雄 30 作家。私。
    大島良江 40 新見家に住み込み。
    大島梅吉 47 良江の夫
    多々良英助 51 元校長。郷土史家
    仲谷光照 52 華獄寺元住職
    新見厳一郎 53 新見家本家当主。小次郎の兄
    新見小次郎 53 新見家分家当主。厳一郎の弟
    新見秀子 厳一郎の妻
    新見修平 64 厳一郎の子
    新見雪代 厳一郎の長女 絵
    新見月代 厳一郎の次女 小説
    新見花代 厳一郎の三女 音楽
    新見武彦 122 小次郎の子
    豊橋健治 183 取り立て屋 兄貴

  • 倒錯シリーズ完結編。前2作を読んでいなくても、とのことですが登場人物は被っているしネタバレ的な部分もあるので読んでいた方がより楽しめると思います。表紙絵のように前からと後ろからと系統の違う2つの話を読んで最後に中央の袋綴じを開くと2つの関連がさらにはっきりする(?)という作りは斬新で楽しいですが、開いても頭の中はメビウスの輪。完結編というのには納得ですが実際は翻弄されたまま、残ったのは袋綴じのラストで明かされた衝撃だけだったりします。しかし折原作品は頭がごちゃごちゃになるのに妙な中毒性がありますね。

  • どこからが現実で、どこからが非現実なのか。
    まるで境目のない終わりのないミステリーを目指したのかもしれないけれど、「首吊り島」が連続殺人事件を扱っている密室ミステリーだったのに対し、「監禁者」はまるで幻覚症状のある男の妄想のような物語になっている。
    このアンバランスさが良いという人もいるだろうが・・・。
    どうしても座り心地の悪さを感じてしまい、不安定な足場の上に立って揺らされているような気持ち悪さが残ってしまった。

  • 2016.5/18〜22。倒錯シリーズ3作目。前2作を片手に復習しながら。表からは「首吊り島」、袋とじを挟んで、裏からは本を逆さに「監禁者」という面白い構成。作中の本当は本格物も書きたいというのは折原さんの気持ちも多少入っているのだろうか。前2作のほうが好きかな。

  •  倒錯シリーズ3作目。初作は読んだ。二作目もたぶん読んだ。ずいぶん昔なのでほとんど忘れてるけど。わけがわからなくなる叙述トリックの大家なので心して読まねばならないが、と構えて読むと拍子抜け。本自体が前から読むのと後ろから読むのとの物理的二段式で、最後に真ん中の袋とじ部分で真相が明らかになるという趣向なのだが、文体に仕掛けるからこそ叙述トリックなのであって作品の構造そのものをいじってしまっては単なる際物でしかない。叙述トリックになっている部分もあるけれど作品全体の謎解きにかかわっているわけではないので弱い。おどろおどろしい舞台装置に仕掛けられた密室トリックにいたっては論評するほどのものではないし。柳の下には...、としかいいようがない。

  • 2015/5/7読了。

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

折原一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×