- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062748612
作品紹介・あらすじ
54個の文書ファイルが収められたフロッピイがある。冒頭の文書に記録されていたのは、出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子が書きこんだ日記だった。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる! 謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。(講談社文庫)
感想・レビュー・書評
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「なんだか不思議な話だな」から始まり、「そういうことだったんだ」って繋がっていく流れが楽しかったです
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のっけから不気味であっという間に読了。
なんとなくそういう結末か?とは思ってたけど面白かった。
最後のオチがいい!
うまくできてると思う! -
54個の文書ファイルからなるミステリ。謎から謎へと頭が混乱しそうになるが、引き込まれて読んでしまう。2024年本屋大賞発掘部門。
3.5インチFDとか、ワープロとか懐かしい用語が出てきますが、ストーリーは現在でも読み応えがありました。 -
2024年本屋大賞【超発掘本!】
初刊行は30年前の1994年!正に発掘された本。
薬局で働いているという推薦者が
ワープロやフロッピーに馴染みがない人でも
小説を好きになるきっかけになる本!!
と熱く紹介していてとても印象に残った。
どーゆこと?の連続で一気読み。
テンポ良く続きが気になる本は読んでいて楽しい。 -
アナログなアイテムが良い!!
文字ならではの仕掛けにビックリできる、超発掘本!
ページ薬局さんのキャンペーンで頂いた本作。
アラフォーの心に刺さる、ワープロとフロッピーがキーになるミステリー。
30年前に発表された作品ということですが、全く古臭くない。
最高でした!
正直、途中で仕掛けは分かります。
ミステリーが好きな人なら、早めに察しがつくかも…。
それでも読む手が止まらない!
約380ページを5日間ぐらいで読んでしまいました。
最後の終わり方が好きですね。
不穏な余韻に浸れます。
『超発掘本』と称されるのが頷ける一冊。
素晴らしい作品に出逢わせて頂けたことに感謝です。 -
読んでるうちに、あー苦手なパターンかなこれはと思い始めたけど、頑張って読んだらやっぱりそうだった…
諦めずに最後まで読んで良かったとは思う。なるほど私が。
この時代、携帯電話がないのは勿論だけど、会社が存在するか調べるのに図書館へ行かないといけなかったのか。