ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 2892
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748681

感想・レビュー・書評

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  • 三年かそれ以上前に読んだのだけれど、正直私の中で「村上春樹」はここで止まっている。他の本を読みたい、と思えないのだ。読んだ時が中学生だったからなのかもしれないが、世で評価されているほど私の中にしみこまなかった。美しい文章なのだろう、とは思うのだけれど。とても読みにくかった。
    最後、これでおしまいなの?と思った印象だけが強い。いつか読み返してみるつもりだし、他の春樹作品も読まなければならないと思っている。でも、ただ、とても遠い存在。

  • 受験が終わって、もう何も考えたくなくなって現実から逃れたかった
    後期試験の帰りに買った。初めての村上春樹。
    しょうもない短編集なんかに手を出さなくてよかった。

    賛否両論あるなとは思うけど、私は好きだ
    これを好きだというと学校の友達とかにはどう思われるのだろう。

    何が好きかというと
    表現の豊かさ。久し振りに小説を読んだからかもしれないけど、細かいことの繊細な描写が豊かで美しかった。丁寧に、ゆっくりと噛み砕く価値があったしそうしたくなる文体だった。きっと村上春樹と相性良いな。
    今まで割と若手の作家が好きで若々しい、瑞々しい表現が好きだったけど古風で結構ベタで、でもオリジナルな部分もたくさんある表現が気に入った。
    自分の語彙力のなさ、想像力の乏しさも再確認した。これは小説を読まないと忘れてしまうな。
    出てくる人が殆んど変った人だからああいう科白や描写が出てくるのか、それとも村上春樹が多用するのかは知らないけれど、とにかく風変わりな書き方が多くて、
    風変わりな書き方というのはイラッとするものも多々あるけどこれはそうでなく少し驚かされて、一つ一つ辿って行きたくなる、そしてうっとりする、私にとってはそういう風な風変わり方だった。春の熊。
    月日が長く経っているところはそれを感じさせるように書いてある、一つのことを深く深く掘り下げて書いてある。それは難しいことで現に今私が出来なくて困っていることなので、腕を実感した。

    表現のことでもう1つ言うと、村上春樹の知識量が凄いと思った。
    これ1作品しか読んでないのにそこに出てきた曲、映画の種類が多いこと、さらに自転車の部品まで詳しく書かれること。


    私は身近な人を亡くした経験がほとんどない
    だから中で人が亡くなった時ワタナベくんや周りの人が受ける感情が正直なところ分からない。
    それに途中で彼が緑のことを友達ではなく好きなんだと気付く時も、少々しっくりこなかった。
    別に直子がいるのに、という訳ではなく自分がそんな風に人を好きになったことがないから。


    春は何かを始めるのにはぴったりの季節だ。
    寧ろ、今まで過ごしてきたどの春も何も始めなかったことはなかった
    突き付けられた現実は重い すぐには向き合えない 時間が要る 私はその点ではワタナベくんと似ていた。
    でも時間的には十分放浪を終えてもいい頃だ。もう前期試験が終わって一ヶ月近く経つのだから。
    そう自分に、言い聞かせる。

  • 初めて読んだのは高校生の時。
    恋愛モノ=少女マンガだった当時のお子様な自分にとってこの作品は、性描写がとても過激で主人公のモラルを疑う理解しがたいものでした。
    当時受けた衝撃がとっても強かったため、すっかり大人になった今でもうまく消化できているとは言い難い、、、そんな思い出深い作品です。

  • 映画化で話題になってるので、10数年ぶりに読んでみたら、
    こんな内容やったんやぁ~ってすっかり内容忘れてた☆

  • 前読んだときにはワタナベの心のことなんて気づきもしなかった。直子のことばかり考えていた。
    緑と直子の間で揺れる自分の心への葛藤。

    映画より、断然文章がいい。

  • 大学1年生の冬に、モデルハウスの看板を持って座っているだけのバイトをしながら読んだ。
    映画「ノルウェイの森」を観ていて、映画についてではなく、この小説を読んでいた時期について思い出した。メモを残すのにふさわしいところが思いつかないので、ここに書いておこうと思う。

    とても簡単なことだが、
    思ったのは、

    まず。この小説について、このような小説を書くことについて、いろんな批判があり得て、自分はそれを受容して、「そうだな、そういう考え方もあるな」と思ったり、「もしかしたら、その方が正しいのかもな」と思ったことがある。

    だけど、この小説が自分を捕まえたこと、この小説が(たぶん、今に至るまでの)長い間、自分が認識する世界を染めたこと。

    その事実は、全然、それらの批判によって覆されていない。覆されていないどころか、それらの批判は、その事実に触れることさえできていない。

    あまりに確かで鮮明な感覚、の記憶すぎるのだ。

    それが、本当に根本的な体験なのかはわからないが、今、自分が持ってる経験の中で、最も「根本的」と呼ぶに値する体験であったと思う。

    とても恥ずかしい言い方だが、やっぱり自分は「村上春樹の小説を読んだ後の生」を生きている。そのことを否定できない。

    それをきちんと認識して、続けよう。偶有的な世界で浮遊するように生きている? いや、少なくともこれらのことは、必然性の領域にあるよな。

  • 『ぼく』はハンブルク行きの飛行機のなかで、ビートルズの『ノルウェイの森』を聞いた。その歌は、常にぼくの20歳になろうとする秋の出来事を、鮮明に思い出させるのだった。

    いまのところ主人公がいろんなおんなをたぶらかしてるヤツという印象しかない

    主人公のぼくの過去のおはなし。

  • 生きていると自然と生じるあらゆる矛盾や、死など、この世には「説明できないこと」がたくさんあって、読んでいて樹海にいる気分でした。そのせいか、全力でぶつかってくる緑の存在や、導いてくれるレイコさんなどの人物は安心感を与えてくれました。
    とても好きな作品です。映画化も楽しみです。

  • 最近知った本。
    村上春樹さんを知ったのも1Q84が話題になってからでした
    図書館で借りようと思ったもののずっと貸し出し中で
    模試の帰りに上下合わせて購入。
    2日程で読みました*

    好きな人が好きな本
    好きな人の書く文章と似ててなんだか変な感じがした

    嫌だと思うところが見つからなかった。
    すごく良い!
    評価されるのが分かる・・・気がする。


    ただ性に関してはなんとなく不快感とか嫌だなあまでではないけど
    考え方が違うからそう思うだけかなとは思った。
    あと何度も読むのとはちょっと違うかも。

  • 村上春樹の本を初めて読んだのですが、SEXを隠喩表現を用いず、生々しく描くのですね。思わずエロいと感じてしまいました。

    主人公と直子の関係はなんだろう微妙(もろい?)ですよね
    はやく下巻を読まなきゃ><

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月7日発売の『文学界』で短編小説を2作掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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