ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 36577
レビュー : 2892
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748681

感想・レビュー・書評

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  • 男性作家さんの性描写は苦手だったがすんなり読めた。
    素敵なコトバがあちこちに散りばめられていて、とても惹きつけられる作品だった。

  • 読む前から嫌いだったのだけれど
    数頁読み進めたところでああ、これはわたしの好きな類のやつだと思った。
    たった今、読了して、ああ、わたしはこの先何回もこの本を手に取るんだろうなと思った。

    話はどうでもいい話だった。
    わたしにはわかりようもないもの。

    わたしの周りは誰も死んでないし
    セックスもよくわかんない。

    でも、魅力的な台詞が一つあればわたしにとってそれは価値があるものだから。
    映画も本も音楽も人もわたしの基準はそこだから。

    言い訳がましいけれど、まあ、わりかし好きと言うことだ。





    影響されやすいわたしは、今、身体の中にドロドロとした物があって、うまく消化できなくて、その塊だかに何かが吸い取られてしまうような感覚で、すごく淋しくなって、誰かに触れたいと思ってる。おばかさん。

  • ノルウェイの森を読むために、村上春樹の短編集を3冊読んだ。
    いきなり長編読むのは挫けそうだな、とか、書き方苦手だったらどうしようとか、そういう思いがあって。
    でも短編集で(最初の方こそ「伏線の回収は!?」とか「オチがねぇ!!」とか思ってたけど)うっかりその書き方にハマってしまったので、満を持してノルウェイの森を購入。
    結果、これまたハマってしまった。
    短編集で使われていた設定がいくつか出てきて(女子校とか、完璧な人とかそういうの)、村上春樹は一つ一つの作品を大切にしている人なんだなぁと思ったり。
    内容もおもしろい。もっと官能小説ぽいのかと思っていたけどそうでもなく、割と性描写も淡々としていると思う。
    魅力的な人物も多数出現。あと主人公のワタナベくんが個人的にはとても好き。

    あと、私にも緑みたいな友人がいる。
    両親のアレコレで苦労して、料理とか上手いし一見面倒見いいんだけど、仲良くなると結構甘えてきて少しめんどくさいタイプの友達。
    でも私もその子のことすごく好きだし、こういう子が自分には必要だなとも思っている。そういうことも、この本でちょっと再確認した。

  • 下巻にまとめて。

  • 言わずと知れた超大ヒット作を、今頃読んでみた。
    僕が勝手にイメージしていた「ノルウェイの森」とは全く違い、びっくりした。鬱蒼としたノルウェイの森の中で繰り広げられる物語を創造していたが、上巻では”僕”と友達との友情、女性との愛情、セックスが独特の機微をもって委細に描かれていた。下巻でどのような展開になるのかが非常に楽しみ。

  • 村上春樹の中でも一二を争う有名作品。

    声にならない、言葉にならない、説明できない「好き」っていう気持ち。
    一緒にいたい。って、理由とかそういうの。


    説明できない気持ちを文章の中に、その本の雰囲気の中に落とし込めている作品だった。



    人間誰しも、色々背負って生きていて。ちょっとしたバランスで壊れちゃったり、取り返しのつかない事をするんだ。



    それでも、「強く生きていこう」


    「前を向こう。」


    そうおもうことが必要で



    作中には
    「強く生きれなかった人」「前を向かなかった人」
    「強く生きていこうと思った人」「前を向いて歩いた人」


    2種類の人間が登場する、答えは正反対。


    それでも、それでも本当に紙一重だなーと改めて思う。
    絶妙なバランスで生と死があって、それは本当に近しい事なんだと思った。

  • ワタナベの嫌なところばかり目につく。まず若い。その若さがむかつく。若いくせに、とむかむかが募る。そして「一人で生きていけそう」という格好が腹ただしい。いけそう、なのである。ならば一人で死ね、と言いたいが、どうしようもないくらい直子に執着している。授業で出席の返事をしないというどう好意的に考えても頭がおかしいとしか言えないワタナベに声を掛けてしまうミドリもどうしようもない。ミドリも若いから凡人ならぬ変人に惹かれてしまうのはわかる。やはり若さがむかつく。「先生!ワタナベならそこにいます!」と教室上段から隅の方ににいるワタナベを指差してやりたい。ワタナベの陶酔さを教室の皆にひけらかしたい。そして上巻で一番腹が立ったのはラブホテルで小説を読むワタナベ。格好つけ。

  • 村上春樹の世界にはいれ込めなかった
    でも最後までは読んだ
    そんなにいいかな⁈
    ☆彡

  • 何と言葉にしたらいいのか。

    いやらしくなく性を扱うなあ、と思った。
    美しいとはまた違う、性描写。

    不完全な人間の、不器用だけど、純粋な物語。

  • いまセンチメンタルな時期なのもあって、文章がスッと心に響く感覚が何度もあった。
    主人公ワタナベと直子の間柄がただの恋人同士と呼べる其れではなくて、複雑で、せつない。

    会話のキャッチボールが秀逸で、まるでその会話の中に参加してるような感覚になる。自分もそこにいてワタナベと一緒に相槌をうってるような。

    登場人物が皆、魅力的で永沢さん、突撃隊、レイコさん、キズキ、それぞれのち、ちょっと普通の人より違うけど、ゆえに良いところが光っていて接してみたいなって思った。

    ワタナベは普通だと自分で言うけれど、この登場人物たちを好きと言うのは、自己を投影し、共感してる部分があるのかな。

    早く続きが読みたい。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月7日発売の『文学界』で短編小説を2作掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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