ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

著者 :
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レビュー : 2237
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748698

感想・レビュー・書評

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  • ラストはどうなったんだろう?って気になりますねー!
    するするストレスなく読めて、読後になんとなく残る余韻が気持ち良い。
    こんな暗い話やのにね。笑

    あの冒頭があるのだから、ワタナベは生を放棄したりはしていないはず。
    願わくば、幸せというものから逃げない形で生きていてほしいね。
    幸せから逃げた、多くの死者の気持ちを請け負って。
    勝手に放り投げていった人たちの想いを回収せざるを得なかった、ワタナベくんは大変やね笑
    でも、その責任?をきっと自分に課して生きて行くんやろう、この人は。

  • ワタナベ君が直子の元を訪れるところから。

    ワタナベ君が直子と一緒に居たのは、キヅキの死というショックを共有した責任感からだった気がする。愛の存在を感じない。

    緑と一緒にいるとワタナベ君がものすごく鈍い人みたいで可笑しいw

    直子とのシーンは結構覚えてたけど、緑とのシーンは結構忘れてました。。
    昔から緑の方が好きだったのになぁ…

  • 何とか読み終えることが出来た。
    下巻は完全に官能小説に。登場人物の殆ど頭の中がピンク色で且つメン○ラなんじゃないかと。
    また、主人公のモテっぷりがどうもライトノベルのそれと重なってしまう。何故なら話が面白いでもなく顔が良いでもない男がここまで異性からアプローチを受けるとは考えにくいから。主人公への感情移入を前提に設定されたキャラクタライズではと疑う。そうするとどうも再読しようとする気にもなれず、ラストの演出も考えようという気も起こらない。
    結局評価される理由が解らなかった。

  •  これまで村上作品は短編しか読んでいなかった。この「ノルウェイの森」が村上春樹の作品では初めての長編小説である。文庫本で上下巻併せて約600ページある。この作品は発表当時大変話題になった。なぜあれほど騒がれたのだろうか。また最近では村上春樹氏は毎年ノーベル文学賞候補の筆頭に挙げられている。それほどにも素晴らしい作品を書き続けているのだろうか。そういう思いで読み始めた。

     「ノルウェイの森」を読んでいて一種の違和感を覚えた。これまで読んできた純文学のような小説とは肌触りが違う気がした。それは言葉遣いにあるような気がした。村上作品はとてもカジュアルな表現が多いと思う。会話文は特にそれを感じる。

     もう一つの違和感は性描写の多さだ。この作品では幾度となく性描写が出てくる。ワタナベや直子、緑らの心理を描く上でこんなにも彼らのセックスを描かなければならなかったのだろうか。しかも彼らのセックスは私からみればあまり普通ではないように思える。もしかしたらこういうところが村上作品の面白いところなのかもしれないが、私はよく理解できなかった。

     NHKの第2放送で連載している「英語で読む村上春樹」に触発されて、遅蒔きなが今頃村上春樹を読み始めた訳だが、毎年話題になる村上作品がどんなものかノーベル文学賞を受賞する前に少しでも読んでおこうという気持ちであった。だからなるべく先入観を持たないよう、書評などには触れないようにしている。他の作品を読んだらまた別な感触が得られるのかもしれない。

     今後は最近の作品「1Q 84」「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」を読んでみたいと思っている。

  • 10年前に読んで、また読みたくなって読んだけど、感じたものが違うように思う。

    改めて読むと、なんて人間て弱い生き物なんだろう、そしてこんなに簡単に人は命を落としてしまうのかというくらい登場人物が自害してゆく。読んでいて凄い喪失感を感じたのは私だけだろうか。

    著者の作品の中で本書は地に足が着いている作品だと思う。読んでも理解し難い作品が何冊かあって、何度読んでも奥が深すぎて意味が分からない。世界観がどうしても理解しきれない所があるが、本書にそれがない。

    何年も前の作品なのに色褪せない、そして切なく悲しいストーリーだと思う。

  • 面白かった。
    文章が素敵で、とても綺麗。
    涼しくて、湿気が多い感じ。
    でもうざくない。
    愛に溢れた話なのに、
    結局のところは、「そんなもん」っていう、珍しくも何ともない、誰でも同じこと。
    それでもやっぱり美しい。
    好きです村上春樹。

  • (レビュー・感想というか読むに至った経緯)
    ※上下巻とも同じ内容
    どんな関係にも当てはまらない大切な人からすすめられた一冊。読み終えて以来、この本に捕われてしまっている。自分が他の村上春樹作品を"読めない"のはこの本も影響している様な気がする。この本が目に入るとテキトーにページを開いて読む行為を繰り返している。

    登場人物が多いのにも関わらず、その一人一人がもれなく忘れられずに頭の中で生きている。しかも、すごく鮮明に。

    自分にとって、良い悪い好き嫌いという概念がない不思議な一冊であり、読めば読むほどハマって行く恐ろしい一冊でもある。

  • ぐるぐるぐるぐる
    人間とは、生きてるとは、死んでいるとは、愛しているとは、幸せとは、

  • ワタナベの周りの個性的に見える人々は、決して特別ではなく、むしろ普通なんだ・・・・と。
    しかし取り巻く環境、心の持ちよう、それぞれのキャパで
    みなそれぞれの人生を歩んでいく。そして、その歩む道もなんら特別なわけではない。
    それは、悲しい最期の人々の人生さえも。

    ブログで詳しいレビューしています* 
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=570

  • 読みながら本を閉じる。
    目をつむると作中の光景、キャストの心情が染み渡る。
    じわっと涙が溢れてくる。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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