ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 32509
レビュー : 2235
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748698

感想・レビュー・書評

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  • 25年ぶりに読み返してみた。前回読んだときはこの小説の主人公よりも若かったけれど、今は主人公の年齢も通り越し、このときの著者の年齢も超えてしまったので読後感もずいぶん変わった。本って、読む年齢が感想に大きな影響を与えるのかもね。

  • 私にとって印象的なのは永沢君が発した言葉
    「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」

    とかく若い時に陥りがちな考え方。

    いい人が幸せになるわけではない。だから自分の幸せは自分で見つける、その最大限の努力を惜しむことなくする。自分中心の考えをするのは永沢君やワタナベ君だけではない。ほとんど皆が他人を傷つけ、自ら傷つける。

    そんな時「自分に同情しない」強さ(身勝手さ?)が欲しい。

    村上ワールドの深層部まで連れていってくれるのは嬉しいけど、日常生活に戻ってくるのに時間が必要になる。

    心が解体されそうになりました。

  • 学生時代の自分には性的描写の印象が強すぎたけれど、20年後また読み直してみると登場人物の繊細さを痛いほど程感じる本。心に刺さるので読むのに勇気が必要な本です。

  • 多崎つくるに刺激され、久し振りに読み直した。
    発売当時、いたく感動しながら読んだ記憶はあるものの、ストーリー自体はほとんど忘れていたことに我ながら驚いた。
    淡々と静かに進んでいく物語だが、ずっしりと重い。精神的に病んだ人が複数登場する小説は、特有な魅力をかもし出す一方で、やはり読後にやりきれない疲労感が残る。
    それでも、何年か経つとふと再読したくなるのが、村上作品なんだろうな。

  • 子供の頃とは、印象は違うけど、やっぱり好きにはなれない。

  • 村上春樹の本で最初に読んだ本。

    二十歳の頃に読んだから、理解はできたけれど共感はできなかった、
    という覚えがある。

  • なんとも言えない静かな物語。
    二十歳の原点みたい。
    二十歳の原点と同じ騒がしい時代でありながら、その騒がしさの中心からは外れて静かに、でも、激しく内面は揺れ動く青年時代の話。

    直子と緑とレイコさん。永沢さんとハツミさん。出てくる人物がとても魅力的。
    直子を愛しながらも緑に惹かれるワタナベくん。
    永沢さんと離れられないハツミさん。
    直子と緑とも一緒に寝なかったのに、レイコさんとは自然とそういう関係になるワタナベくん。

    生を描きながらも死んだ人がくっきりと浮かびあがってくるようなそんな感じ。

    最後は結局どういうことかわからなかった。
    僕は今どこにいるのだ?
    この一文がわからず混乱。ワタナベくんはこの後どうなったのだろう。

  • 衝撃のラスト。個人的にはミドリの人柄が好き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ミドリの人柄が好き。 」
      湯本さんって、とってもロマンチストなんですね。。。
      「ミドリの人柄が好き。 」
      湯本さんって、とってもロマンチストなんですね。。。
      2013/06/13
  • 『ノルウェイの森(下)』
    なんて、結末を迎えるんだろうと思いました。
    一気に駆け上がるようなラストと、
    予想を裏切る、予想さえ許さないように、
    ボクの浅はかな思考範囲から簡単に逸脱する。

    もう一度、読み返さなきゃなと、思わせる作品です。
    (END)

  • 周りの人たちがどんどん居なくなって、最後にみどりが残った。
    誰か一人でも生きてそばに居てくれることってすごく幸せだなーと思った。
    みどりみたいな友達が居ると心強いだろうな。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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