ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 32590
レビュー : 2239
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748698

感想・レビュー・書評

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  • この話に出てくる不完全なままの人間たちがすごく好きになった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「不完全なままの人間たちが」
      それは素敵だね。。。強さや弱さ、曖昧さや頑なさ全部受け入れると色々見えてくるものね。。。
      「不完全なままの人間たちが」
      それは素敵だね。。。強さや弱さ、曖昧さや頑なさ全部受け入れると色々見えてくるものね。。。
      2013/07/12
  • 上巻から、下巻にかけて、どんどん読む速度が、加速化していく。

  • ワタナベ君の気持ち、痛いほど良く分かる。
    生と死と愛と責任と。その混沌とした想いの中で描かれる世界は、淡々と静かで切なく、それぞれの気持ちが心に静かに入ってくる。
    性描写の多い作品は苦手な方だが、この作品にはそれが必要だったのだと思う。
    「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ。」
    永沢さんの言葉も響いた。

  • やっぱりミドリさんが魅力的。

    天気の良い日に美しい湖にボートを浮かべて、空もきれいだし、
    湖も美しい、というのと同じです。(玲子)

  • 最後のレイコを旭川に送るシーンが好き。
    大事な人が死んでお別れ、が多かったけど、
    生きた人とのお別れの場面。
    この話の中でいちばんすき。

    あと、大事な人が死んでいくことを抱えながら生きることや
    生きていると、自分の心に変化が訪れることや
    それを苦しく思うことや
    なんとなく欲求のままにいろんな人と寝ちゃうことや
    直子を想って緑を抱かないことや
    、、、
    ワタナベくんの生が濃い。

  • 「もちろん人生に対して恐怖を感じることはある。そんなの当たり前じゃないか。ただ俺はそういうのを前提条件としては認めない。自分の力を100パーセント発揮してやれるところまでやる。欲しいものはとるし,欲しくないものはとらない。そうやって生きていく。駄目だったら駄目になったところでまた考える。不公平な社会というのは逆に考えれば能力を発揮できる社会でもある」
    「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
    「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」
    「もちろん私はあなたと直子がハッピーエンディングを迎えられなかったことは残念に思います。しかし結局のところ何が善かったかなんて誰にわかるというのですか?だからあなたは誰にも遠慮なんかしないで幸せになれると思ったらその機会をつかまえて幸せになりなさい。私は経験的に思うのだけれど,そういう機会は人生に二回か三回しかないし,それを逃すと一生後悔しますよ」
    「あなたがもし直子の死に対して何か痛みのようなものを感じるのなら,あなたはその痛みを残りの人生をとおしてずっと感じ続けなさい。そしてもし学べるものがあるなら,そこから何かを学びなさい。でもそれとは別に緑さんと二人で幸せになりなさい。あなたの痛みは緑さんとは関係のないものなのよ。これ以上彼女を傷つけたりしたら,もう取り返しのつかないことになるわよ。だから辛いだろうけれど強くなりなさい。もっと成長して大人になりなさい」

    若干結論が意外。カフカとかに比べれば全然読みやすかった。
    それなりに面白かった。

  • なんで、最後、ワタナベがレイコさんと寝たのかよく分からない。
    SEXには、物事にふんぎりをつける作用があるのだろうか。
    あと、ハツミさんもなぜ死んだのだろう。きれいなのに。

  • 友人に「この本のテーマは何だと思う?」と聞かれて、口をついて出た答えが「覆水盆に返らず、ってことかな」だった記憶。物事は壊れたら壊れっぱなし。やり直しはきかないし、何にも代えられない。みたいな。

  • 素敵でした。
    村上春樹の食わず嫌いが治りました。

    上を読み始めた時は、彼のブランドがチラついて
    読んでいてもモヤモヤしていましたが

    特に下からは素直に楽しめました。

    出てくるキャラクターが皆魅力的。

    主人公も
    緑も
    レイコさんも
    あこがれます。

    ギターを習いたくなりました。

    しかし、そんなにセックスって大切?
    と思うくらいセックスを重要視しているのが気になりました。

    男の人にとっては理想の本なんだろうな。

  • 10代後半の頃読了。

    なんであんなに簡単に自殺するのかさっぱりわからなかった。
    なんであんなに簡単に女の子と肉体関係になれるのか?嘘だ!と思った。
    そして大学生になって淡い期待を持ってみたけど、やはりこの作品の世界観は「嘘っぱち」だと痛感した…と当時は思った。

    この歳になって再読したらどうなんだろ?その気にもなってはいないけど。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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