ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 32498
レビュー : 2234
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748698

感想・レビュー・書評

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  • エロいから、下品だから、という理由で村上春樹を嫌う人は「もったいないなあ」と思う。
    もっと違う「主人公の自己愛」だとか「語彙のひけらかさ」とかそういうので村上春樹を嫌ってほしい。

  • 私は読んでいて、
    どちらかというと死んでいった人の方に心が寄り添いました。
    性から生が生まれるので、生死を描くのに性を持ち出すのは、
    別段不自然とは思いませんが、それにしても性描写の多いお話でした。

    物事はなる様にしかならない、人が生きるというのはそういう事。
    だからどんなに注意しても、ベストを尽くしても、
    人が傷つくときはどうしたって傷ついてしまう。傷つけてしまう。
    分かっていても、それを避けようと躍起になったり、
    うまくいかなかった時に自分の言動を悔やんだり人はしてしまうもの。
    そうして思い悩むから、心は擦り減っていくのかな。
    だから生きている人は、それを乗り越える強さか、
    其れをそういう物だとやり過ごせる余裕がないといけない。
    そうだとしたら、やっぱり生きていく事って、中々しんどいですね。

  • みどりの父が入院する病院で、キュウリに海苔を巻き、ただ醤油を着けて食べる場面があるのですが、これがなぜだかすごく美味しそうに思えます。読んだ後、すぐに家にあったキュウリに海苔を巻いて食べました笑

  • 純愛に生きたいが性欲に翻弄される大学生の話( ´ ▽ ` )ノ

    主人公に限らず、なんでこの小説の登場人物たちはセックスのことばかり考え続けているんだろう?( ´ ▽ ` )ノ
    男も女も老いも若きも、みんなスケベ( ´ ▽ ` )ノ
    西村寿行ワールドも大概だけど、ハルキワールドはそれ以上かもしれない( ´ ▽ ` )ノ
    他に熱中できることはないのか?( ´ ▽ ` )ノ
    だれもかれも道に迷って、中には病院送りにされもしてるけど、根本的問題は明々白々( ´ ▽ ` )ノ
    人間ドラマというより、進化したボノボの物語を読まされた感じだった( ´ ▽ ` )ノ

    たしかに面白く読めはしたけど、二度三度読みたいとは思わないな( ´ ▽ ` )ノ

    3作読んでみてはっきりわかった( ´ ▽ ` )ノ
    自分にハルキは合わない( ´ ▽ ` )ノ
    まあ、買いためた分があるから、あと4作は読むけど、それでおしまいだな( ´ ▽ ` )ノ

    2017/04/17

  • 上巻、下巻まとめて読んだ。この前に読んだ「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」と若干台詞や設定など似てる部分があって、個人的には読みやすく感じたけれど、反面、最後まで物語を理解出来ずに(いや、今も理解出来てないんだけど)いた。

    最初は簡単に言えば「壮大な恋愛物」という勝手な印象を持ってたんだが、恋愛物だとかそんな枠ではくくれないような話しで、かと言ってじゃあどんなの?なんて聞かれても、自分はまだ上手く説明も出来ないなぁこれは

    でも、きっとこれは解釈が人によって様々なんだと思う(まぁ、これに限らない話しでもあるけど)

    恋愛物として好きという人も、または青春物、人生論的と捉えてる人とか、自分みたいに単純に性描写がエロいというのを主に感じた人もいると思う 笑 何にせよ、自分がこの物語を理解するのにまだちょっとかかりそう

    あと女性達の台詞で気になったのが、何か所々「本当よ」「本当だよ」ってのが入ってるのは、一体何だろうか?この主人公の疑い深い顔だとかを表してるのかなぁ

    個人的に緑に「この次教室で会っても話しかけないで下さい」って言われたあたりから、「あれ?何だかこの感覚経験あるかも」となり、そこからもう主人公と自分が重なり始めて、地味に辛かったような、またちょっとだけ懐かしいような、そんな気持ちになった

    そうは言っても、読んでいて際立って悶々とする事はなかったなぁ。むしろ自分は全体的に瑞々しさすら感じた方でした。

    自分は如何せんやっぱりその性描写にばっか捉えられちゃってて、正直そこばっか頭に浮かんでて、う〜ん、もっかい読まなきゃ駄目だなぁ 笑

    ちなみに、この女性達の中から選ぶとするなら、断然緑を選ぶと思う自分は

  • あまりにも退屈で難解な小説でした。
    でもなんとか最後まで読みました。
    それはまるで苦行のような長く苦しい戦いでした。
    それでも最後まで読ませてしまうのが村上春樹作品なのでしょう。
    何年かしたらもう一度読んでみたいと思います。

  • 十代から何度か読んでいるのだけど、いつも受け止め切れない。
    ぬるりと指に隙間から逃げてしまう。
    今回の再読でこれまでと違ったのは、作者は「グレート・ギャッツビー」が大好きなんだなぁとしみじみ思ったこと。
    文中で言及されているからではなく、冒頭で直子について書こうと思ったとして始まる今作は、ワタナベが書いたギャッツビーのように思えたのだった。
    ただ、ギャッツビーは読み終えてギャッツビーの物語だったと思うけれど、今作は直子ではなく自分のことしか語ってないね自分のことしか考えてないねワタナベという印象。
    そこが今作を好きになれない理由の一つなのだろう。
    たいてい人は身勝手なものだ、けれどワタナベはそんな自分と向き合うことを放棄しているように私は思ったのだった。

    読了後に参加した読書会で幅広い意見が出て、また私も見方が変わったように思う。
    それを踏まえてまたいずれ再読しようかと思っている。

  • 主人公の恋愛観が理解できない。
    恋愛の境界線が緩すぎる。

  • 有名過ぎてなかなか手に出来なかった本
    赤と緑の表紙は見ればすぐに分かりますよね
    なんとなく難しい内容なのかと勝手にイメージしていましたが読みやすい恋愛小説でした
    主人公の周りの自殺が印象的で、暗いイメージです
    死は生の対極としてではなく、その一部として存在している・・・。
    という部分が印象的
    昔の作品なのに、未だに本屋さんのオススメコーナーに後世に伝えていきたい名作とかって書いてあると
    あ~読む人、時期、年代、男女によって捉え方が変わる
    から名作なのかなと思いました

  • ラストはどうなったんだろう?って気になりますねー!
    するするストレスなく読めて、読後になんとなく残る余韻が気持ち良い。
    こんな暗い話やのにね。笑

    あの冒頭があるのだから、ワタナベは生を放棄したりはしていないはず。
    願わくば、幸せというものから逃げない形で生きていてほしいね。
    幸せから逃げた、多くの死者の気持ちを請け負って。
    勝手に放り投げていった人たちの想いを回収せざるを得なかった、ワタナベくんは大変やね笑
    でも、その責任?をきっと自分に課して生きて行くんやろう、この人は。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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