風の歌を聴け (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 15603
レビュー : 1452
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748704

感想・レビュー・書評

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  • 何を伝えたい小説なのかも分からず、面白さを感じることもなく読了。私には合わなかったようです。

  • 村上春樹を読むときにいつも感じることは圧倒的な個性だ。
    自分では絶対に考えることのできない唯一無二の世界観がこの作家の物語からは感じる。(その世界観が合う合わない人がいるのは当然でどちらかというと自分は合わない方だと思っている。)
    でもこのデビュー作を読んでみて、まだこの作家が一般的な感性を残していた残滓を感じることができた。
    なんだ、この人だって普通の感性を通過して誰にも表現できないような世界観を作っていったんじゃないかという安心感を得た。

    しかし一つ間違えればとてつもなくいたい内容なのにそれを低い温度で保つ独特なバランスはさすがだしその後の多くのフォロワーを生み出したことも納得できる。

    内容はすぐに忘れてしまう気がする。実際読み終わった直後の今ですら半分くらいしか覚えていない。
    ライトに空気感を楽しむ読み物なのだと自分は思う。

  • 2016年2月27日 読了

    ストーリー自体は単調で特に心に残る場面や台詞もないけれど、村上春樹の文体が好きなのか、スラスラと読めた。
    「僕」と鼠と指が4本しかない女性との故郷での一夏の思い出。夏が終わって僕が東京に戻る最後の場面はちょっぴり切ないかな。

    ※ ビーチボーイズ/カリフォルニアガールズ

  •  村上春樹の処女作。内容的には物語があるわけではなく、その後の小説のテーマになる「喪失と絶望」だけが提示されている。
     冒頭の文章についての文章が一番印象に残っている。
    ”文章をかくという作業は、とりもなおさず自分と自分をとりまく事物との距離を確認することである。必要なのは感性ではなく、ものさしだ”
    村上春樹という作家のものを書くことのスタンスを示すある種のマニフェストのように感じた。主人公が受動的で様々な出来事に巻き込まれていく、という春樹の小説の特徴をあらわす一文だといえると思う。

  • 『風の歌を聴け』を読み終えました。
    村上春樹のデビュー作。

    この作品をまともに書評出来る人っているのかな~?

    作者が小説を使って自己紹介交えて、「僕って君達と違って、博学でモテるし、なんかカッコいいでしょ(=^ェ^=)」

    って言ってるだけの気もするくらい、18日間に起こる何でもない話...

    小説家として尊敬してやまないハートフィールドって言う作家が何度も出て来て、自らの原点であるかの様に語られ、引用される訳ですが、

    そんな作家は実際には存在しないんです。。作品を探しても無駄です~

    なので、ここに登場する「彼女達」や、モテモテの「僕」もきっと妄想で、村上春樹の妄想ワールドの原点という意味では読んでおく価値はあるかな?!

    ただ、「僕」は洋書と洋楽が大好きで、数多くの通り過ぎた作品から引用される自らの欲求と観念、世界観は何事にも変え難い知識と真理だし、さあ‼これからいっぱい書くよー

    って言う意気込みはとても良く伝わりました....


    iPhoneからの投稿

  • 2019.8-23(図書館)

  • 意味を見出さない。見出せない。
    雰囲気が秀逸。
    ビール飲みたい。フライドポテトが食べたい。

  • 村上春樹のデビュー作。
    物語はたんたんと進んで行き、起承転結に当てはめるときたら転がなかったような感じ。

    ほかの作品を読みたい。

  •  全てが謎、でもないがうーんうーんと頭を捻ったまま話が終わった。何だったんだ……?
     人生には派手さもドラマもなく、延々と考え続けて終わる、もしくは輝かない青春の一ページということなのか?
     好みではなかった、が自分の中で整理がつかなくて消化不良感。
     一夏のラブになりきれないロマンス、いやラブなのかな、現代の派手なドラマになれた目にはほぼ何も起こっていないと言いたくなるほど淡々と枯れた夏が終わって、主人公は大人になった。


  • ハートフィールド

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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