魔笛 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.59
  • (106)
  • (188)
  • (281)
  • (24)
  • (9)
本棚登録 : 1250
レビュー : 169
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748858

作品紹介・あらすじ

白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!二千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後だった。妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事鳴尾良輔は実行犯の照屋礼子を突きとめるが、彼女はかつて公安が教団に送り込んだ人物だった。迫真の野沢サスペンス。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 宗教ものとかサイコパスものが好きなので興味があり。
    手記として話が進むのになぜ警察内部の状況とかもこんなに鮮明に描けるのかとか、獄中の妻が何でこんな冴え渡った隠れた名探偵的ポジションやねんとかちょっと突っ込みたくなるところはあったものの、ラストの逮捕までのくだりは映像ばえしそうな疾走感ある感じやったなーとおもう

  • ストーリーの展開にスピード感があって、何か引き込まれちゃった感じが素直な感想。人の気持ちを少しドライな感覚で描いている。
    何か気持ちの中に残るかと言うとそうでもないが、とにかく面白かった。月並みだが映像として想像出来るところは、やはり脚本家出身。

  • 後半の盛り上がりに圧倒された。エンターテインメントの要素もあるが、それとは別に登場人物全てに翳りのある情念が付きまとっているところに惹かれてしまう。

  • オウム事件を思い出させるような背景、教祖が捕まった後信者と思われる犯人が爆弾テロを起こす。犯人の背景と犯人が認めたはぐれ警官の攻防。
    人を洗脳して、どんどん考え方を変えていく方法の描写は興味深かったな。教団内部ではこんな事が行われていたのかとイメージが膨らみ、楽しい。公安が自分らの存在感を高めるために悪を作り出す構図もしょうもない集団の考えそうなことで、あり得るねえと感心してしまう。
    もう一人の主人公とも言える爆弾処理班の人もカッコイい。

  • 著者の作品はもうだいぶ前の「リミット」以来。 とにかく面白かった。止まらなかった。 90年代の日本社会事象の総復習+人間の情念+希望+スピード+映像。 それまでの布石が全て繋がる後半のストーリー展開、唸ります。 この作品って、映像にはなってるんですか? かつじでも映像感満載。でも、敢えて、映像にはなって欲しくないし、やっぱり無理でしょう!

  • 刑事と獄中のその妻のやり取りは置いといて。
    冒頭のテロの描写から引き込まれて終盤の緊張感とスピード感はなかなか読み応えがあった。
    しかし遥ちゃんに対する父親の所業は展開に必要とはいえキツい、ここだけは苦手。
    けっこう色々見たことのある映像の脚本家だったんですね、作者小説初読みでなかなかすごい描き方。
    残されている小説を色々読んでみようかな。

  • 絶品!!
    手記の独特な読みづらさがあり、とにかく読まされる。でも何故か読んでしまってページが進まない。が…面白い!
    ラストに向かう臨場感は他に無いくらい凄かった。
    正義って何を定義しているのか考える本であった。
    わたし的に「信じる者は救われる」って言葉は宗教的な観点であるっていうことが理解できた本。

  • 人称が分かりづらくて読みづらい。
    ノンフィクションの態で書かれてるのに他のキャラクターの心象まで書かれてるのが混乱ポイント。照屋礼子は神の視点を持ってるとでも?
    現実感の薄い登場人物達の行動、良くも悪くも安い2時間ドラマ的な作品。
    設定、あらすじは面白そうだっただけに残念。
    クライマックスの緊張感煽る演出の3シーン交互に描く部分では各シーン自体が緊張感を得ることない陳腐さゆえにまだるっこしいだけだった。

  • 名人芸。

  • 斬新な設定。
    引きずり込まれる描写。
    なんだか新境地。

全169件中 1 - 10件を表示

魔笛 (講談社文庫)のその他の作品

魔笛 単行本 魔笛 野沢尚

野沢尚の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

魔笛 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする