- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062748926
感想・レビュー・書評
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【読了メモ】(141005 21:50) 浅田次郎『蒼穹の昴』(2)/講談社文庫/2004 Oct 15th
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かなり面白くなってきました。
ちょっと都合よすぎの感はありますが、春児、文秀ともに出世しはじめ、俄然面白くなってきました。
キャラも馴染みはじめ、名前で引っ掛かることもなくなったので、物語に集中できたのが大きいかな。
唯一の欠点は西太后の口調ですね。
子供の精神状態とはいえ、まるで漫画レベルの物言いに違和感ありまくり。
一気に本の世界から現実に引き戻されちゃいます。
もう少しなんとかならんのかと…
とはいえ、全体的には相当面白くてのめり込んでしまいました。
もう止まらない。
早速3巻目を読みます。 -
いよいよ物語が大きく動き出した!
春児のように、様々な愛すべき仲間に支えられて…という話が私は好きなのだなと改めて実感しました。
3巻は私がこの本を読もうと思ったエピソードがあるので楽しみです。 -
ちょうど物語の折り返し。清朝後期の歴史上人物が絡み、時代も掴めて俄然面白くなって来た。当時の舞踊・芸術も盛り込まれてやや理解が追い付かないところもあるのだが。
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62
浅田次郎の中国ミステリーロマン2巻。
春児はいよいよ西太后にお目通りを許される絶好の機会を得る。
時代に翻弄されながらも、一人自分の道を力強く切り拓く春児に、次第にまわりの人間も惹かれ、そして彼を支え始めていく。 -
2巻も1巻に引き続き、素晴らしい作品。
360ページとある程度のボリュームがあるが、それを感じることなく読み進めたくなる。
2巻では、権力争いの伏線を張ったような形で、ストーリーが展開。
本格化するのは3巻以降だろう。
個人的には、春児が役者として大活躍したシーンに、胸が熱くなった。
奇をてらった表現はないけれども、この日本語しかないと思うものがピシっとはまっていて、著者の力量が思い知られる。 -
文秀はやめておけたとえ赤い糸があろうとだ!と玲玲の肩をつかんで諭したくなる第2巻。龍玉や春児の占いの嘘が明らかになってさあ日清戦争だ!と思ったらスルーされて李鴻章もあっさりいなくなってしまった...。さみしい。