蒼穹の昴(4) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 292
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748940

感想・レビュー・書評

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  • 超ド級のエンターテイメント。清国の末期を壮絶な熱量で描き切った大作。まさに浅田次郎の傑作のひとつだと思う。中国の歴史をさらに勉強したくなった。

  • 2018.7.8読了
    ☆4.3

  • ラストがとにかくいい!

  • 読み終わってしまった。。。最後に子供時代の超大物登場!きゃ〜。まだ続きが文庫5冊、単行本2冊。。。こりゃ、先が思いやられるわ。。。笑

  • いよいよ戊戌の政変。
    恭親王の遺志を受けて、順桂が西太后暗殺に失敗して爆死する。
    政変で大勢の同志を失い、一人生き残る梁文秀。
    西太后への忠義を貫こうとする春児。
    袁世凱暗殺に失敗し、捕らわれていた王逸は長沙まで落ち延びて、そこで幼子の毛沢東に出会う。
    同年に登第した三人の運命はそんな風だった。

    これって、まだ話の続きはありそうな感じ?
    あのガラス玉に過ぎない龍玉の欠片を首飾りにして持ち続けた西太后は、最後にそれを春児に託す。
    春児はお守りとして子どもの頃から持ち続けた乾隆銭を、文秀と日本に亡命する妹の玲玲に贈る。
    龍玉の青と、カスティリオーネが宮殿に描いた青空が、運命を変えようと闘う人の心に染み入って、生きる力を呼び起こすのは感動的ではあるけれど…。

    そうそう、個人的には魯迅がどこかにちらりと出てくるのでは、と思っていたけど、そうでもなかった。

  • シリーズ4巻を通じて、敬称の使い方が難解だった。文秀と春児を通じて、帝派と太后派の対立を描くが、最終的に西太后の復権。それによって、文秀が日本に亡命で終焉。2人の主人公の行く末は不明。少年=毛沢東も登場。
    確かに、李鴻章と西太后のイメージは、読前より変わったとはいえ、やはり西太后の人間性や真意は、理解に苦しむという印象。
    「施しを与えるのではなく、寄り添って生きていく」とは、ストーリーを通してキーになる言葉だとは思うが、4巻まで引っ張ってきて、これかあ・・・という印象。

  • 浅田次郎の代表作。

    中国清朝末期、欧州列強は力を増し、隣国日本も明治維新により急速に富国強兵を進める中、これまでの王政を続けてきた中国は大きな岐路に立たされていた。
    同じ地方から都入りした地方官吏のドラ息子梁文秀と糞拾いの少年李春雲は、その時代に翻弄されながらも、旧来文化の象徴である進士(=科挙登第後、最優秀成績を収めたもの)と宦官というそれぞれの立場から、お互いの道を切り開いていく。

    運命とは。

    単純に小説として抜群に面白く、また登場人物の多くは実在の人物であり、近代中国史として読んでも非常に面白い。
    これ読んでから中国史を勉強したくなった。

  • 2013.5/3 登場人物がそれぞれの魂を燃え上がらせた章。譚嗣同の文秀へ「史了、君は難きにつけ、僕は易きにつく」と言って別れた場面は涙、瀕死の王逸が出会った光明の場面でも涙、あらゆるところに感動が詰まっていました。関連の浅田作品も読んでいきます‼

  • 清末期を舞台に運命に翻弄される人々を描いた歴史ロマン。この時代をもっと知りたくなり、世界史の本と西太后の本を購入。中原の虹も読もうと思う。

  • 言葉に慣れることなく、最後まで来てしまいました。
    ラストエンペラーのちょい前の話だなーくらいの知識しかない私には、なんかもったいなかった(笑)。
    外から見た、日本も新鮮でした。そして、乾隆帝の思いってのが凄い。一人の統治者で国を成り立たせることに虚しさと限界感じたからって、跡継ぎの力を弱めてくって設定?が凄い。そして、西太后はそのことをまかされたから、自分で終わりにさせる道を突き進むってのも凄いです。
    運命とは、時には力になり、逃げ道になる。結局は、いつでも強い想いが道をつくっていくんだなと、思わせる作品の一つでした。そして、チュンルがいつまでもかわいいです。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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