歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】戦国武士の合戦心得 (講談社文庫)
- 講談社 (2004年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062749008
感想・レビュー・書評
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刀・弓・槍などの武装に始まり、
古典組討ちの作法や、切腹や女武者など、
内容は浅く広くで雑多な印象だが、
とにかく読みやすくて、
途中でとりあげられている武将の逸話も面白い。良書。
読みクチはライトだがそんな中にも、
古代の戦の「洗練された精神世界」と「様式美」があった
ということを感じられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何よりも文庫なのでおてがるで、そのくせ記述がしっかりしている一冊。資料として重宝します。こちらは侍側の記述で合戦時にどのように動いたかを絵つきで記述しているので読みやすくなっています。
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戦国時代の合戦の要素を、「刀」「合戦形式」「槍と弓」「大砲と火縄銃」「旗と太鼓」「斬首と切腹」「女武者と船上戦」などの章にわけて、マニアックな図解と一緒に解説した本。学校で習う日本史や時代劇の演出にも、ときどきツッコミが入る。
例えば、一般に銃はポルトガル人によって種子島を通じて日本に伝来された(1543年)とされているが、本書によると、それは東南アジアで使われていた「アルケブス式携帯銃」のことであり、禅僧が残した『碧山日録』という日記には、すでに応仁の乱(1467-77)で「飛砲・火槍」についての記載があるという。ただし、これらは大型兵器であったため、日本の当時の「戦」の形式や資源の面でマッチせず、後に火縄銃のような狙撃型の銃が主に用いられるようになったそうである。さらに、火縄銃のそれぞれの部品の名称や、射撃のための手順なども細かく解説されている。
このように、それぞれの章について、場合によっては平安から江戸までの流れ、あるいは外国との比較が書かれていて、武具や戦術が、時代の変化に順応する形変わってきたこともよくわかる。 -
戦国の世の戦いについて書いたハウツー本。一生、
自分の役に立たない事を祈ります。痛そうだし。 -
もし、戦(いくさ)に出陣する予定があるなら読んでおいた方がいいです。
戦は命がけ、時代劇でみる「わー」と叫んで、走っていく
その後、馬武者が突撃!
そんなイメージがあるかもしれませんが
実際はそんなもんじゃありません。
敵味方、双方、命がけです。
そんな息詰る状況が丁寧に解説されています。
挿絵もなかなかよいです。
同文庫、同筆者の『雑兵足軽たちの戦い』もお勧めです。
足軽って大変ですね。 -
ドラマじゃ解らない、戦さの裏側が詳しく書かれています。
へぇ〜と思わず言わずにはいられない。 -
絵解き具合が丁度よかった
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参考になります。
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なんというわかり易さ!イラスト満載で、初心者の私にはとてもお役に立ちますぞ。
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本文はわかりやすくあんまりつっこんでないけど、とにかく挿絵が素晴らしすぎる。暇があったら眺めてる本。