羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.73
  • (1070)
  • (1267)
  • (2066)
  • (95)
  • (17)
本棚登録 : 10908
レビュー : 629
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749138

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 途中まで期待させてくれたが、最後は尻すぼみ。

  • ”僕”と”鼠”の物語の最終回、本作で一つの物語が完結するといった感じです。
    前の2作と比較して、物語はより具体的に進んでいき、色々な真実が明らかになってくる。

    前2作はもやっと幻想的な感じで完結だったけど、本作はかなりくっきり完結といった印象でした。

    あと、物語とは全く関係ないけど、今回の「耳の女」しかり、主人公のパートナーの女については外見が細身できれいな女の子をいつも妄想してしまう。
    (これは僕にとって+ポイント、理想的妄想は小説の楽しさの1つだと思う。)

    (上下巻合わせての感想です。)

  • いるかホテルで待ちながら

  • どういうこと・・。
    自分に理解力が無くて、頭に描いてたものが間違ってる?それともそういうものなの?そういうのを楽しむってことなの・・?ただただ書かれているものをそのまま受け取っては駄目とか?羊は別のものを表してるとか?上級者向け?

  • なんとなく村上春樹小説に触れたくて、およそ10年ぶりに手に取った。話の大枠しか覚えていなかったので、とても楽しく読むことができた。けれどちょっとこれ以降の小説にある不思議な没入感が足りない感じがした。
    読者と遠い感じがした。 やっぱり村上春樹作品に触れてる自分が好きだ。酔っているだけかもしれないけれど…。
    青春が終わっていく感覚が寂しかった。

  • ★3.6(3.73) 初版1982年8月発行。村上春樹長編小説14冊のうちの3冊目。これで全長編小説を読破。著者の冒険ものはここから始まったんですね。「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」を読んだときは訳がわからなかったが、長編小説を読破して漸くその原型が既にここで固まっていたんだなぁと。ただ、何故羊男なのか、鼠が登場するのか。常に非現実の世界を描く著者が何故ノーベル文学賞候補にまでなるのかは、やっぱりわからなかったですね。そもそも何を主張したいのか。時代を小説にしているのかもしれないからかなぁ?

  • (感想は上巻にまとめて)

  • 読了後、3部作最終と知る、、

  • m_pixyさんリコメンド

    なるほど、余韻を楽しむタイプの作品ですね。

  •  村上春樹がまだ手練手管の書き手ではなくて、もしこれから『1Q84』なんかを読むならその前にこれを読んでください。そしてこれが書かれたのが何年だったか考えよう。村上春樹は高橋源一郎の『さようならギャングたち』(群像'81年12月号掲載)を読んで『さようなら~』が看過出来ない小説なのはよくわかっただろうしこの『羊~』(群像’82年8月号掲載)にはしっかり『さようなら~』を読んだことが刻まれている。
     語り部は、育った街を流れる川の河口で最後、泣いた。北海道に行く場面がもちろん重要だが、この物語は終始この(作中でふるさとの街の地名は明記されないが)芦屋川の河口のあたりに立ち尽くして語られているとぼくは感じる。『羊~』が書かれた1981~82年頃、かつての芦屋浜海岸沿いにはまだ谷崎潤一郎記念館も芦屋市図書館・美術館もなくてさみしい場所だったろう。いまはその先に二段階にわたって埋立地に住宅街が造成され、阪神淡路大震災を乗り越え年月を経て、ここで育った子供から同じものを奪いたくないとすればいまさらそれを取り消せとも言えない。村上春樹は現在に至ってもこの源泉を抱えているように見える。

全629件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)のその他の作品

村上春樹の作品

ツイートする