羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 10929
レビュー : 630
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749138

感想・レビュー・書評

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  • うん、こんな感じで謎は謎のまま終わるよね。
    主人公は今の僕と大体同じ年齢。この時期に読めて良かった。

  • 羊を巡っていろんな話、最後には繋がっていた。謎は残るけど、なんとなく繋がって解決される。昔読んだけど、まったく覚えてなくて始めて読んだ気がした。親友との別れの話。孤独だけど面白い人生。どことなく憧れると同時に自分に似てるとこもあるなぁと思う。

  • ラストが衝撃的。
    謎か謎を呼んで摩訶不思議。
    なんだか消化不良。
    他に繋がる作品があるのかな?

  • 併読の中でいつの間にか読み終わった。「皮膚がひりひりと痛みそうな沈黙」,,,をバックになんとなく影を感じながら物語がすすんでいきその感覚に矛盾しないおわりだった。現実?空想?妄想?羊の年の最後に羊に振り回されてみた。でもやっぱりあたしは嚙み砕ききれない!

  • 難しいがおもしろい

  • 主人公「僕」が親友の鼠から送られてきた一通の手紙に同封されていた羊の写真により、謎の事件に巻き込まれていく。最終目的地にたどり着き、仕組まれていた運命にすべて気が付く。

  • いつでもそうだが読み終わると心が痛い。
    次の本を読むのが辛い。
    次は、ダンス ダンス ダンスを読みます!

  • なんか途中からキングの「シャイニング」ぽくなってきたな、と思ってたら、ラストはもろクリソツだった( ´ ▽ ` )ノ
    ああいうとこに一人きりでいて、ああいう体験をしても、主人公が全く恐怖を感じないとこがハルキックだね( ´ ▽ ` )ノ
    分かったような分かんないような話だけど、謎解き話としてじゅうぶん楽しめた( ´ ▽ ` )ノ

    指の欠けたホテルマンとか耳だけ魅力的な女とか何より星模様のある羊とか、隠喩を推理するのも面白いんだろうけど、めんどくさいから表面的なストーリーだけ楽しめれば、それでいいや( ´ ▽ ` )ノ

    「はっかタバコ」という言い方、懐かしいね( ´ ▽ ` )ノ
    飲食店だろうが公共交通機関だろうが、ところ構わずみんなスパスパたばこ吸ってるとこにも、時代を感じた( ´ ▽ ` )ノ

    次は「アフターダーク」読んでる( ´ ▽ ` )ノ
    ここまで読んできた「風」とも「ノルウェイ」とも本作とも全然違った作風でびっくり( ´ ▽ ` )ノ

    2017/04/23

  • 得体の知れない感情が爆発しそうな感じがする。どう書いても語り得ない気がする。「風」「ピンボール」「羊」と、繋がりを知らずに予備知識無しで読んでいったことは偶然の幸福だった。あと3年早く出会いたかった

  • 羊は「思想」のことだったのかな。野望ともいえる社会思想、そしてその実現を目指す意志と実行能力。その3点セット。そんな感じがする。思想は人の弱さに漬け込む。思想に溺れればその人はある種の強さを得られるが、それはその人自身のものではない。そんな感じの個人と思想の関係が描かれていたように思う。思想は個人に寄生し、伝染していく。その連鎖を断ち切るには思想を持った人の命が絶えるしかない。それはそうかもしれない。思想とは奇妙なものだ。人間が作り出すものでありながら人間個人の上位にあり、個人を取り込んだり使い捨てたりしながら世代を超えて生きながらえていく。我々はそれに振り回される。自由意志は制限されている。そんなことを考えた。

    思想のメタファーとして羊が使われたのは全体主義を念頭に置いてのことかな。それを匂わせるセリフが下巻にあった。なんか全体的に村上春樹の思想信条が滲み出た作品だった。それにもかかわらず本当にスラスラと面白く読めたので、冒険モノのストーリーとして絶妙に上手く仕立て上がってるということなのだと思う。特に現実感とファンタジー要素をなめらかに接続して無理なく読ませるところに抜群のバランス感覚と上手さがある気がする。一応冒険モノ(と銘打っている)にもかかわらず、主人公が結局敵にも味方にもほとんどなされるがままだったのも面白い。結果的に目的は果たしているが……。そういう飄々としていながら同時にほとんど無力であり、哀しい運命に翻弄されているという人物像・ストーリー構成が人気の大きな一因なのかもと思ったりした。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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