煙か土か食い物 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.79
  • (458)
  • (447)
  • (622)
  • (67)
  • (12)
本棚登録 : 3164
レビュー : 556
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749367

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「チャッチャッチャッ」
    あらすじにもあるが、冒頭ではまずこの部分が目を引いた。
    他にも、アメリカに住む主人公の台詞で、カタカナ英語が多用されている。

    これらが象徴するように文章全体が独特のリズム感のある文体となっており、通して楽しく読んでいけた。

    ただストーリー的に終わり方があまり好きになれなかった。

  • 句読点がなくて口語体で段落も少ない、読みにくいかと思ったら意外とするする入ってくる。
    あまりこういう疾走感のある小説は読まずに生きてきたので新鮮。
    象が所々熊になってるのはKindle版の誤植なのか作者が意図的にやってるのか。

  • ドラえもんのくだりを思い出すたびに、舞城は理解できなくていいんだと思う。

  • 読み始めると一気に読んでしまいたくなりました。噂に聞いたとおりバイオレンスだし、少しグロテスクだったりしましたが、食わず嫌いせずに読んでみてよかったです。
    おもしろかった!

  • 面白かった!
    この人の本は食わず嫌いで読んだことがなかったのですが、他のも読んでみようかな~

  • 確かに文章に勢いはあるしヴァイオレンス描写は痛烈だし
    言葉は荒いし壮絶な家族愛だし・・・・・
    でもミステリと思って読んだので、唐突な謎解き(?)はやや難解で
    取って付けたような感じがしてイマイチ。
    でも一気に読める面白さはある。

  • 基本暴力的な文に驚きながらうおおって読んでた。スピード感ありすぎて楽しかったーたまに心にくる台詞とか引用があって泣きそうになってしまう。

  • なんか圧倒されて気付いたら最後のページをめくってたよね。
    むっちゃおもしろかったよ。
    他の舞城作品も読んでみたくなったよ。読むよ。読むんだよ。そうだよ。僕だよ。

  • 面白かった!文章にスピード感があって,好きになれそうだった.

  • とにかく読んでみるしかない 圧倒される

  • 圧倒的な言葉の羅列、つまりマシンガンみたいに言葉の連射を食らう文体であっという間に脳みその中を蹂躙する舞城王太郎のデビュー作。ストーリーテリングにハチャメチャなところはあるものの読ませる。愉快痛快。つーか、こんな感想、作家から見たらクソ、クソクソクソ。というように舞城文体を真似たくなるスゲー作家。バカみたいなふりして実はとんでもなく天才?もっと読みたい!

  • 文章に勢いはあるけど、なかなか一気には読み進められなかった。
    しかし、内容はとても面白いものだった。

    ドラえもんの謎は…犬の名前ってことでいいのかな?
    全てを仕組んだのがあの人だと考えるなら、犯人を特定するためのヒントとして、まあ納得…?

    『暗闇の中で子供』はこの作品の続編?みたいなものみたいなので、次はそれを読んでみようかな。

  • やめられない、とまらない、ノンストップで読める。長さ的にも。かなり楽しめた。

  • ちょっとジャンル分けに困るというか…ミステリ?家族ドラマ?
    独特の文体によってあっという間に叩きのめされていく謎。
    出た瞬間もう次には解決されてしまうという。スピード感
    眠れない男の、次から次へと湧いてくる静寂のない思考が書き連ねてあった。

  • スピード感は凄いね

  • やっぱりこれが一番おもしろい!ほんとになめてるとしか思えませんよ。
    途中で出てくる点字の暗号とかは江戸川乱歩からの引用だと後で気づきました。他の暗号もなんかからの引用かもしれない。かなりミステリーに精通してないと書けないでしょう。バカミスです。それでいて熱い家族小説でもあります。
    舞城は、この頃はたしかにキャラクター小説/エンタメ小説を書いてました。しかし文学の方面から認められると徐々に「私」が前にせり出してきて、しかもポストモダン文学ふうになりました。それでつまらなくなっちゃったと思う。

  • 内面や状況は重いのに語り口だけは軽快で、その落差が主人公の「どうにかやってくしかないぜ」感というか、諦念を物語ってたなあ。
    結局主人公の人生のやりにくさは、家族の中で一番二郎に同情的というか同調的だったからなのかな? そう受け止めちゃったから、オチで二郎を見捨てたような気がして読後感がもやもやする。多分、自分が主人公より二郎に感情移入してたからだけど。
    あと途中差し込まれる挿絵にゾクッとする。透けて見えるからわかってるのにページめくるとビクッとする。

  • 頭殴られたみたいにくらくらしながら読んだ作品。

    衝撃。

    文章は猛スピードで頭に入ってくるのに理解するのに時間を要する感じ。飲み込みづらいそこがいい。
    正解!正解正解正解!

  • 迫りくる文の波
    怒涛の文圧に圧倒されていっきに読み終えてしまった。

    大胆と繊細
    歓喜と狂気
    愛情と憎悪

    そんなものがぐちゃぐちゃに混ぜあわされてため込まれていっきに噴き出したものに頭から突っ込んだような衝撃

  • 2012/9/24.

    かなり独特の文章なので、苦手なひとは苦手だろうし、初めはとっつきにくさがあるかもしれない。

  • いいとこのボンボンで、喧嘩が強くて、頭がよくて、背が高くて、出来る医者で、たぶん顔もいい。という男が主人公。

    こういう最強な主人公が出てくるのは好きなので、純粋に面白かったです。
    そんな人が内面に問題を抱えてる。というのは、よくあるストーリーですが、改行のない文章の読ませ方で話がサクサク進むのは気持ちいいです。

    しかし、なぁ。
    二郎の年少期から17歳までの回想シーン?がちょっと長い。
    読んでみるとぼんやりとした伏線が引いてあったので、読まないといけない部分だったのはわかるのですが、読み終わる気がしなかったくらい長い、長いです。

    最後の「さすがER」と思わせる手際の良さで、四郎を初めてカッコイイ!
    と思った。

    やっぱ、仕事が出来る男というか、いざという時に頼れる男ってカッコイイですね。

    舞城さんは丸雄にアノ台詞を言わせたかったが為に、それまでの話を書いたとしか思えない。

    読み終わった後に、そういうのを考えるのが面白かったです。

    で、ワタシはどこで読み飛ばしちゃったのか、ドラえもんの謎だけ解けてません。

    えー!?もう一回読む?

    えっと・・・みなさんのネタばれでも読もうかなー。

  • 面白かった!昔は全然読み進められなかったんだけど、最近開いてみると面白いのなんの!
    軽快なリズムなのに、文章が薄いわけでもなくて…すごかった。
    主人公の独特さとか周りを取り巻くこれまた独特な人達。
    手術する時の描写がリアルなのもすごい!
    作者は医療もかじってたのかな…看護学生じゃなかったら到底ついていけなかっただろうと思う。
    すごく面白かったv他の本も読んでみたい!

  • 面白かった


    全く改行されない独特の文体だけど、セリフ回しとか展開そのものがスピーディだから退屈せずに一気に読める

    最初のシーンと最後のシーンの時のチャッチャッチャッの使い方がすごいいい この人らしい表現が効果的に使われてる


    シリーズもので続くらしいから他も読みたい

  • なるほど、確かにあまり見ない文でした。
    なんとなく、ライ麦畑に近いものを感じました、短絡的ですかね。

    好みが分かれそうな小説、自分はこの文体というか勢いが好きになれなかった。

  • 好みの問題でしょう。読点が少なく、セリフが入り乱れる場合の改行しないセリフの連続、文末のカタカナ英語。「スピード感」というより暴走気味。独特のリズムに引きこまれたのだけれど、推理が強引であり、まあミステリーというか・・そんなわけで★3つ。リズムに乗れないとそれまでです。

  • 『どんな偉いもんになってもどんなたくさんお金儲けても、人間死んだら煙か土か食い物や。火に焼かれて煙になるか、地に埋められて土んなるか、下手したらケモノに食べられてまうんやで』

    『一緒に家から逃げようさ、もう少し大人になったら』
    『どこに逃げるんじゃ阿呆。どうやって家族から逃げるんじゃ』

    『文章のテクニックで到達できるのなんて文学賞とかベストセラーぐれえやぞ。人の心本当に掴もうと思うたら自分のことリアルに書くんや。自分の大事なもん惜し気もなく切り売りしてまうんや。血とか汗とか魂の切れ端とか、文章になすりつけてまうんや』

    『でも俺は本当は親密さがほしいんだ。全てを預けてしまえるような種類の親密さが。これまで持ってきて作ってきて溜め込んできたものを一度に全部投げ出してしまっても平気の余裕の楽勝の親密さがほしいんだ。』

    『くたばれ!くたばれくたばれくたばれ!くたばれ最低の二郎!』

    『あのホッペの傷スゴすぎー』
    『まあね。あれって確かにちょっと怖いよね。でもあれも、昔はもっと怖かったんだ。』

    『ミドルオブノーウェア。どこでもない場所。』

    『一郎!二郎!三郎!四郎!』『逃げろーっ!』
    『俺はその瞬間、十数年ぶりに丸雄をこう呼んだ。「お父さん!」』

    『人間は死んだらどうせ煙か土か食い物なんや』『生きてるのなんて無駄や』
    『人間は死んだら誰かの思い出になるのよ。人間は死んでからも、生きていた証をいろんな形で必ず残すのよ』
    『ううっ。・・・じゃあ生きてる意味があるんか・・・』
    『あるよ。あなたが知らないだけよ』

  • 文章のリズム感がおもしろい。ずっと主人公目線で話がすすむんで、小説というより手の込んだ日記を読んでる感じ。
    ミステリー感はうすいし、意外性もあんまりないが独特の文体が飽きさせない。
    読みはじめのときとは感想が一変した。

  • 思うところはいろいろあるけど、この文体は本当に魅力的だよね。

    「いろいろ」の部分を書くと「二郎のそれがどうした感」「ルンババとはいったいなんだったのかという疑問」「謎を提起したあと数ページ以内に解決してしまうのはミステリーと呼べるのか」など。しかし、その読後思うところを読中思わせないその文体、筆圧はやはりスゴいぜマザーファッカー!

  • 大好きな舞城王太郎の本。このリズム感にはまるんだなぁ。暴力描写がえぐいけども…。とまらないとまらないたのしい!

  • 舞城王太郎を最初に読んだのは、中学生のときの「阿修羅ガール」で、

    そのときはあの独特の「文圧」とか、
    マザファッカーとか、
    リッパリッパっていう謎の効果音に、ぽかーんとして、
    でもインパクトだけはずっーと残ってました。

    今回「煙か土が食い物」を読んで思ったこと。



    好きです舞城王太郎さん。

    読む順番間違えました。

全556件中 121 - 150件を表示

著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

煙か土か食い物 (講談社文庫)のその他の作品

舞城王太郎の作品

ツイートする