終戦のローレライ(1) (講談社文庫)

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  • 講談社 (2005年1月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784062749664

作品紹介・あらすじ

昭和20年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507が、男たちの、国家の運命をねじ曲げてゆく。五島列島沖に沈む特殊兵器・ローレライとはなにか。終戦という歴史の分岐点を駆け抜けた魂の記録が、この国の現在を問い直す。第24回吉川英治文学新人賞受賞。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)


2005年3月映画「ローレライ」全国公開第二次世界大戦末期、極秘の任務を帯びて男たちは大海原へと旅立つ。ドイツよりもたらされた潜水艦・伊507に乗り合わせた彼らは、しかし真の目的を知らない。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

テーマは、戦争という重い歴史の中での人間の苦悩と葛藤です。物語は、第二次世界大戦末期の日本を舞台に、潜水艦・伊507に乗り込む男たちの運命を描いています。彼らは極秘の任務を帯びながらも、その真の目的を...

感想・レビュー・書評

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  • 前提知識が全くない中で読んでるのでついてくのがやっとです。自己紹介と捉えてこの後に期待します

  • しまった。一巻しか買ってない。続きが気になって仕方がないです。
    船に乗り極秘任務に向かう途中の征人たちを、敵機の機銃掃射が襲います。目の前に恐怖を突きつけられたことで、彼は自分がどうしたいのか自問し『確かなものが欲しい。そのためなら死を受け入れてもいいと思える、確かななにかが……!』との思いに駆られます。
    でもこの考え何だか危ういなと思いました。これから何のために戦っていくのか、なぜ戦わなければならないのか、選び取る未来は誰のものなのか……大人の勝手な思惑がいろいろと見え隠れするなか、征人が自分で考えることで自分がどうすべきなのか見つけていってほしいです。それが自己犠牲の死でないことを願っています。
    そんな絶体絶命の彼らの前に潜水艦《伊507》が姿を現します。この場面圧巻でした。これから動き出す過酷な運命を背負って、この潜水戦艦はボロボロになるまで戦っていくのでしょう。
    あとはフリッツですね。冷静沈着などこか退廃的で冷めた感じの彼が、唯一声を荒げ衝動的に行動した場面、気になります。廃棄された“彼女”に叫ぶところです。「必ず迎えににくる!それまであきらめるな……!」彼女との関係、何か特別なものがありそうです。

  •  ようやく任務のため「伊507」に乗り込んだところで終了。せっかく8月なので戦争ものをたくさん読みたいのだが、終戦記念日までに読み終えられるだろうか。
     学校の授業で習ったときは、「お国のために」と言って死ねるなんて昔の人はすごいと思っていたが、戦争関連の本を読んで決してそんなことはなかったことを知った。疑問を感じながらも、従いたくもない命令に従っていただけだったんだと、胸が苦しくなる。
     冒頭からなかなかの描写があり、この重苦しい雰囲気がさらに増していくことを思うと気が滅入る。心して読まねば。

  • 15年以上前に購入して積んでいた本書
    当時苦手意識でもあったのか全く手つかずだったが、ここ10年間で艦これなどの影響で第2次世界大戦から太平洋戦争時代に抵抗感がなくなり非常に興味深く読めた。
    仮想戦記物と言えばいいのか、ローレライという当時としてはオーバーテクノロジーのようなモノを駆使して今後の物語が進んでいくのだと思われる。
    2巻目以降も気になるのでできる限り早めに続きを読んでみたい。

  • 太平洋戦争末期。
    ドイツから引き取られた謎の潜水艦。
    そしてその潜水艦が落して行った謎の兵器。
    この謎の兵器を回収するために、謎の潜水艦は発信する。
    本巻は長い小説のまだ序章。
    しかし、潜水艦が発進する際の戦闘シーンは壮絶。
    これからこの話はどう展開していくのだろう。
    まっとうな感覚を持っていると思われる新兵の征人はどう成長していくのだろう。
    次巻が楽しみである。

  • 面白かった! この作家さんの文章、高村薫さんに似てるような――。

    • hs19501112さん
      初めましてのコメントですm(_ _)m

      福井晴敏と高村薫の文体が似ている・・・

      常々自分もそう感じていました。同じ感覚を持つ方がいると...
      初めましてのコメントですm(_ _)m

      福井晴敏と高村薫の文体が似ている・・・

      常々自分もそう感じていました。同じ感覚を持つ方がいると知れて嬉しかったです。
      2023/10/25
  •  終戦記念日に1日遅れて読み終わった。長かった。福井晴敏は4作目だけれど、長いだけあってこれまでの冷徹鋭利な若者と熱血情緒の中年の組み合わせという構図より複雑になっている。ただ基本は同じ。やはり熱い、単純明快浪花節的に熱い。それが鼻について辟易する部分もあるけれど、それを差し引いてもたぶん秀作の部類にはいるだろう。
     「亡国のイージス」の続編として映画用に要請され、第二次大戦、潜水艦、女というテーマを与えられて書いた作品なのだそうだ。それだけでこんな超大スペクタクルを書き上げる力量も大したものだが、そう思って読めば海軍軍艦の艦長の生き方が背骨になっていて艦内の意外な反乱分子との虚々実々の駆け引きなど、類似点が多々ある。終末のタイムリミットへ追いつめられてゆく緊迫感も似ている。時代背景も舞台も異なるとはいえ、同じ著者が書くのだしそれはしようがないのだろう。
     潜水艦内の具体的描写の文字通り息詰まる現実感に対して、物語の中心をなす荒唐無稽なローレライシステムの非科学性はSFだと思えば許せるけれど、ただやはり文庫版4巻は長い。もう少しよけいな挿話を刈り込まないと緊張が持続しない。最後の4巻目にはいっての伊507がひとつにまとまってからの手に汗握る展開は圧倒的な迫力だし、どうまとめるんだろうと案じられた終結もなるほどうまいなあと思わせるだけに、よけいに前半部や後日譚の冗長さが惜しいと思う。

  • 導入部分が詳細。
    その分、ちょっとかったるくなるが、ページをめくる手が止まらない。

  • この巻ではローレライというなんだか、凄い兵器? を回収する人員が潜水艦に乗り込むまでを描いている。
    なんか、専門用語が出てきて読みにくい。

    • Dyq Dollarさん
      分かります笑。私もはじめはそう思いました。しかし、次巻から本当に面白くなってくるので、引き続き読んで頂けたら、と思います。
      分かります笑。私もはじめはそう思いました。しかし、次巻から本当に面白くなってくるので、引き続き読んで頂けたら、と思います。
      2015/11/20
  • ローレライとはなんなのか、背後に隠された事実が少しずつ明るみになる一方、肝心な部分は後半になるまで出てこないもどかしさはあるが、読ませる文章でぐいぐい進んでしまう、混成部隊による潜水艦メンバー一人一人も魅力的

  • 普段使わない漢字や、聞きなれない言葉が多い。そのため、実際の量よりも多く感じる。

    しかし、まだまだ続きが気になる点が多いため、次巻以降も読んでしまうだろう。

  • 秀逸。是非将来こどもたちに読ませたい本。

  • 本を読むペースが遅いので、半年近くかけて読破しました。半年間も「急速潜航!深さ八十」系の世界に浸ってたもんだから、読み終えてからしばらくは普通の平和な
    小説とか読む気になれなかった。。(笑) 日本の行く末を担ってる人達が、何を思って何のために生きたかったのか。背負ってるもののために、どれだけ悩んだのか。科白ひとつ描写ひとつさえも、みんな好き。

  • わー。すごいー。おもしろいー。ということで☆5つ

  • 絹見真一
    戦利潜水艦《伊507》艦長。日本海軍少佐。43歳。

    高須成美
    戦利潜水艦《伊507》先任将校兼水雷長。大尉。36歳。

    田口徳太郎
    戦利潜水艦《伊507》掌砲長。兵曹長。42歳。

    折笠征人
    戦利潜水艦《伊507》乗務員。上等工作兵。17歳。

    清永喜久雄
    戦利潜水艦《伊507》乗務員。上等工作兵。17歳。

    岩村七五郎
    戦利潜水艦《伊507》機関長。機関大尉。51歳。

    木崎茂房
    戦利潜水艦《伊507》航海長。大尉。37歳

    早川芳栄
    戦利潜水艦《伊507》乗務員。特殊潜航艇《海龍》艇長。中尉。33歳。

    小松秀彦
    戦利潜水艦《伊507》甲板士官。少尉。24歳

    時岡纏
    戦利潜水艦《伊507》軍医長。軍医大尉。38歳。

    フリッツ・S・エブナー
    元ナチス親衛隊士官。少尉。21歳。

    カール・ヤニングス
    独潜水艦《UF4》艦長。43歳。

    スコット・キャンベル
    米潜水艦《トリガー》艦長。42歳。

    エドワード・ファレル
    米潜水艦《トリガー》副長。35歳。

    おケイ
    広島の料亭の内芸者。30歳。

    大湊三吉
    軍令部第三部第五課長。大佐。45歳。

    中村政之助
    海軍大尉。35歳。

    浅倉良橘
    軍令部第一部第一課長。大佐。45歳。

    ハーブ・アディ
    合衆国海軍太平洋艦隊潜水艦隊所属、ガトー級潜水艦SS-223《ボーンフィッシュ》の新米水兵。

    日野
    少尉。

    板橋
    少尉。

    絹見忠輝
    絹真一の弟。

    石炭運搬船の船長

    仲田
    大尉。

    J・S・マッケーン
    中将。

  • 気合を入れて読み始める第一巻。
    特殊兵器ローレライの全貌はまだ分からないが、若者たちが直面する戦争の恐怖、緊迫感、絶望が、後半に怒涛のように押し寄せてきて眉間にしわを寄せながら読んだ。
    潜水艦の圧迫感も感じながら次巻へ続く。

  • まずは第1巻。
    第二次世界大戦末期の1945年。
    特殊兵器ローレライを巡る物語が動きはじめます。
    戦闘シーンの描写は、とてもリアルで映像が目に浮かびました。
    今後の展開にドキドキします。

  • 本棚にあったので何となく読みはじめた。潜水艦のことはほとんど知らないのでへえと思うとこがいろいろあった。魚雷が自分に近づいてくる音って聞こえるのか。直撃したら死んでしまうわけで、音が近づくたびに気持ちが落ち着かなくなるのが良くわかる。相手を探すため出したソナーから自分の場所がばれてしまうのも恐ろしい。光が届かない海のなかを表現するのは絵や映像よりも文章のほうがあっているように思う。
    機銃やら魚雷やらで兵士があっけなく死んでいく。自分が死んでしまう恐怖をもつ前に死んでしまう人は実際の戦争でもたくさんいるんだろう。自分だったら、死ぬまえに後悔したり人生を降りかえる間があるほうがまだ死を納得できる気がする。
    空襲で街をやかれ、燃料もなくなって、戦艦が沈んでどうしようもなくなってしまった日本。ローレライシステムを積んだ潜水艦が一隻あったとしていったい何ができるのか。浅倉大佐が何を考えているのかはまだまだ分かりそうもない。
    置いてきてしまったローレライを回収へ向かうところで2巻へ続く。

  • 長編の物語の導入部だけあって謎ばかりが増えていく
    ローレライって何らかの装置と思うがまだまだわからない、すでにドイツが降伏している状態から物語が始まるので日本は辛いことしかないだろうと思うが、それがどうなっていくのだろう?
    最後の戦闘シーンで少し動き出した感じがあるので、次巻に期待

  • 20年ちかく前に読んでますが再読です。
    積読書が切れてたもんで。
    長い長い物語の、まだ序章に過ぎません。
    かなり前に読んでますが大まかな設定は頭の片隅にあります。
    だから、ちょっとドキドキ感が出てこないなぁ。
    面白い小説なんですけどね。
    続けて最後まで読破するか微妙だな。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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