流星ワゴン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.82
  • (2409)
  • (3301)
  • (3248)
  • (330)
  • (48)
本棚登録 : 23819
感想 : 2544
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749985

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人気作品だけに設定は面白かったし、一気に読めた。でもちょっとしんどい内容だった。
    誰にでも起こり得ることばかりだけに。

  • 大切な分岐点に人は気づかない
    毎日を後悔なく生きたい

  • 本作は2002年の「本の雑誌」年間ベスト1となったファンタジー小説。
    死んじゃってもいいかなあ、もう。
    主人公は交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに乗せられ、時空を超えて人生の岐路になった場所へ。
    テーマは「父親と息子」でしょうか。
    現実はそう甘くはなかったけれども、希望と再生の物語。
    父親のことを考えるきっかけとなる良い作品でした。

  • とてもとても面白かったです。どんなに身近に見てきているつもりでも心のうちを全てわかるわけではなくて、親子って難しい。あまり本を読んで泣くタイプではないのに気づいたら泣いてました。子供の気持ちはわかっても親の気持ちはまだわからないので、親になってからまた読み直したら違う面白さが出てきそうだなと思いました。

  • 読みやすくておもしろかった
    細かい描写がリアルで想像しやすい
    今はまだ息子という立場でしかないが父親という立場になった時に読んだらまた違った感想になりそう

  • なるほど、なかなか深い話。結末はこれで良かったのだと思う。


  •  後悔しながらも未来を変えれるという思いを持つ大切さをこの本を通し改めて感じました。

     私たちには常に様々なプレッシャーや恐怖が纏わりついていて、それでも毎日が過ぎていく中でもがきながら時に自分を見失ってしまう時があると思います。
    その毎日に本当の意味でそこに正解はなく、だからこそ私たちは常に安定を求めてしまうかもしれないです。
    しかし、私たちが変わらずとも環境や、その他の人間は大きく変化するのが運命であり、上流から下流に流れる川のように止めることは出来ません。
    だからこそそんな毎日に少しの希望と自分の意思を持って生きていくことに安定と幸せがあるのではないかと感じました。
    話はとても重かったですが文章の書き方や構成が素晴らしくすぐに読破できました!
    もし良かったら読んでみてください!

  • 何度も読んでいる本。父と息子、どちらの立場から読んでも良い。

  • うーむ。ぐっときた所もなくはないのですが…何だろう。
    「男のロマン」って感じですかねー。登場する女性たち側から書いたら、どんな物語になるんだろうと考えてしまいました。

  • 家族をテーマとした重松清さんの作品にまた感動させられました。
    父親と息子の関わり方とか、親にしか分からないこと、子供にしか分からないことなど、色々考えさせられました。
    ファンタジーな話でもあったがリアリティーも持ち合わせてる不思議な作品でした。

全2544件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×