流星ワゴン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 17719
レビュー : 2243
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749985

感想・レビュー・書評

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  • 癌になり入院中に読んだので、「死」にがより身近なものとして感じられた。母娘は結構思ったことを言い合うが、父息子はそうではないんだな。
    伝えたいことがあっても男としてのプライドや恥ずかしさが邪魔をして言えずに別れてしまうこともある。
    それをやり直す。後悔をなくしてちゃんと成仏するという話。
    死は辛いけれど、自分も大切な人との別れに備えてできる限り伝えるべきことは伝えておこうと思う。

    この家族はきっと少しずつ関係が良くなっていくはず。
    2018/05/12

  • ワゴンのお父さんはなぜか さらば青春の光 の森田さんが頭の中で演じていた。ドラマ化するなら森田さんでお願いしたい。

  • 色んなものを溢しながら生きていて、拾い集めるどころかその存在すらも知らないらしい。

  • <父と息子>がテーマ。
    最低最悪の人生に疲れ死がよぎったとき1組の父と子の乗るワゴンに乗せられ、人生の分岐点でやり直しをすべく過去を旅する。
    やり直しのなかで見えてくる父と子の思いのズレ、伝わらなかった互いの思いにふれ、家族を想う強い気持ちに気づく。
    やり直しで未来が簡単に変わってしまうほど現実は甘くはないが、最低最悪の生活を再び立て直す力を得ることができた主人公。<結果は同じでも知っているのと知らないのとは全然違う>ということが、最後実感できた。
    パワーをもらえた作品だった。

  • 一度読み終えた本だが、再度読んでいます。
    亡くなった家族や愛人は至るところに生き続けているという話を友人と話したのがきっかけ。
    父はまだ健在ですが、今の自分と同じ歳の父に会って飲み明かしたい。そしたら今以上に父を理解できるのかな。なんて思える作品でした。

  • H30.01.10 読了。

    重松清さんの作品って深い。
    胸の奥から泣ける。
    レビューサイト等で絶賛されているのも納得。
    シンプルに良い作品だと思う。
    最後も、良い雰囲気で、希望がある終わり方で良かった。

    ただ、基本的には感動できる話なんだけど、所々、この主人公の人間としての出来の悪さが出てきて「は?」と思わされた。
    そのせいで感情移入しきれず、もやもや。

    そもそも主人公がいい大人なのに自己中過ぎる。
    甘い、甘いんだよ。
    それなのに、妻の浮気をはなから「悪」として決めつけて自分は被害者ヅラしていて「おいおい!」と突っ込みたくなる。

    p.395 “「……そんなこと、するわけないだろ」
    のシーン。
    は??
    冗談じゃないからそれ。
    軽くでもDVの気があるからそれ。
    そういう性格だから、妻の気持ちが離れていくんだよ?
    すごく気になった、もちろん悪い意味で。

    あと、個人的に必要ではないと思うセックス描写があるし、あんま若い世代におすすめしたくはないな、と思った。

  • 若い時の親と話す機会がもしあったら…。面白いだろうなあ。

  • 201711
    初めての重松清
    マジカル・ミステリー・ワゴンじゃなくてよかった

  • 何が面白いっていうのが説明が難しいけど、読んでいて段々と引き込まれていった。
    家族崩壊をしかかっている父親が死を意識した中でひょんな事から死んだ親子に出会い、過去に戻る。
    大きな展開等はないんだけど、それでも面白いといえる作品。
    なんとなく心が温まるといってよいのかもしれない。

  • 導入部分は何が起きたの?という感じだったけど、あっという間に引き込まれて、後半の死んじゃうの?それとも生きるの?では途中でやめられなかった。何気ない日常の1日1日がもしかしたら、未来を変える大切なタイミングなのかもしれない。人生において過去に戻ってやり直すことはできないけど、どこからでも問題や気持ちに向き合えば変えていけるかもしれない、その意気込みの強さが輝いて見えるのだと伝えてくれた本。大切な人はちゃんと大切にしていきたい、向き合っていきたいと思えた。

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著者プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)。1963年、岡山県生まれの小説家。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズなどを手がけたのち、1991年『ビフォア・ラン』で小説家デビュー。
1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2000年『ビタミンF』で直木賞、2002年『流星ワゴン』で「本の雑誌年間ベスト1」、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員を務める。2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授に就任。
『とんび』、『青い鳥』、『流星ワゴン』をはじめ、多くの代表作がドラマ化、映画化されている。

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