いいわけ劇場 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 376
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750110

作品紹介・あらすじ

もう“コレ”なしじゃ生きていけない!!

いいわけしながらやめられない、「だって、コレがないと生きていけないんだもん」。生きていれば、誰にでもあるよね、つらいこと、悲しいこと。だから、わかるよ、その気持ち。何かに依存するあまり、どこか本末転倒なおかしな人たちが次々登場。著者ならではの筆が冴えわたる、哀しくもおもしろい短編小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 始めは、「なんだこれ?」とひき気味で読んでましたが、最後は「面白かった。」で終りました。不思議です。
    こだわり過ぎも怖いですね。(依存?)

  • 群ようこさんの文章はとても読みやすい。そして、他人に対していらいらするとか負の感情も含めて共感するところが多い(笑)

  • 言い訳しながらどうにか生きているおかしな人たち。
    副題もユニークな言い訳が散りばめられている。
    120分の女~目立ちたいから。止まらない男~したいから。
    ダメだ自分と思った時に、どうしようもない人たちから元気を貰ってパワーチャージ。

  • 短編集。
    オチが無くてどんでん返しが好きな私には少し物足りない感じがした。

    友達と電話でダラダラ話すような雰囲気。
    結局、何だったの?という、
    電話をを切った後のあの感じ。

    面白くない訳ではないし、好きな人は大好きだとは思う。

  • それぞれのやり過ぎるところの内容は面白いし共感するところもあるが、なんせオチがなくてその後どうなったのか気になっていまいちハマり込めなかった。

  • 化粧に命をかける年増OL、食欲だけに生き甲斐を
    見出す3人家族、買い物依存症の女、娘を溺愛する
    新米パパ…。何かに依存するあまり、どこか
    本末転倒な人々を描く小説集。

  • 群ようこ節効いてました!笑笑
    それぞれ十人十色のいろんないい訳短編集。みんなそれぞれ隠し持った変な性格や趣味をそれぞれにいい訳しながら過ごしていく、という話。

    幸せとか不幸とかそういうのはとりあえず置いておいて、私これだけはやめられないんだわーっていう、しょうもない趣味を持つメンバーたちがそれぞれ繰り広げるしょうもない趣味についてのエピソード。

    麻雀やら、メイク、食べ物、何もしない、楽なこと。趣味、楽チンってウケる。笑笑

    そんなそれぞれのストーリーを読んでて、ふと自分に我にかえると、それまたあーしょーもねーなーと、思うような一冊です。

  • これぐらいで、離婚を決めていいんだってちょっと考えてしまった。

  • 誰もが持ち得る狂気と紙一重な言動を面白く描いていてさらさら読める。
    自分は違うと思いながらも、ちょっと理解できるなと思わせる所がすごい!

  • 群ようこさんの「いいわけ劇場」、2002.4刊行、2005.3文庫化。面白かったです。群ようこ節、炸裂といったところでしょうか。短編小説12編、エッセイではありません。老若男女12人の、面白くて、そしてちょっと哀しい物語です。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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