QED 式の密室 (講談社文庫)

著者 : 高田崇史
  • 講談社 (2005年3月15日発売)
3.41
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  • レビュー :66
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750264

QED 式の密室 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 陰陽師に関する解説が異常に冗長だと感じる節はあったが、伏線とも相まって割と楽しめた。

  • 登場人物、特にタタルは説明に終始し、殺人事件は添え物。なんですが、巻のテーマに興味があれば他の本を読むより分かりやすく知ることができるシリーズと思います。
    この巻では安倍晴明を始めとする陰陽師と彼らが使役した式神についてのウンチクだけでなく、その裏側にあるものまでが述べられます。
    歴史の見方を変えると、こういう風に見えてくるのかと思いますね。

  • 事件そのものより、式とはどういうものか、っていう説の方が興味深く読めた。
    人間たるものを人ではなく式にしてしまうなんてね。

  • 『人々がその喧伝を信じるか信じないかなどということは、二の次だ。次元の違う話なんだよ。つまりここで彼ら ー 朝廷の貴族たちが言いたかったのは『鬼と接触した者は、鬼と同様であると見做す』ということなんだ。』

    古代日本社会に蔓延る差別の歴史を明らかにし、鬼ごっこの起源まで説明してくれるなんてさすがだな。推理が遠回りすぎて誰もついてきてくれないところが最高に面白い。

  • ちょっと薄目の本だったので少々物足りないかな。でも、夢枕獏の陰陽師を読んだばっかりだったので解説知識がかなり面白かった。
    特に式神の正体は、解釈でこんな風になるのかと。まあ、冷静に考えればそうか。

  • 式を陰陽師が使役する実情や山に住む鬼や狐の本当の意味などがわかって、昔は差別が当たり前で人のほうが少ないとか今ではとても考えられないですね。私たちはひとではなくて鬼の子ってことになりますね。今でも人なのは天皇?とかになるのかな。あ、でも天皇は神の子かな。蘊蓄は相変わらず一度読んだだけだと把握しきれません。

  • QEDシリーズ5作目

    ちょっといろいろ考えさせられた(笑)

    歴史をもう一度勉強しなおしたくなる(笑)

  • 大学時代、学部も違う彼らがどこで知り合ったのか。
    それは一冊の本がきっかけだった。

    一冊の本を犠牲にして知り合った彼ら。
    染まってしまった本には茫然としてしまうものがありますが
    知り合って間もない人だからこそ、の濃い話?
    話を聞いただけで、ここまでですから
    今回は安楽椅子探偵状態。

    確かに嘘はないし、全て真実ではある。
    がしかし…それは確実に現実見てないって事では?!
    それを言ったら、今回の下敷きになっている陰陽師。
    確かに『式』がそれだったら、話は通じます。
    今と違って、下々の者は人というくくりにすらなかったと言われると
    全てがきれいに繋がります。
    鷹揚にして、上の人達は下の人達に支えてもらっているとは
    気が付いてませんから…。

    事件よりも何よりも、その説明の方が気になりました。

  • 1巻目から順番に読んでいくつもりだったのに、なぜか巻が飛んでいるのは、妻が買ってきたからでした。随分薄いな、と、感想を述べたら「一番薄いのを選んだの」という答えが返ってきたので、ずっこけるしかありませんでした。

    さて、安倍晴明です。まあ、そういうことです。前巻では「かごめかごめ」をやってたようですが、ここでは「通りゃんせ」で話を始め、安倍晴明にまつわる伝説について、要は、なにも元となる事実がないままに伝説だけが無から出来上がる訳はないので、その元となる事実というものについて推理、という話を展開。途中、ライバルとされる蘆屋道満、安倍晴明出生伝説、そして式とは何者なのか、という話から、話は「通りゃんせ」にもう一度繋がってきます。相変わらず、殺人事件いらなくね?まあ、ちょっとだけ、殺人事件方面にも、ある種の感傷は抱かせる要素がありますが。

    しかし、作中、桑原性なので、菅公の一族ですか?なんて問わせて否定してるけど、クワバラがタタったら、そりゃ天神様でしょうが。


    そういう、前巻までに何があったかを下敷きにシリーズが続いていく場合、やっぱり、途中を飛ばして読むのは楽しみを一つ奪うことだろうと思うわけです。

  • 本の厚さが薄くなって不安だったが、予想に反して内容は濃かったと思う。式神の正体の解釈と雑草の例えには説得力があった。
    謎解きの主役は歴史に名を残した偉人たちから歴史の闇に葬られたその他大勢の民たちへ_。
    歴史をより身近に感じる。

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