恋するように旅をして (講談社文庫)

著者 :
制作 : 角田 光代  いしい しんじ 
  • 講談社
3.49
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本棚登録 : 587
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750431

作品紹介・あらすじ

こんなに軽々と歩くひとは見たことがない――いしいしんじ(「解説」より)

時間ができたら旅に出る。かばんひとつで、予定も決めずに。タイの長距離バスに乗り、ベトナムではコーヒー屋に通い、モロッコで道に迷い、アイルランドのパブでひとりビールを飲む。地図を読むのは苦手だけれども、旅するほどにその土地に恋していく。直木賞作家のフォト・エッセイ。(『恋愛旅人』を改題)

感想・レビュー・書評

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  • 時間ができたら旅に出る。かばんひとつで、予定も決めずに。タイの長距離バスに乗り、ベトナムではコーヒー屋に通い、モロッコで道に迷い、アイルランドのパブでひとりビールを飲む。地図を読むのは苦手だけれども、旅するほどにその土地に恋していく・・・。
    いしいしんじさんの解説もよい(●’ᴗ’●)♪

  • 作者がたくさん旅行しているだけあって、描写がリアル。まるでその土地に自分も行ったような気持ちになれるエッセイ集だった。
    1番好きな話は「ツーリスト・インフォメーションの部屋にて」かな。時間の流れがゆっくりで違う世界みたいな空間がとてもすてき。

  • 「行動数値の定量」には思わず納得

  • 表紙イラストのベトナムコーヒーに惹かれて購入。
    角田光代さんのアジア一人旅を綴ったエッセイ集。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ベトナムコーヒーに惹かれて」
      ベトナム料理は食べたコトあるけど、コーヒーもいけるのかな?それなら飲んでみたいな、、、
      (角田光代のエッセイ...
      「ベトナムコーヒーに惹かれて」
      ベトナム料理は食べたコトあるけど、コーヒーもいけるのかな?それなら飲んでみたいな、、、
      (角田光代のエッセイを物色中でした)
      2012/10/01
    • izumiさん
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。
      ベトナムってコーヒー豆の生産量がとっても多いところなんです。表紙の絵に描かれている...
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。
      ベトナムってコーヒー豆の生産量がとっても多いところなんです。表紙の絵に描かれているのは、コンデンスミルクをいれたグラスにアルミでできたベトナム式ドリッパーを乗せてコーヒーを抽出する飲み方、通称「ベトナムコーヒー」。カフェオレの代用として現地で飲まれていたとか?
      ちょっと苦めのコーヒーにコンデンスミルクを入れて飲むと、雰囲気だけでも味わえますよ♪
      角田さんの旅エッセイ大好きです♪読みやすいし、長さも通勤中にぴったりだと思います。
      2012/10/01
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「長さも通勤中にぴったりだと思います。」
      ありがとうございます
      文庫化されたエッセイを時系列的に追って行くコトにしました。
      「愛してるなんて...
      「長さも通勤中にぴったりだと思います。」
      ありがとうございます
      文庫化されたエッセイを時系列的に追って行くコトにしました。
      「愛してるなんていうわけないだろ」(中公文庫)「これからはあるくのだ」(文春文庫)「恋するように旅をして」(講談社文庫)
      2012/10/04
  • この人の旅行エッセーはほんとうに面白い。
    圧巻なのは、Where are we going?  スリランカのとある町で、筆者が29年前に乗っていた幼稚園バスと再会する件だ。こんな事が世の中にあるのかというまさに事実は小説よりという出来事。幼稚園バスにまつわる筆者の思いで話は、やはり作家の幼少時代って、ちょっと普通じゃないなと笑える。

  • 角田さんの旅行記。
    ところどころ、特に前半はかなりコミカル。
    疲れてるときの帰りの電車で、
    もう隠す気力もなくにやにやしながら読んでました。
    吹き出したいのをストールで隠したり。
    本当に、読ませるのが上手だと思う。

    それだけではなくて、
    角田さんの考えをかたちづくっているものにも
    触れられた気がします。
    この本の後に「だれかのいとしいひと」を読んだのだけれど、
    納得できる点がいくつもあった。
    この感覚、考え、角田さんが感じたことなんだろうな、と。

  • またまた良かった。こんな行き当たりばったりの旅はできないが、言葉もなかなか通じないような知らない街を、ひとりでふらついて来たい。だけど虫のいない冷暖房完備で水洗のきれいなトイレのあるホテルは必須条件。

  • 短編小説のような旅エッセイ。

    特にアジアの章、むわっとした湿気ある空気感がつたわってくる。

    目的地を決めて移動しているというよりも、お散歩の途中に外国があって、知らないうちに迷い込んでしまったというような旅の仕方。


  • 以前読んだたかのてるこさんの『ガンジス河でバタフライ』の一節、「旅は、恋に似ていると思う」の一文が気に入っていた。
    角田さんの作品に似たようなタイトルを発見し、読んでみることにした。

    角田さんの本は、『対岸の彼女』『八日目の蝉』『さがしもの』しか読んだことがない。
    中でも、映画化されたからか八日目の蝉のイメージが強い。

    そのせいで、ヘヴィなひと、というイメージが強かったのだけど、本作はゆったりしっとりした紀行文だった。
    物書きを生業とするひとが書く紀行文は、やはりやけに文学的な感じがする。良くも悪くも、という意味で。

    スリランカ、ラオス、ミャンマー…行ってみたい国々がたくさん出てきたけど、やっぱり1番惹かれたのはモロッコ!
    来夏行けたらいいな。
    本の中のイラストや写真がかわいかった。

  • とても読みやすく面白かった!
    後半は道に迷ったことをエンドレスで書いてあるので少し飽きたけど、全体的にはとても好きな本です。
    私はやっぱり、国内旅行派だなあとまたもや実感。

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著者プロフィール

角田光代(かくた みつよ)
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。受賞歴として、1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を皮切りに、2005年『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞をそれぞれ受賞している。
現在、小説現代長編新人賞、すばる文学賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、松本清張賞の選考委員を務める。
代表作に『キッドナップ・ツアー』、『対岸の彼女』、『八日目の蝉』、『紙の月』がある。メディア化作も数多い。西原理恵子の自宅で生まれた猫、「トト」との日記ブログ、「トトほほ日記」が人気。

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