赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 1)

  • 講談社
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750615

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃何度か読んだはずだけど、これほどに名作だとは分からなかった。

    何よりも登場人物が極めて魅力的(その、なんだ、マシューは特に最高)で、かつその魅力的な登場人物想同士の触れ合いは心暖まるものばかり。

    また、これはもはや金字塔だけど、「プリンスエドワード島」の四季折々の風景の描写はやはり大きな魅力だと思う。

    ストーリーも起承転結がしっかりしていて素晴らしいの一言。

    掛川恭子氏による翻訳も原文以上に魅力を引き出しているのでは?と思ってしまうくらいに秀逸なものだった。

  • おもしろくて、そして感動。

  • 外国語訳にありがちな、読みづらさ・意味不明感がまったくない。とても読みやすい。アンの言葉は胸に響く。どうやったら彼女のような想像が生まれてくるのだろう。とても感心した。登場人物(マシューやマリラなど)のキャラ設定もとてもいい。かわいそうな境遇であるはずのアンに、とても元気づけられる。数々の名言は心にしまいました。

  • 小学生の頃にはまりました。
    久しぶりに再読。

    昔は同じ年頃で、視点を同じくして読んでいたけど、今は客観的に読んでるなーと、思った。アンの成長していく様や、周りの人々の存在。
    成長する環境に目がいく。

    アンがクラスにいたら、自分は友達になれない、真反対のタイプ。
    かなりのおしゃべりで、感情表現が豊かで、泣いたり、感激したり、怒ったり。そんなアンが少しずつ成長してゆく。

    自分とは違うけど、面白く読んでたなー。異国の食べ物、文化が描かれた世界も好きでした。

  • やっぱり、くどいな。

  • よく喋るなー。途中でまだ“鍵括弧閉じ”じゃないの?ってくらい(笑)。

    自分の気持ちや周りの事象を、素晴らしい想像力と表現力で伝えることができるアンがとっても魅力的だった。

    アンと関わりを持つ人のほとんどがアンを好きになっていくように、読み進めるうちに、気がつけばボクもアンのことが好きになっていた。

    てゆーか、近くにちょっと似た人がいるんだな、これが(笑)。

  • 愛花さんに薦められて、読んだ本

  • 大人になってはじめて手に取り、全10巻夢中になって読みました。
    アンのライフスタイルに憧れます。
    おせっかいだけど優しい登場人物がたくさんで心暖まる作品でした。
    また読み返したい物語です。

  •  今更、感想もないのですが…この生活の時代からまだ100年しか経っていない、と思うと驚きです。
     村岡花子訳で馴染んでいる為、時々、アンの名付けた名前等で違和感があるのですが、今の時代ならこれくらいの方がしっくり来るかもしれません。特に今のお子様には飾り過ぎない方が馴染み易いかも。文章は読み易かったです。

  • アンの明るさや豊かな想像力に驚かされながら、
    前向きな言葉や自立しようとする姿勢に心を動かされる物語でした。
    読んでいるうちにアボンリーやグリーン・ゲーブルズに愛着が湧き、
    いつの間にか喜怒哀楽を共にしていたように思います。
    それはアン自身の魅力や成長を追うことができたからだけではなく、
    引き取り手であるマリラやマシューの親としての喜びや悩みといった、
    アンが来たことで変化していく心情が丁寧に描かれていたからだと感じました。

    引き取られた初めのうちは、アンの個性が仇となって
    様々なトラブルを招いてしまい、読んでいてもハラハラとしたものでした。
    しかし、そのたびにアンは教訓を得て成長していき、
    彼女とどう接するべきかと真剣に考えるマリラもまた成長したのだと思います。
    マリラは厳格な親としての姿勢を崩さず、アンの前では本心を隠していましたが、
    内心ではマシューと同様にアンのことを大切に考えているところが好きですね。
    『アン、気を失う』でマリラがアンの大切さを確信するシーンが印象深いです。

    また、自然の描写が素敵ですね。こんな場所で暮らしてみたいものです。
    作者の文章力によって、物語の随所から伝わってくる自然の美しさ。
    アボンリーのモデルは作者自身が住んでいたカナダのプリンスエドワード島です。
    実際にいつか見に行けたら良いなと思います。

    定期的に何回も読み返していきたい大事な本になりました。
    未読の方はぜひ読んでみていただきたいです。

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