マレー鉄道の謎 (講談社文庫)

著者 :
制作 : 鷹城 宏 
  • 講談社
3.51
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本棚登録 : 1863
レビュー : 181
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750776

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに短篇集から離れられた感じ(笑)やはり小説はこのくらいの長さがないと物足りないわ(^=^;
    今まで読んだ火村先生シリーズの中で一番面白かった。火村先生の男気も堪能できたし、有栖川有栖のおとぼけぶりもめいいっぱい堪能できたし(笑)
    有栖川有栖よりとぼけたアランにはもう笑うしかないです(笑)

    次はスイス時計の謎へ〜

  • 5-
    犯人をロジックでとことん追いつめる“恐火村”出現で実にスリリングな終盤に突入。追いつめない火村も悪くないが、追いつめる火村は圧倒的。ごめんなさい。私がやりました。
    マレーシア蘊蓄もなかなか興味深く、しかも物語に上手くとけ込んで取って付けた感もない。英語が聞き取れない表現に目から鱗。本の厚さを全く感じさせない面白さ。

  • 登録以前に。ドラマ化を機に。マレー鉄道と言いながらも、鉄道ミステリーではありません。とはいえ面白い。一人の医者が列車内から落ち死亡、四年後、何の因縁か同じ場所で脱線事故が。そして現在、楽しく旅行にやってきていた火村、アリスは死体を発見。死体が見つかったトレーラーハウスは目張りが施されており、遺書も見つかったもののそこに疑惑が立ち込めます。鮮やかに事件が解決し、緊迫した戦い行われ、「動機が凄いなぁ」とか思っていたら最後にもう一捻りしてくれます。後は「人間ニトログリセリン」、脳に刻み込まれました。

  • 有栖川有栖による国名シリーズにして長編の日本推理作家協会賞受賞作。
    アリスと火村は大学時代の友人・大龍を訪ねてマレーシアに旅行に来ていた。物語が始まってしばらくはマレーシアの紀行小説のようで、マレーシアに行ってみたいと思わせるような記述が並ぶ。が、やがてトレーラーハウスの中から死体が発見されて物語は一気にミステリ色を帯びてくる。
    殺人事件とは縁遠そうなキャメロンハイランドという土地で起こる密室殺人はやがて連続殺人の趣を呈し始める。
    例によって、読みながら思いついた推理はアリスと五十歩百歩で、自分も火村にだめ出しされている気になってしまう。やがて火村がたどり着いた結論は、あいかわらずよくもまあこんなことを考えつくものだ、という感想を抱くような代物。犯人にしろ、トリックにしろ、その動機にしろ。特にトリックはそんなにうまくいくかなあという疑問は残るが、まあ納得できなくもないか。
    長編なのに長く感じず、変な寄り道が苦にならないのは海外が舞台ということもあるのだろうか。いつものように火村とアリスの掛け合いも軽妙で、おかげで最後までちゃんと楽しめた。
    作者もかいているが、タイトルにマレー鉄道とついている割に、内容がほとんどマレー鉄道と関係ないところはある意味ご愛敬か。

  • 三人に好かれたら十人に嫌われる云々のところが好き
    この本は随所にアリスがあたふたしててオモシロイ

  • 超久しぶりの再読。相変わらず二人の掛け合いは最高。

  • 作家アリス&火村先生シリーズ第12弾、国名シリーズ第6弾。「鉄道」といっても時刻表ものではない、とても有栖川有栖らしい長編。著者のあとがきでは、アガサ・クリスティ、ディクスン・カー、エラリー・クイーン、有栖川有栖を足して4で割ったような本格ミステリとのこと。外国の風と、日本人の美意識との融合。

  • 時刻表トリックかと思いきや、まっとうな密室殺人。複線の貼り方も見たことがないもので、まぁありでしょう!

    人間の動きも面白い。

    完全にダメ兄貴とカス日本人の争いを主軸にしてるね。

  • 2011.3.25 再読

    長いけれど、飽きずに最後まで楽しめました。
    トリックは、そう上手く行くかなぁ…と多少凝りが残りましたが、全体的にとても面白かった。
    マレーシアの情景が浮かんでくるようで、キャメロンハイランドの緑や雨の匂いまで感じられるようでした。
    また、大龍に対するアリスと火村の友情の深さがとても良かったです。

  • これと松本清張の「熱い絹」をたまたま同時進行したのは運命だと思ってそのままの勢いで本物のマレー鉄道に乗りにタイまで行ったというのは私の話。有栖川作品の中でいちばん面白かったミステリ!トリックにものすごく納得がいって(ここ大事)話も面白くてすっきりして火村先生が出たらそりゃもう5つ星しかない。

著者プロフィール

有栖川 有栖(ありすがわ ありす)
1959年、大阪市東住吉区生まれの小説家・推理作家。有栖川有栖・創作塾の塾長。
同志社大学法学部法律学科卒業後に書店へ就職。それまでも学生時代から新人賞や雑誌への投稿を繰り返していたが、1989年江戸川乱歩賞に投稿した『月光ゲーム Yの悲劇 '88』が東京創元社編集長の目に止まり、大幅に改稿した上で刊行し、単行本デビューとなった。1994年、書店を退職して作家専業となる。1996年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。1999年から綾辻行人と共作でテレビ番組『安楽椅子探偵』シリーズ原作を担当する。
2003年、第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した『マレー鉄道の謎』、2007年発表作で「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第3位、「黄金の本格ミステリー」に選出と高く評価された『女王国の城』など、多くの作品がミステリ賞で高く評価されている。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める。

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