グッドラックららばい (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.29
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本棚登録 : 524
レビュー : 98
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751063

作品紹介・あらすじ

「この作品が私の代表作になる予感がします」――平 安寿子

けちなモラルや常識なんて笑い飛ばせ!?どこにでもいる父・母・姉・妹4人が見つけた「新しい人生!」 あなたは誰に似ていますか?

プチ家出から何年も戻らない母、いいじゃないか、と言う“文鎮”こと父、ダメ男に貢いで飄々と生きる姉、そんな家族にいらだち、上昇志向を実現しようと邁進する妹……。他人の迷惑顧みず、「自分の気持ち」に素直に生きるタフな4人がここにいる。けちなモラルや常識なんて笑い飛ばす、新しい家族の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 人間の印象って見る人によって変わるなと思った。
    あと家族は個々の集合体だなって思ったけど、一緒にずっと暮らしていることが家族が家族たる愛着を生むのだろうと思った。

  • 読んでいてこれほど感情を高ぶらせた作品は初めてかもしれない。最初は夫の不甲斐なさに憤り、次は身勝手な妻に呆れ、我が道を行く子供たちに茫然。そして読み終わった今は、もう勝手にしろ(笑)と言った感じ。抜群に面白い。今年に入って平さんの作品を読み始めたがすっかりファンになってしまったようだ。
    あらすじ(背表紙より)
    プチ家出から何年も戻らない母、いいじゃないか、と言う“文鎮”こと父、ダメ男に貢いで飄々と生きる姉、そんな家族にいらだち、上昇志向を実現しようと邁進する妹…。他人の迷惑顧みず、「自分の気持ち」に素直に生きるタフな4人がここにいる。けちなモラルや常識なんて笑い飛ばす、新しい家族の物語。

  • This story is anything but ordinary family except that each family member lives their own life freely albeit others. Each of them has of course different personality and live through life in their own way. We live life as we like it but usually with a little bit it of other expectations. This book has brought new family picture.

  • 読み始めはなかなか話が展開せず、読みにくく、一度は読むのをやめた。少ししてから気を取り直してもう一度読み始めてみたら、だんだんにおもしろくなってきた。
    家族のそれぞれの生き方や、性格、それぞれの家族の生活の一場面一場面が描かれていて、物語としてそれぞれの登場人物のお話としてもおもしろかった。
    最後の場面、旅館の女将が家を出てきたところは、この主人公の母親のたどった物語の再演になっていくのだろう。

  • 素っ頓狂な環境設定の下で繰り広げられる、ある一家の人生の物語。蒸発したでも離婚したでもなく、確固として存在している母が良いアクセントになってます。裏では結構えげつないことが行われているんだけど(こと男女関係においては)、泥臭さはほとんど感じられない。母がいないっていう特殊な環境を除けば、だいたいの家族ってこんな感じなんでしょうね、きっと。概念上、家族ってひとくくりにされてるけど、実際にはあまり他の家族のことなんか知らなくて、でも他人よりはお互いのことを干渉したり、気になったりして。そんなことを考えながら読める小説でした。

  • 普通では考えられない事や女性の嫌な部分が淡々と描かれているようで、あまりいい気はしませんでした。
    でも読み進めるうちに、思いのまま生きる女性たちが清々しく思えた。(共感はしませんが)
    頷ける部分もあったりで、興味深い一冊でした。

  • 軽くて痛快!笑っちゃうほど各々が好き勝手に生きる家族の話。全員が自由だから成り立つ、空気の良さ。最高だな。

    個人的には自分の周りの人々も皆、この本の登場人物ぐらい他人に興味を持たないで生きてくれたらラクだなぁ…と。

    何で実害がない他人のことで怒れるのか分からない。むしろ面白い話として話す以外に、他人の行動とか考えに興味を持てることがすごいと思ってしまう。私って人に指摘されるほど人に興味ないんだなぁ…と改めて思った。

  • いやー、軽いね。森絵都も軽いけどこの人も負けてない。

    お姉ちゃんとお母さんが人生に悩んでなくて好き。傍目から満たされているわけではなくて、本人が満ちている感じ。そういう人になりたい。

    お母さんは家出して奔放な生活を送り、お姉ちゃんはナチュラルに奔放に生きて、お父さんは流されて生きて、妹ちゃんは悩んで生きて。いろんな生き方がありますね。僕はどれかな。

    うちのかあちゃんがこれを勧めたってのは家出したいってことかしら?それもまたアリだと思います。家族、とか、義務、とか、権利、とか、義理、とか、投げ捨てるも投げ捨てないも人生ですもんね。つまんないことにこだわっててもしょうがないと思いますよね。一方で、人生にこだわってもしょうがないとも思いますけどね。人生一度きりとかいうけどさ、そんなこと分かんないんだしさ、そうだとしても死んだらみんな一緒だしさ。まあそれはべつのはなし。

    自分が居なかったら居なかったで、居ないなりに問題なく社会は回るわけで、それだったらしたいことをすればいいじゃないですかね。あなたが居なければうんたらかんたらは欺瞞だと思います。人に存在価値はあっても、存在義務はない、というか、居なくてはいけない人ってのはいないわけですよね。ダーウィンが居なくても進化論はあったと思うんです。じゃぁ何したって良いじゃないですか。





    限りなく奔放に、生きてみたい。ムリだけどね。

  • 「でも、いいんじゃない」(ダイナマイトbySMAP)ってことなのかな。女性の視点が印象的な平安寿子さんですが、この作品の中では、私はお父さんがしなやかでたくましい感じがしました。
    すごくたくさんの人物が登場してきます。中には、ほかの作品でも見かけたことがあるような設定もあって、にやり…でした。

  • 読む本がなくなって読み直したのだけれど、
    中年過ぎた者には、面白くもあり、つらくもある。
    それぞれ勝手に生きる登場人物たち。母親の行動は、
    描き方にちょっと無理を感じないでも。娘達については、
    気持ちは、二人とも分かるかな。痛快でないこともない。
    でも、「規範」がないというのは、やはり空しい.
    と書いてから、父親は、しょぼいながらも規範を提供した
    のだと、少し思い返した。

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