鏡の中は日曜日 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 94
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751193

感想・レビュー・書評

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  • 久々に本格推理(?)を読みました。
    で、しっかり騙されました。

    本格推理好きな人ならニヤッとできる、パロディ的要素が多めな話。仕掛けがいっぱい。
    殊能将之さんの小説を読むのはこれが初めてなんですけど、サービス精神すごいですね。
    しかもものすごくおもしろい。

    「おまけ」とされた2話がまた、やるなあという感じ。
    本を読んで“楽しい”って感覚も久々でした。

  • 第1章の無垢な雰囲気が愛しくて、切なくてたまらなく好きでした。

  • 2015年10冊目。
    何となく某名作とかぶるなーとか思わないこともなかったけど、これはこれで楽しめた。読んだことがあるようなトリックのはずなのに、結局騙されるんだ、あたしはw

  • 私は石動戯作を殺したことを後悔していない
    という帯がかかっていたもので、終始 気が気ではなかった。
    アルツハイマーを患う主格、石動のバイブルである探偵小説、実際に起こった過去の事件が交錯する複雑なつくりで目がはなせない。
    そして最後の種明かしは、石動が尊敬してやまない探偵の正体。
    夫を愛する妻の気持ちが胸にくる、
    めずらしく人情味あるほのぼのした幕引き。

  • 長編である鏡の中は日曜日と,樒と榁という日本の短編からなる作品。
    鏡の中は日曜日は,名探偵水城優臣という人物を中心に据えた作品。殊能将之の作品で,名探偵役(というより,狂言回し?)となっている石動戯作が,梵貝荘事件と呼ばれる,名探偵水城優臣最後の事件の再調査を依頼されるところから始まる。
    この作品を引っかき回すのは鮎井郁介という人物。鮎井郁介は,水城優臣を崇拝し,水城優臣の活躍した事件を小説にして発表している。石動戯作が水城優臣が解決した事件を再捜査していることを知り,石動戯作が水城優臣の名声を貶めようとしていると考え,石動戯作を騙って水城優臣に会いに行く。そして,水城優臣の夫である水城誠伸に,石動戯作として殺害されてしまう。
    つまり,男性のように書かれている水城優臣が,本当は水城優姫という女性であるとう叙述トリックが,鏡の中の日曜日という作品のメイントリックである。
    殺されたはずの石動戯作が生きていて,水城優臣が女性であるという真相が終盤で明らかになる。この真相は驚愕だし,貼られている伏線も見事。構成次第では,もっと驚愕な真相として書くこともできたと思われるが,さらっと書いている点が憎らしい。
    短編の樒は,名探偵水城優臣が登場する作品。榁は,その16年後の作品。樒を見ると,若い頃の水城と石動に接触があったことが分かる。いずれも,短編として十分楽しめる。
    殊能将之の作品は,叙述トリックの冴え,作風,文体,石動戯作のキャラクターの魅力など,その全てが非常に好みの作風である。★4で。

  • キャラもトリックもギャグも秀逸。また騙された…けどそれが心地よい!名探偵としても人としても水城は格好良すぎて惚れてしまう。騙されたい人、古典的名探偵が好きな人は読むべき。

  • 過去に書かれた小説と現在を交互に書き出し、殺人事件の再検証を行うというものだが、すっかり騙された。呆け状態の人間をうまく噛ませたなぁと驚愕。

  • 名探偵石動シリーズ三作目。
    更に続編の「樒/榁」を同時収録したボリュームのある一冊。
    認知症を患う男性の日常風景から始まります。謎めいた雰囲気が漂い、殺人事件が起こって…
    余談ですが、重要な一文を帯に使わないで欲しいんですよね。あまのじゃくな私は却って火がつき穿って読みましたが。
    過去と現在が入り乱れ、複雑な印象も受けましたが、読後の感想は至ってシンプル。
    単純に「あ~面白かった!」でした(^^)

  • 今回も騙されました。探偵が殺されるとは思ってもみなかったです。けど、前に読んだ「ハサミ男」でも同じような騙され方をしたので、他の作品も同じネタなのかなと思ってしまう。。

  • ●鏡の中は日曜日
    物語が二転三転してて、その構成力に驚いた。
    物語に入り込んでというより、
    客観的に一歩離れて読んでしまうのに、
    なお美しさが感じれました。
    殊能さんが本格ミステリがいかに好きかわかりますよね。

    ●樒/榁
    読んでる途中

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2016年 『子どもの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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