- Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062751193
作品紹介・あらすじ
梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館。マラルメを研究する館の主・瑞門龍司郎(ずいもんりゅうしろう)が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生する。事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込まれる。時間を超え交錯する謎。まさに完璧な本格ミステリ。続編「樒(しきみ)/榁(むろ)」を同時収録。(講談社文庫)
感想・レビュー・書評
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またしても騙された。
ひっくり返される連続で混乱しそうだけれど、笑ってしまうほど、ことごとく騙された。
騙されるって楽しいと、つくづく思わされる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年代が行ったり来たりするので頭がごちゃごちゃになってしまった(それも狙い?)。
まあまあだったかな。
続編の樒/むろ(木編に室)の方が面白かった。 -
【時間を超え交錯する謎 まさに完璧な本格ミステリ】
梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館で起きた殺人事件。事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込まれる。
石動戯作シリーズ3作目。
[鏡の中は日曜日][樒(しきみ)/榁(むろ)]収録
[鏡の中は日曜日]
過去の実際に起きた事件、過去の事件を描いた小説の中の事件、現在石動が再調査している事件が出てくるため整理しながら読まないと内容がつかみにくい。
痴呆症の登場人物の視点や、詩の引用など読みづらい部分があるものの、物語のラストにかけてのどんでん返しは面白く騙された。
こういう手法もあるんだなと発見できた作品だった。
[樒(しきみ)/榁(むろ)]
[鏡の中は日曜日]に出てくる名探偵が活躍する短編。こちらの方が読みやすかった。旅行が好きなひとにもおすすめ。
こんな人におすすめ
・どんでん返しが好きなひと
・本格ミステリーが好きなひと
・綾辻行人が好きなひと
・トラベルミステリーが好きなひと
・館ミステリーが好きなひと
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ハサミ男の時もそうだったけどなんだか複雑すぎてよくわからなかった。名探偵の正体はわかったけど、龍司郎と誠伸と一体どっちがアルツハイマーなの?同時収録の樒と榁は読みやすく遊び心が溢れていて楽しめた。
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久々に本格推理(?)を読みました。
で、しっかり騙されました。
本格推理好きな人ならニヤッとできる、パロディ的要素が多めな話。仕掛けがいっぱい。
殊能将之さんの小説を読むのはこれが初めてなんですけど、サービス精神すごいですね。
しかもものすごくおもしろい。
「おまけ」とされた2話がまた、やるなあという感じ。
本を読んで“楽しい”って感覚も久々でした。 -
第1章の無垢な雰囲気が愛しくて、切なくてたまらなく好きでした。
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2015年10冊目。
何となく某名作とかぶるなーとか思わないこともなかったけど、これはこれで楽しめた。読んだことがあるようなトリックのはずなのに、結局騙されるんだ、あたしはw