償却済社員、頑張る (講談社文庫 あ 24-5)

著者 : 安土敏

• 講談社 (2005年7月15日発売)

作品紹介・あらすじ

出雲修平は2年前に大手商社を定年退職し、現在は年金生活者。ひょんなことから「運転免許を取ろう」と決意し同期で中途退職し、今は事業家として成功している友人に紹介された自動車学校に入学した。そこの女性教官に、修平がかつて好きだった元部下の美里がいた。定年後の人たちの夢と挑戦を描く傑作。

感想・レビュー・書評

[魚紳さんの感想 · 2023年10月23日]

おじさんが免許をとる話しです。

[ladbaseさんの感想 · 2012年10月22日]

定年過ぎた男が、免許をとってなおかつ失恋する話。

[メジさんの感想 · 2007年5月13日]

企業人として何十年も生活してきた人が定年退職後に何をするか・・団塊世代の方々の退職が集中するというこれから、よっぽど注目が集まるところだろう。この小説の主人公は、退職後に運転免許を取ろうと決意するのだが、その際に自分の会社を途中で辞めた男が他の世界で成功をおさめていることを知る・・。まだ自分の場合は定年なんて先の話だと思っていたが、少しはシュミレーションしておいたほうがいいのかな・・。