遠花火 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 132
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751339

作品紹介・あらすじ

お江戸の噂にゃ裏がある。

「八歳の女子が赤子を生んだ」。「他人の墓石を勝手に磨いて回る何者かが出現」。江戸旅篭町の古本屋「だるま屋」には公儀の裏事情から町の噂まで、さまざまな風聞が集まる。噂の出所や行く末を追って秋月伊織が“見届ける”抜き差しならない男女の通い合い、心に響く親子の情愛。人情あふれる書下ろし時代小説新シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 藤原緋沙子さんのシリーズものは安心して読めるので重宝しています。
    本書は“見届け人秋月伊織シリーズ”の第一弾です。

    公儀の裏事情から町の噂まで、さまざまな風聞が集まる「だるま屋」にて、噂の真相を探って“見届ける”秋月伊織が主人公。
    イケメンで剣も強く人柄も爽やかな伊織様が、“見届け“だけではなく、お困りごとや事件の解決にも奔走しています。
    ご都合主義的な展開と感じる方もいるかもですが、私はこの安心感が心地よいです。

  • 2017.4.1.

  • 2016.07.21.読了

    見届け人秋山伊織事件帖 第1弾

    本当に見届け人という仕事は
    あったのかしら?

  • 市井のなかの噂を見届けるという「見届け人」という職業設定は面白いが、起こる事件は意外に奥が深く、大きいため、最後は「見届け人」の立場では解決できないことになり、兄の力を頼ることになる。主人公の力不足の感も否めない。謎を小さくしてはつまらないし、大きくしては「見届け人」に余ることになる折り合いが難しい。私としては、謎の大きい形が面白いので、「見届け人」でありながら、裏稼業ができるようにしたら、すっきりするのではないかと思ってしまう。

  • 面白そうなシリーズです
    噂話を書き留めるのを商売にするだるま屋
    その裏を確認する見届け人の話です

  • L 3 見届け人秋月伊織事件帖

    内容(「BOOK」データベースより)
    「八歳の女子が赤子を生んだ」「他人の墓石を勝手に磨いて回る何者かが出現」江戸旅篭町の古本屋「だるま屋」には公儀の裏事情から町の噂まで、さまざまな風聞が集まる。噂の出所や行く末を追って秋月伊織が“見届ける”抜き差しならない男女の通い合い、心に響く親子の情愛。人情あふれる書下ろし時代小説新シリーズ。

  • 藤原緋沙子らしい連作短編。登場人物と設定を変えて、いつも通り。
    シリーズを通した目的もなく、今のところはただ軽い事件と薄い人情話がつ続いているだけ。

  • シリーズ1作目

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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