変化 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 309
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751360

作品紹介・あらすじ

安政地震の報に、旗本座光寺家(ざこうじけ)の江戸屋敷へ信州伊那から駆けつけた若者本宮藤之助(ほんぐうとうのすけ)。だが放蕩者の当主・左京為清(さきょうためすが)は焼失した吉原で妓楼(ぎろう)の八百両をくすね、女郎と消えていた。武家の面目は、天竜川で鍛えた藤之助の豪剣に託された。座光寺家の使命を知った藤之助は、ついに主殺しを決意するが!?待望の新シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸で大地震があり、自分か仕えている家の江戸屋敷の様子を見に行くように頼まれ、急いで江戸へ駆けつける主人公。

    江戸屋敷は無事でしたが、当主が行方不明。当主を探し始めるも……。

    磐音シリーズも読み終え、今度はこのシリーズを読んでみようと思い、手に取りました。

    最後は、ええっ!という終わり方。磐音さんなら……。と考えていただけに、あ、これは磐音シリーズとは違うと、改めて思いました。

  • 磐音続きで読む。
    それなりにさくさく進む。
    20数巻。

  • 2016/03/10読み始め
    2016/03/14読了

  • L 交代寄合伊那衆異聞1

    佐伯ワールド全開。
    手を出したら大変なのをわかっていたのに、読むものがなくてはじめてしまった。
    佐伯作品、個人的にはNG設定もあって1冊目で断念したものもあるのだけれも、これは読めそう。
    最後の締めが、予想通りで尚且つ裏切って欲しかったものだったのでがっかりしたけど。
    田舎者と自称する人間がどうして江戸育ちの身代わりが勤まるんだ…次を読めばわかるかな。

  • 新シリーズの第1巻から読んでみる。
    主人公の剣の腕が凄すぎて敵なしなのだ。
    でも面白い。ずっと先の巻を読んでしまったのであるが,どうしてそうなったのかがこれから順次分かっていくのが楽しみ。

  • 10月-14。
    初の佐伯泰英。
    江戸で大地震発生、伊那から若き侍が状況。
    養子で入った主君が、行方不明に。密命を受け捜索。
    事態は思わぬ方向へ。
    面白い。臨場感、人情、登場人物全て。
    次作も期待だ。

  • やばい。ツボに入った。面白れー。
    武士が出てきて剣客でって、
    こういう小説好きなんだよなー。

    一冊読んで、すぐさま続き買ってしまった....。
    シリーズ何冊あんだこれ。

  • 幕末の話と思って読み出したが、チャンバラ中心だとカブるので次がポイントか。

  • 佐伯さんの小説って時代物なのに読みやすいです。
    勧善懲悪も気持ち良い。

  • 佐伯泰英は無限のアイデアと活力を持ち合わせているのだろうか?昔、松本清張が次々と作品を刊行し、どの作品も密度が高いものだったので、一人の人間があんなに沢山。書ける訳が無い、松本清張は工房で何人かの作家が書いている作家集団なのだ、などという噂が出たりしたそうだが、佐伯泰英の多作ぶりをみるとそんな噂を思い出した。
    本書は交代寄合伊那衆異聞なるシリーズである。時代は佐伯泰英には珍しく、幕末の安政二年で江戸が大地震に見舞われ主人公の本宮藤之助が伊那谷から不眠不休で走りとおし、江戸に到着したところから始まる。
    籐之助の剣は信濃一傳流の教えに籐之助が新たな解釈と工夫を加えて、編み出した「天竜暴れ水」だ。他の佐伯氏のシリーズ同様、この藤之助もめっぽう強い。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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